母娘喰い 奪われた媚肉

「うン……」

トレードマークのポニーテイルがピクリと揺れる。

声をあげると見つかってしまう。それでも、膨れあがる好奇心を抑えきれない。中指を縦溝に沿って滑り降ろし、薄布越しに割れ目をなぞった。

「ンンンっ……」

たったそれだけで背筋がゾクゾクするような快感が走り、思わずブレザーの肩を竦ませた。

(なに、これ……ああん、すごい)

沙緒里は早くもその快感の虜になりそうだった。

軽いオナニーの経験はあるが、ほんの少し心地よくなる程度で、まだ絶頂は知らなかった。しかし、激しく興奮しているせいか、すでにこれまでのオナニーをうわまわる快感が生じている。夢中になるなと言うほうが無理な話だった。

「ンふっ……ンぅっ……」

パンティの上で指を往復させるたび、喉の奥で小さく呻く。陰唇が痺れて、膣道がグニグニと蠢くのがわかった。

『どうだ、俺のチンポは。旦那のよりも感じるだろうが』

『そ、そんなこと、知りません……あっ……あっ……』

由香里の腰の振り方が大きくなっている。股間をすり潰すようにして、〝の〟の字を描くように回転させていた。

『エロい腰つきだ。旦那が見たら卒倒するだろうな』

『やンっ、いやです、意地悪なこと言わないで……はああンっ』

言葉で責めたてられることで感度が増すらしい。由香里は腰をしゃくりあげるようにして、背徳の快楽を貪りはじめた。

(ママがいやらしすぎるから……だから……)

沙緒里は涙を流しながら、自分の股間をいじっている。母親の恥態を見ることで、どうしようもないほど発情していた。

(わたしまでエッチな娘になっちゃう……ああっ)

頭のなかがピンク色に染まり、指の動きが自然と速くなった。

パンティの上から割れ目をなぞることで、蕩けるような快感がひろがって息が乱れていく。もし覗いていることがバレたら、幸せな家庭は崩壊してしまうだろう。そんな危険を感じながらも、左手で口を押さえてオナニーに没頭していた。

「ンっ……ンふっ……ンンっ」

膣の奥でクチュッと音がして、パンティの船底がしっとりと湿ってきた。

純白の布地に卑猥な染みがひろがっている。母親の不倫セックスを覗き見しながらオナニーして、股間を濡らしているのだ。

(いけないのに、こんなこと……ああンっ、でも……でも気持ちいいっ)

パンティの染みは瞬く間に大きくなり、指を動かすたびにクチュッニチュッという淫らな音が響いていた。

『腰の動きも板についてきたじゃないか。騎乗位が気に入ったらしいな』

『そんなことありません、これは牛島さんが無理やり……あひいッ!』

由香里が口答えした瞬間、真下から牛島が腰を突きあげる。女体が大きくバウンドして、乳房がブルンッと豪快に波打った。

『ああっ、ダメです、そんなに強くされたら……』

『奥が好きなんだよな。ほら、ここだろう?』

牛島は腰を小刻みに突きあげて女体を責めたてる。由香里は天井を見るように顎を跳ねあげると、背筋を大きく反り返らせてよがり啼いた。

『ひああッ、それ、ダメっ、あッ、ああッ、あああッ!』

軽い絶頂に達したのか、瞳が虚ろになっている。それでも腰の動きはとまらず、騎乗位でさらに腰をくねらせはじめた。

(ママ、そんなに気持ちいいの?)

沙緒里は母親の絶頂に引きずられるように、拙いオナニーを加速させていく。

パンティの上から恥裂をなぞるだけだが、十六歳のヴァージンにとっては充分すぎるほどの刺激が走る。ときおり割れ目の上端にあるポッチを押し潰すと、お漏らししてしまいそうな快感が突き抜けた。

「ンふぅっ……ンっ……ンンっ」

大好きな母親と同じ悦楽を味わいたい。そんな思いから、濡れた布地ごと指先を膣口にそっと押しこんだ。

「はぐぅっ……」

鮮烈な刺激が四肢の先まで伝播する。声を抑えるのが大変なほどの愉悦だった。いやらしい蜜がどんどん溢れてオナニーの音が派手になる。ジュブッジュブッという水音が聞こえて余計に興奮が高まった。

(自分でしちゃってる……お、オナニーしちゃってる)

指の動きをとめられない。深く挿れる勇気はないが、それでも頭がクラクラするほどの強烈な快感だった。

『ああっ、もう……わたし、また……あああっ』

由香里の喘ぎ声が大きくなっている。よほど感じているのか、全身汗だくで首筋まで紅潮していた。

『おいおい、ここが娘の部屋だって忘れてないか?』

そんな牛島の言葉も、もう聞こえていないのかもしれない。由香里は男の太鼓腹に両手を着き、腰を上下に振りはじめた。

『も、もう……ああンっ、もうおかしくなっちゃうっ』

がに股のいわゆる〝うんこ座り〟と呼ばれる体勢で、欲望のままに腰を激しく振りたてている。牝の本能が剥きだしになった、あまりにもあさましい姿だった。

(あっ……あっ……ママ、わたしも……)

沙緒里も指を出し入れして、禁断のオナニーに溺れていく。母親が感じているであろう愉悦を想像すると、ますます快感が大きくなった。

『おおっ、締まってきたぞ。奥さん、そろそろイキそうなんだろう?』

『あッ、あッ、奥まで届くの、あああッ』

由香里は髪を振り乱し、狂ったように腰を振る。もうイクことしか考えられないらしい。呆けたような表情になっており、唇の端からは涎が垂れ落ちていた。