「あむっ、おじさん、早く終わって、お腹が痛いの……ンンぅっ」
沙緒里も早く射精させようと、男の股間に潜りこんで玉袋に舌を這わせている。教えこまれたテクニックを総動員して、なんとか性感を追いこもうとしていた。
「いいぞ、上達したじゃないか。母娘でのダブルフェラだ。おい、おまえ、よく見ておけよ。ククククッ」
牛島は上司である夫を「おまえ」呼ばわりして、下卑た笑い声を響かせる。極太ペニスはさらに太さを増し、ときおりビクッと震えるようになっていた。
「やめろ……やめてくれ……」
夫の情けない声を聞きながら、由香里は首の振り方を激しくする。腹痛がさらに激しくなっており、急がなければ便意が暴走してしまいそうだ。直腸が意志とは無関係に蠕動し、内容物を吐きだそうとしていた。
「ンぐっ……うむっ……は、早く出してください……ンむむっ」
刺激に慣れさせないよう唇で肉胴を強く締めつけて、舌先で尿道口をくすぐりたてる。そして再び首を大きく振り、剛根をジュポジュポと出し入れした。
「おおっ、来たぞ。もうすぐ出そうだ」
牛島の口から低い声が溢れだす。いよいよ射精感が迫ってきたらしく、ペニスは今にも爆ぜそうなほど張りつめていた。
「ああっ、おじさん、早く出してぇっ」
沙緒里も切羽詰まった声をあげながら、皺袋を口に含んでしゃぶりまくる。母娘は必死に男の性感を刺激し、一刻も早く射精させようとしていた。
「よし、出してやる、いくぞ……いくぞっ、うおおおおおッ!」
牛島が雄叫びを響かせる。同時に股間に潜っていた沙緒里を引きずりだし、由香里の唇からペニスを引き抜いた。
「ひあッ、やだっ、ひゃあっ!」
「あああッ、そんな、いやぁっ!」
大量の白濁液が、母娘の顔面に降り注ぐ。沙緒里が悲鳴をあげる隣で、由香里も汚辱に身を震わせた。
熱い粘液が顔面にビチャビチャと付着する。強烈なホルモン臭を放つ、こってりとした濃厚なザーメンだ。夫の薄い精液と比べると、牛島のほうが牡としての能力はずっと高いような気がした。
「な……なんだ、これは……」
浩志は放尿のように噴きだすザーメンに圧倒されているらしい。妻と娘が穢されていく姿を、血の気が引いた顔で見つめていた。
夫に見られているのは恥ずかしくてつらいことだが、今は崩壊の危機が迫った便意のほうが気になって仕方がなかった。
「う、牛島さん……早く、おトイレに……」
唇をわなわなと震わせながら哀願する。肛門が内側から押されて、こんもりと膨らんでいた。
沙緒里も限界が近づいているのだろう、まるで紙のように白くなった顔を、苦痛と恐怖に引き攣らせている。もう一刻の猶予もならないほど、母娘の便意は追いこまれているのだ。
「約束どおりクソをさせてやる。来い」
牛島は射精後も萎えないペニスを揺らしながら床に降りると、由香里と沙緒里に付いてくるように命じた。
「くぅっ……う、牛島さん……」
「おじさん……漏れちゃう」
もう限界だった。縛られたままの浩志を横目に、由香里と沙緒里は陵辱者に導かれるまま寝室を後にする。しかし、一階に降りるとトイレではなく、リビングから庭へと連れだされた。すでに真っ暗だが、恥ずかしいことに代わりはなかった。
「ど、どういうことですか?」
由香里は殺人的な便意に苛まれながら、隣で震えている沙緒里の肩を抱く。全裸のまま屋外にたたずみ、誰かに見られるのではないかという不安に駆られていた。庭の周囲には樹木が植わっているが、視線を完全に遮れるわけではなかった。
「さあ、思う存分ぶちまけていいぞ。ここなら問題ないだろう」
「そんな……約束が……ううっ」
由香里は腹を両手で押さえて前屈みになりながら、牛島の顔をにらみつけた。
「約束は破ってないぞ。俺はクソをさせてやると言っただけで、トイレに連れていくとは言ってないからな」
もはやこの男になにを言っても無駄だろう。由香里は決壊しそうになる便意に耐えかねて庭の隅に腰をおろした。すると沙緒里も慌ててしゃがみこむ。その直後、夜の庭にブビビビビッという下品な排泄音が響き渡った。
「いやっ、やだっ、見ちゃダメぇぇっ!」
「見ないでください、いやあぁぁぁっ!」
沙緒里が泣きながら排泄すれば、由香里も汚辱にまみれながら茶褐色の濁液を撒き散らす。凄まじい臭気があたりにひろがり、牛島の狂気に満ちた笑い声が耳孔に流れこんできた。
母娘の慟哭が夜空に吸いこまれていく。
由香里は理性が崩壊していく音を聞きながら、直腸内が空っぽになるまで排泄をつづけるのだった。
3
庭で脱糞させられた後、バスルームで身体を清めるように命じられた。
由香里と沙緒里の心は二度と反抗する気力が起きないほど、完膚無きまで打ちのめされてしまった。
そして再び寝室に連れこまれ、先ほどと同じようにダブルベッドの上で四つん這いになっている。母娘で身を寄せ合うようにして這いつくばり、背後に陣取った牛島に向かってヒップを高く掲げているのだ。
浩志はスーツ姿で縄掛けされたまま床に転がされていた。
待たされている間に、精神的なショックがさらに深まったらしい。顔から血の気が引いており、唇が小刻みに震えていた。
「ひッ……」
由香里は思わず小さな悲鳴を放った。