母娘喰い 奪われた媚肉

「それに……それにね、なんだか気持ちよくなってきたの……」

沙緒里は恥ずかしげに言うと、頬をぽっと染めあげる。そして苦痛と快楽が入り混じったような喘ぎ声を響かせるのだ。

「ああっ、深い……あうンっ、奥に当たってるよぉっ」

「ま、まさか……そんなことが……」

そんなはずはないと思っても、娘の表情を見ていると本当に感じているように見えてくる。牛島の剛根には、どんな女でも屈服させる魔力が備わっているのかもしれない。そんな絵空事を本気で信じはじめていた。

「ようし、もうすぐ出してやるぞ。ママが見てる前で中出ししてやるっ」

牛島の腰を振るスピードが加速する。グチュグチュッという卑猥な水音が大きくなり、沙緒里の顔が急激に紅潮した。

「あッ……あッ……やだ、なかはダメっ、赤ちゃんできちゃうっ」

「中出しは最高に気持ちいいんだぞ。そらそらっ、もうすぐだ!」

「ひああッ、いやっ、ああッ、そんなにしたら壊れちゃうっ」

嫌がりながらも感じているらしい。沙緒里は顎を跳ねあげて、淫らがましい声を撒き散らした。

「ううっ、出すぞっ、出すぞっ、うおおおおおッ!」

ついに牛島の肥満体に痙攣が走り抜ける。剛根をずっぽりと埋めこんだまま射精を開始したに違いない。

「あああッ、熱いっ、あッ、ああッ、熱いよぉっ、うああッ、もうおかしくなっちゃうっ、ひいいッ、ひああぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!」

沙緒里は眉間に深い縦皺を刻みこむと、唇の端から涎を垂らして喘ぎ狂った。華奢な身体がブルブルと震える様は、オルガスムスを貪っているようにしか見えない。信じられないことに、沙緒里は剛根によるレイプで昇り詰めてしまったのだ。

「そ、そんな……沙緒里ちゃん……そんな……」

由香里は絶望感に胸を塞がれて、こらえきれずにどうこくした。

沙緒里は自分と同じ道を歩もうとしている。可愛い娘が、卑劣な中年男の性奴隷に成りさがろうとしているのだ。

──ママ、ずっといっしょだよ。

握り締めたままの手のひらから、娘の想いが伝わってくる。母娘だからこそ、語らずともすべてを一瞬にして理解できた。

「ふぅっ、お嬢ちゃんもずいぶん感度がよくなったな」

牛島が満足そうにペニスを引き抜くと、沙緒里の硬直した身体からようやく力が抜けていった。

由香里は汗ばんだ娘の裸体をそっと抱き締める。沙緒里も無言のまま豊満な乳房に顔を埋めてきた。

母娘は自分たちの運命を呪いながら、とめどなく涙を流しつづけるのだった。

第五章 母娘丼での接待プレイ

「もう朝になっちゃった……」

沙緒里は自室のベッドで天井を見つめて、深い溜め息を漏らした。

これほど気が滅入る日曜日は初めてだった。

休日の数日前には、大抵なにかしら楽しい予定が入っている。しかし、今日は友だちからの誘いをすべて断っていた。

家族で出かけるわけではない。父親の仕事は休みだが、今日は取引先の人とゴルフに行くらしい。先ほどから階下で出発の準備をしている気配がしていた。

(そろそろ起きなくちゃ……)

あまり遅くまで寝ていると父親が心配する。レイプされたことを知られるわけにはいかない。ずっと隠し通すと決めたのだ。先日は風邪だということにして誤魔化したが、もう同じ手は通用しないだろう。

沙緒里は重い身体を起こすと、パジャマのまま部屋を出て一階に降りていった。すると、玄関前にゴルフウェアを着た父親がいた。

「おっ、沙緒里、起きてきたか」

ちょうど出かけるところらしい。娘の身になにが起こっているのかも知らず、いつものように笑いかけてきた。

「パパ、おはよう」

沙緒里は平静を装って朝の挨拶をする。だが、笑顔がぎこちないような気がして、内心焦ってしまう。

「今日はどこにも連れていけなくてごめんな。仕事の付き合いでゴルフに行かなくちゃいけないんだ」

「全然大丈夫……だって、お仕事だもん」

いつもどおりにしようとするが、あらためて考えると普段どんなふうに受け答えしていたのか思いだせない。これといった話題も浮かばず困っていると、そこに母親が姿を見せた。

「あ……沙緒里ちゃん、おはよう」

「ママ、おはよう……寝坊しちゃった」

「そう……」

やはり由香里の表情も冴えなかった。

母娘同時に陵辱された記憶は、二人の心に深い傷痕を残していた。牛島の存在があまりにも大きくなっており、常に頭のなかで偉そうにふんぞり返っている。肉体的にも精神的にも支配されている状態だった。

牛島は連日家を訪ねてきては、沙緒里と由香里を心ゆくまで嬲っていた。そして最終的にはザーメンをたっぷり中出しするのだ。

あの巨大なペニスで突きまくられると、心ではどんなに抗っても肉体が反応してしまう。嫌悪感と汚辱感にまみれながら、どす黒い絶頂を味わわされることになる。性感を開発されて、すっかり感じやすい身体に改造されていた。

「浩志さん、そろそろ時間が……」

「そうだね。じゃ、行ってくるよ」

浩志は靴を履くと、すまなそうな表情で由香里と沙緒里の顔を交互に見やった。

「帰りは少し遅くなるかもしれない。次の休みは、みんなで遊びに行こう。どこに行くか二人で考えておいてくれよ」

家族サービスできないことを気にしているらしい。だが、沙緒里にとっても由香里にとっても、そんなことは些細な問題だった。今日は浩志が接待ゴルフだったことで、逆に助かっているくらいなのだ。