黒木は太腿をがっしりと抱えこみ、陰唇に吸いついてくる。興奮した様子で舌を踊らせて、割れ目を執拗に舐めあげてきた。
「やっ……あうっ……いやっ、こんなの、いやンっ」
「顔面騎乗は初めてかな? お母さんに見られてると余計に感じるだろう。それにしても、ずいぶん濡れてるね」
「やあっ、恥ずかし……あっ……ああっ」
どす黒い快感がひろがるのを拒絶できず、沙緒里は羞恥に染まった顔を左右に振りたくる。こんなはしたない格好で感じさせられているのが恥ずかしい。まともに母親の顔を見ることができずにうつむいた。
すると目の前でねっとりと腰を使っている由香里が、やさしく語りかけてくる。感じていることを隠そうともせず、喘ぎ混じりの艶っぽい声だった。
「沙緒里ちゃん、我慢しないで……ああンっ」
「ママ、どういうこと……はンっ、どうしたらいいの?」
なにを言いたいのかわからず、怯えたような瞳で見あげていく。すると母親は妖艶な笑みさえ浮かべて、腰の振り方を大きくした。
「はああンっ、いいわ、大きくて感じるの……沙緒里ちゃんも逆らわないで、快感に身をまかせてごらんなさい、そうすれば楽になれるわ……」
あえて快楽に溺れることで、この悪夢を乗りきるつもりらしい。母親の考えていることはわかったが、それはあまりにも背徳的な行為に思えた。
「で、でも……パパは……」
「仕方ないの……だって、女なんですもの……あああッ」
母親の喘ぎ声が大きくなる。男根を味わいつくすように、密着させた股間をグイグイと捏ねまわしていた。
「おおっ、いいぞ。由香里くんのオマ○コが、わたしのチンポを絞りあげておる」
黒木が歓喜の声をあげながら、沙緒里の陰唇を吸いあげる。唇をぴったりと押しつけて、強烈な吸引で華蜜を貪り飲むのだ。
「ひンンッ、だ、ダメっ、そんなにしたら……はううッ」
「そんなにしたら、なにがダメなんだい?」
くぐもった声で尋ねながら、黒木は舌を伸ばして割れ目をツツーッと舐めまわしてくる。思いのほか繊細な動きで性感を刺激し、今度は割れ目の上端にある肉芽をねちねちと転がしてきた。
「あうッ、そこ……ああッ」
「クリトリスが感じるらしいな。ビンビンに勃起してるじゃないか。ほれ、もっといい声を聞かせておくれ」
「やだ、こんなの……あッ……あッ……」
もう声をとめられない。目の前で母親が腰を振るのを見せつけられながら、敏感なクリトリスをしゃぶられている。肉体は心を裏切り、快感に溺れてしまう。どんなに心で抗おうとしても無駄なことだった。
「いいのよ、感じても……沙緒里ちゃんも本当はわかってるでしょう……ああッ、すごいわ、奥まで届いてるの……はああッ」
アクメの味を知ってしまったら、女の肉体はいつでもそれを求めてしまう。ゆえに感度はどこまでもアップして、快感はより深いものへと変化していくのだ。
「ああッ、ママ、わたし……わたしも……あううッ」
尖り勃ったクリトリスを舌先で弾かれるたび、汗ばんだ裸体がビクビクと痙攣してしまう。恥ずかしくてならないが、もうこの快感から逃れられなかった。
「沙緒里ちゃん、わたしも、もう……ああッ、ね、ねえ、ママといっしょにっ」
「うん……うんっ……あああッ、おかしくなっちゃうっ」
沙緒里は顔面騎乗で股間をしゃぶられながら、騎乗位で腰を振っている母親に抱きついた。互いの身体に腕をまわして熱い抱擁を交わし、いよいよアクメへの階段を昇りはじめる。女であることを自覚したとき、快感は爆発的に膨れあがった。
「二人ともイキそうなんだね。ようし、イカせてやる。好きなだけイキなさい」
黒木の声が聞こえたかと思うと、膣口に尖らせた舌が挿入される。ヌプヌプと出し入れされて、内側に溜まっていた華蜜を啜り飲まれた。
「ひゃううッ、飲んじゃダメっ、あああッ、もうイクっ、イッちゃううッ!」
こらえきれずに嬌声を響かせる。すると、その直後に母親の唇からも、感極まった声が迸った。
「ああッ、擦れるの、ひああッ、イクわっ、あッ、ああッ、イックううッ!」
豊満ボディを揺すりあげてのダイナミックな絶頂だ。
沙緒里と由香里は、母娘で抱き合ったままどす黒いオルガスムスに昇り詰めた。しかし、肝心の黒木はまだ射精していない。悪夢のような時間は、まだ終わったわけではなかった。
「さすがは母娘、二人して同時にイクとはね。まったく似た者同士というか、こんな淫乱な母娘も珍しいですな」
黒木は鼻で笑うと、二人の位置を交代するように命じてきた。つまり沙緒里が股間に、由香里が顔面にまたがるということだ。とにかく、男が精を放つまで解放されることはない。黙って従うしかなかった。
母娘は位置を交代すると、躊躇することなく腰を落としはじめた。
「あンっ、おっきい……ああっ、ひろがっちゃう」
「こんな格好、恥ずかしいです……はンンっ、黒木社長ぉっ」
沙緒里が極太ペニスを呑みこめば、由香里は男の顔面に股間を押しつけていく。二人とも絶頂直後で全身の感度がアップしており、いきなり甘えるような喘ぎ声を振りまいた。
「おおっ、やっぱりお嬢さんのほうが狭いな。由香里くんのオマ○コも、じっくり味わわせてもらうよ」
黒木も休憩なしのセックスで昂っている。鼻息を荒らげながら、さっそく由香里の陰唇にむしゃぶりついた。