母娘喰い 奪われた媚肉

抵抗がまったくないわけではない。牛島の男根に支配されているとはいえ、いけないことをしている自覚はある。それでも、愛する夫を裏切り、陵辱者の巨根によがり狂わされるよりはずっとましに思えた。

「おじさんが……どうしてもって言うんなら……」

沙緒里は目もとを染めながらつぶやくと、由香里の首に腕をまわしてくる。そして軽く身体を反らして、小さな胸を突きだしてきた。

沙緒里も巨根に慣らされて、牛島の言いなりになっているのだ。

まるで、もっと吸ってと懇願するような仕草が、いやらしくも愛らしい。由香里は実の娘の乳房を両手でねっとりとやさしく揉みあげながら、先端で息づく乳頭に舌を這いまわらせた。

「はああンっ、なんか、恥ずかしいよぉ」

沙緒里の半開きになった唇から、甘えたような声が溢れだす。母親に愛撫されて困惑している様子が伝わってくる。

「でも感じるんでしょ? はむンっ」

「う、うん……感じちゃう……ああンっ」

「じゃ、もっと気持ちいいことしてあげる」

由香里は舌先を伸ばすと、乳輪の周囲をそっと舐めまわしていく。乳首に触れないように、焦れるような刺激だけを送りこむ。先ほどまでの直接的な愛撫とは打って変わり、微妙な快感だけを与えるのだ。

左右の乳房に同じような愛撫を施しながら、手のひらを下腹部に向かわせた。

臍の下を円を描くようにマッサージして、少しずつ股間へと近づける。やがて薄い陰毛がそよぐ恥丘を、指先でさわさわと撫でまわす。しかし、それ以上の刺激は与えず、ひたすらねちねちと焦らしつづけた。

「ンっ……ンぁっ……ね、ねえ、ママ……」

沙緒里が切なげな表情で訴えてくる。内腿をぴっちり閉じて腰をくねらせ、全身の皮膚はしっとりと汗ばんでいた。

「もっとしてほしい?」

乳房からゆっくりと舐めあがり、鎖骨から首筋にかけて唾液の筋を作っていく。そして耳たぶを口に含むと、やさしく唇で挟みながら囁きかけた。

「もっと気持ちよくなりたいでしょう?」

「う、うん……して……もっと気持ちよくしてぇ」

沙緒里の甘えた声が母性を刺激する。

由香里は再び乳房に向かって唇を滑らせると、乳首を甘噛みすると同時に、股間に指を滑りこませてクリトリスをクニッと押し潰した。

「ひゃッ、い、いいっ、あああッ、イクっ、ンああぁぁぁッ!」

すっかりイキやすい体質になった沙緒里は、いとも簡単に昇り詰めていった。

軽いアクメに達したことで、幼さの残る顔が色っぽく紅潮している。由香里は娘のポニーテイルを撫でると、頬にチュッとやさしくキスをした。

「お嬢ちゃん、もうイッたのかよ。ったく、とんだ淫乱になったもんだ」

見物していた牛島が、さも愉快そうに声をかけてくる。そして、内心を見透かすように、由香里の瞳をじっと見つめてきた。

「奥さん、物足りないだろう? シックスナインでオマ○コを舐め合うんだ。二人ともイクまでつづけるんだぞ」

信じられないことに、母娘での相互愛撫を命じられたのだ。

(娘とそんなことするなんて……ああ、ダメよ……)

頭ではいけないとわかっているが、なぜか強く惹かれてしまう。由香里は背徳的な行為を想像して、思わず生唾をゴクリと飲みこんだ。

「沙緒里ちゃん……命令だから……ね?」

絶頂の余韻でぐったりしている娘に語りかけると、逆向きになってスレンダーな裸体に覆い被さった。沙緒里の顔にまたがり、股間を口もとに寄せる格好だ。そして娘の脚を開かせて、太腿の間に顔を埋めていった。

「え……ママ?」

「いっしょに気持ちよくなりましょう……」

躊躇がなかったと言えば嘘になる。しかし、それを凌駕する期待と興奮が、由香里を常軌を逸した行為へと駆りたてていた。

目の前には娘の陰唇が迫っている。まだ型崩れしていない綺麗なピンク色の割れ目だ。由香里は震える舌を伸ばすと、娘の淫裂をそっと舐めあげた。

「ひンンっ……」

沙緒里が愛らしい声で喘いで、内腿をピクッと震わせる。絶頂の直後なので、とくに敏感になっているのだろう。肉の合わせ目から透明な汁が滲みだして、由香里の舌を濡らしていた。

「沙緒里ちゃんの味がするわ。ああンっ、可愛い」

娘のことが愛おしくてならない。由香里はたまらず淫裂に唇をぴったりと押し当てて、溢れだす蜜汁をジュルジュルと吸いあげた。

「あひッ、だ、ダメっ……はううッ」

沙緒里は裏返った喘ぎ声をあげると、下から両手を伸ばして由香里の双臀にしがみついてくる。そして反撃とばかりに、いきなり股間に吸いついてきた。

「ああッ、沙緒里ちゃんっ、いけないわ、あああッ」

不意打ちのように、甘美な快感電流が突き抜ける。たまらず由香里は困惑した声を漏らして腰をくねらせた。

いざ自分が娘から愛撫を受けると、強烈な背徳感に襲われる。あのさくらんぼのような唇が触れていると思うだけで、これまでにない興奮がひろがった。

「沙緒里ちゃんにされてるなんて……ああッ、おかしくなりそう」

眩暈がするような快感に身震いしながら、由香里は娘の膣口に尖らせた舌先を挿入した。溢れつづける華蜜を啜り、内側の粘膜をヌルヌルと舐めあげていく。

「そ、そんな、なかは……はううッ、いいっ、気持ちいいよぉっ」

沙緒里が激しく身悶えして、淫らがましい声で喘ぎだす。再び絶頂が迫っているのか、舌足らずなよがり啼きはどんどんボリュームをあげていた。