家庭教師と隣の母娘 誘惑の個人授業

「先生のペニスを、わたしの胸に挟ませてください」

「それってパイズリ!?」

優也の口からついつい飛び出した上品とは言えない単語を、茉莉がリピートする。

「はい。パイズリです。パイズリさせてください。昨日は母さんがいろいろ先生にしたけど、パイズリはしてないでしょう。母さんがやらなかったことを、わたしがします」

「そ、それは、でも」

優也はとっさに茉莉を抱く両腕を広げ、背後へ下がった。下着姿の女子高生とはいえ、キスならまだ許される範囲内、と優也は思う。男根を女子高生の身体に直接触れさせるのは、どう考えても完全にアウトだ。

優也のためらいの表情を読んで、茉莉はすばやく膝を床についた。膝立ちの姿勢になり、下から優也の顔をじっと見上げながら、両手を背後にまわす。

優也が止める間もなく、あっさりと白いブラジャーがはずされた。

茉莉は思わず悲鳴に近い声を、居間に響かせる。

「は、恥ずかしい!」

抑えきれない羞恥の叫びをあげながらも、茉莉は両手で自身の乳房を下からすくい上げ、優也へ見せつけた。

「すごい」

優也はうなる。はじめて見る茉莉の乳房ではなく、茉莉の苛烈な意志の強さに心を打たれた。

もし自分が繭の誘惑に乗らなかったら、きっと茉莉は普通のアプローチをしてきたと思う。もしかして事故にあわなければ、あの後で告白されたかもしれない。そして今ごろは、数学を教えながら、そっとキスを交わしていたかもしれない。

(これほど性急に、茉莉ちゃんが恥ずかしさに身悶えながら、ぼくに向かっておっぱいを差し出すことなんてなかったはずだ)

優也の理性は感慨に浸っていても、男の本能は十六歳の巨乳の魅力に吸いつけられていた。

乳房の大きさは母親に負けるが、若いエネルギーをたたえて前につんと突き出している。先端の乳輪は淡い桜色。左右の乳首は母親ゆずりの大粒で、茉莉の昂りを示すように高くしこり勃っていた。

色白の肌全体が、うっすらと汗に濡れて煌めいているのも艶めかしい。

「茉莉ちゃんの胸、大きくて、とてもきれいだ」

見ているだけで、優也の下半身が飢えた咆哮をあげる。もはやがまんの限界だと怒声を轟かせる。昨日の童貞卒業寸前でおあずけを喰らってから、自慰をしたくてついつい股間に手が伸びるのを、懸命に耐えてきたのだ。

「先生、パンツを下ろしてください」

茉莉が胸を前にせり出して、右の乳首で優也の左膝の肌をつついた。

茉莉が与えた鮮烈な感触が、とどめの一撃となる。優也は左手で布を引き裂く勢いでハーフパンツとトランクスを下ろし、足で蹴り飛ばした。

ひざまずく茉莉の顔の前で、解放された肉棒が爆発的な勢いで勃ち上がり、鼻先をかすめる。

女子高生は目を丸くして、まじまじと亀頭を見つめた。

「これが、先生のペニス……大きいです」

「そうかな。水泳の授業でクラスの男子全員のを見たけど、ぼくは平均的なサイズだったよ」

茉莉の顔がふるふると左右に動く。

「わたしはペニスを見るのは、生まれてはじめてだけど、やっぱり先生は大きいと思います」

見つめるばかりで動かない茉莉に、優也は焦れて、自分から男根を突き出した。

「茉莉ちゃん、早く、挟んで!」

「はい、先生!」

茉莉は両手で乳房をつかみ、そっと左右から亀頭を包みこむ。

「うおっ、すごい!」

と、優也は背中をのけぞらせて吠える。

手よりも敏感な亀頭で感じる茉莉の乳房は、繭のやわらかい乳房よりも弾力が強く、より大きな圧迫感がとても気持ちいい。

「ああっ、熱い!」

と、茉莉も喘ぐ。

人間の体温よりも高い熱量を、胸に感じる。頭の奥では錯覚だとわかっているが、恋しい男のペニスを、自分の女のシンボルというべき部分に密着させていると思うと、どうしようもなく乳房が熱い。

その熱さが気持ちいい。中学生のときに自慰を覚えてから、何度も自分の胸を愛撫して、気持ちよくなった。優也への恋心を自覚してからは、自身の手を先生の手だと思いこんで、乳房をなでさするようになり、気持ちよさがより大きくなった。

自慰のときにすら想像しなかった、先生のペニスを胸に挟むという行為が、今は自慰を超える快感を生んでいる。

(先生のペニスは大きくて、熱くて、気持ちいい! もっと、もっと先生のペニスを、わたしの胸で知りたい!)

両手で強く自身の乳房を押さえつけると、亀頭が左右の乳肉に埋まり、先生の生命力やエネルギーというものを強く感じられる。

(もっと、もっと先生を感じたい!)

茉莉は欲望に駆られて、膝を動かして、前へ進んだ。ぴっちりと寄せ合う乳肉の狭間に、肉幹が潜りこんでくる。奥へと入ってくる亀頭で、乳房をえぐられているようにも感じて、それがまた気持ちいい。

パイズリは、女が男に奉仕する性技という知識はある。

それなのに両手を使って乳房をこねて、先生のペニスをしごくと、逆に快感があふれて、乳肉を蕩かせる。茉莉の背筋を喜悦の電流が走り、膝立ちの尻がたまらずにくねってしまう。そして甘ったるい声音がひとりでにあふれた。

「あっ、あああ、気持ちいい」

仲のいい女子たちとエッチな話をしていたとき、互いのオナニーのことを明かしたことが何度かある。他の女の子が語る自慰の悦びの話を聞いていると、なんとなく自分の身体は普通よりも感じやすいのかもしれないと思った。