家庭教師と隣の母娘 誘惑の個人授業

「先生のペニスを、わたしに入れてください! もう、がまんできません!」

「ぼくもとっくにがまんの限界を超えてる!」

さすがに土のついた指で、繊細な女の部分に触れるのは気が引けた。右手の五本の指を口に含んで、残っている土を舐め取る。ジャリジャリした歯ごたえも、はじめての味も、奇妙に心地よい。

唾液に濡れた指先を恥丘の中心に差し入れると、開いた秘唇からとぷとぷと温かい愛蜜があふれ出た。股間を滴り落ちた体液が、土に染みこんでいく。

優也は女性器の中をまさぐり、肉襞の一枚一枚をつまびくようにこする。

「すごいよ! 今日はじめてココに触るのに、茉莉ちゃんの中はもうどろどろに蕩けてる!」

感歎する指の動きに合わせて、茉莉の全身が激しく悶える。両足の踵が、土に溝を掘った。快感をこらえる複雑な表情を優也へ向けて、せっぱつまった懇願の声を芸術作品の中に響かせる。

「指だけで、イッちゃいそうです。お願い、早く、ペニスを入れて!」

優也も精神的限界が近い。草を踏み倒して茉莉の下半身側へ移動し、両手で脚を広げた。膝立ちの姿勢で、茉莉の内腿の間をにじり寄り、亀頭を開いたままの肉花の中心へ押し当てる。

「行くよ!」

勢いをつけて、腰を突き出した。背中についた土がパラパラと落ちる。

亀頭が膣口を押し広げて、一気に茉莉の奥へと進入した。

「はああっ! あうんっ! 先生っ!」

広場とアーケードでは嬌声を抑えていた茉莉が、今は感じるままに、遠慮なく解き放った。愛する人の象徴で膣を満たされる女ならではの充足感を、高らかに訴える。

「いいっ! 先生でいっぱい! はっああ、わたしの中が、今までで、一番いっぱいになってますうっ!」

茉莉が歌い上げる悦びの言葉とともに、優也は男根を揉みたてられる快感を味わう。待たされていた精液を、今すぐにも発射しそうだ。

緑の草にかこまれる茉莉のよがり顔を見ていると、意図的に膣肉を動かしているとは思えない。自分のペニスに対して、女子高生の肉体がひとりでに反応していると思うと、たまらなく愛しさがこみ上げてくる。

「ぼくも、茉莉ちゃんに包まれて、たまらないよ!」

「うれしい! うれしいです、はっうんんん!」

優也が両手で茉莉のウエストをつかみ、自分の腰を引く。濡れた肉幹が現れるとともに、茉莉の膣肉が引き止めようとして、より強くからみついてくる。

まるで茉莉が両手の指をペニスにからませ、強くしごいているようにも感じて、優也はたまらない気持ちよさを味わえた。

「くうっ、ますます、きつくて、今日の茉莉ちゃん、すごいよ!」

茉莉の反応をじっくりと堪能したくて、優也は意識してゆっくりとペニスを引いていく。肉棒の動きに合わせて、茉莉の女肉がしゃぶるように蠢き、溶かされそうだ。

茉莉本人も大きな快感のうねりに呑まれて、喘ぎ声を長く伸ばす。

「あ、ぁぁあああ、あううう」

優也が快感に腰を震わせながら肉幹のほとんどを外へ抜くと、茉莉の中から透明な蜜液がかき出される。尻の下の土が、新たな女の滴を吸って、泥に変化した。

亀頭だけを中に残すと、再びじわじわと押し入れる。抜くときには懸命に抵抗した膣壁が、今度は歓迎して無数の甘いキスを浴びせてくる。またもや亀頭も肉幹も蕩けるようだ。

地面でのたうつ茉莉の声の音色も、微妙に変化して、また長く奏でられる。

「あひぃぃいい、くっぅぅんんん、んんんん」

茉莉へのピストン運動に酔いしれながら、優也は周囲の草木がざわめいている、と感じた。歓喜の声が、風を起こしているかのようだ。

(やっぱり、この家には不思議な力がある。なんて言ったら、繭さんが書く本の領分になっちゃうか)

草木が動くと感じるのは、繭が愛する怪異や怪奇の力ではなく、芸術が人間の意識や感覚に与える影響なのだろう。田舎町の青葉里には、外にいくらでも自然の大地がある。草むらも藪も林もある。しかし天然の土に寝そべっても、この家の中と同じ感覚は得られないと思う。

「茉莉ちゃん、感じてる?」

それだけで、茉莉に通じた。

「感じてます」

優也が動き、自分の体内を快感で貫かれるたびに、茉莉は五感が沸きたち、鋭敏になる気がする。鋭くなった耳が、植物の動きを聞き取った。背中や尻に当たる土の中でも、なにかが動くのもわかる。池の中でなにかが跳ねて、水に起きる小さな波紋まで感じ取れた。

幻想だとわかっている。

わかっていても、すべての感覚が愛する人から与えられる悦びと混ざり合い、芳醇なハーモニーを作り、快感を何倍にも豊かにふくらませる。

草木のざわめきに混じって、優也の声が鼓膜を揺らした。

「ぼくも、土を味わっていいかな」

「えっ? ああっ!」

茉莉の両脇に優也の腕がまわされると、性器でつながったまま、身体を起こされた。膣の中で男根が大きくうねり、激しく向きを変えて、今まで知らなかった快感が生み出される。

「なっ、ああああっ、すごいっ!」

わけがわからないまま叫ぶ茉莉を、優也は抱きしめる。白い背中からパラパラと落ちる土が、腕に降りかかった。

「しっかりつかまって」

優也は身体を反転させ、土の上に倒れた。衝撃で腰が跳ねて、茉莉の背筋を快感の大波が走る。優也の身体の上で、茉莉が頭をのけぞらせて、悲鳴に近い歓声を高々と放つ。