家庭教師と隣の母娘 誘惑の個人授業

熟女らしいゆるやかにくびれるウエストの左右にも、細いストラップがひっかけられて、恥丘だけを被う小さな二等辺逆三角形を支えている。後ろ側は、豊満な尻の深い谷間に細いストラップが埋没して、Tバックにもなっていない。

乳輪と恥丘をかろうじて隠すだけの、おそろしく露出度の高い水着をつけていながら、足には高いハイヒールを履いている。そのアンバランスさが、二人のセクシーさを強調した。

優也は、繭の小さなビキニ水着姿を見ているが、豊かな美熟女二人がそろってマイクロビキニを見せつける迫力には圧倒されてしまう。

優也の昂る視線を心地よく浴びながら、早紀は膝を曲げて、床に捨てたスーツの内ポケットから奇妙なものを取り出した。再び立ち上がると、自分のパートナーである奈緒美の真紅の水着のトップをつかみ、乳房の下側へずらす。

「ああ……」

奈緒美が恥ずかしげに吐息を洩らす。

乳房が揺れて、隠されていた淡いピンクの乳輪があらわになる。中心からは、巨乳にふさわしい大粒の乳首が突き出していた。まだ勃起していないのに、優也の記憶にある茉莉の屹立した乳首より大きい。

早紀がポケットから出したもののひとつを、奈緒美の右の乳房の先端に押しつけた。乳肉が押されて、自らの内側へ潜りこむ。

「あんん……」

早紀が手を離すと、乳房がバネのようにぷるんともとにもどり、また奈緒美が喘ぐ。

「はうん……」

乳首に透明のものがくっついているのが、優也と繭の目に映る。

哺乳瓶の赤ん坊が咥える部分に似た物体が、乳輪に吸いつき、乳首全体を内側に包みこんでいた。薄い材質を透かして、中のピンクの肉筒がうかがえる。

「これは乳首キャップというのよ。内側に小さい突起がたくさんあって、乳首全体を刺激するわ。繭さんは使われたことがある?」

繭が顔を左右に振る。亡夫にバイブやローターを使われることは何度もあったが、それ以外の道具はなかった。自分の手で直接触れるのが好みだったのだ。

早紀の指が、もういっぽうの乳房にも押しつけられ、左乳首に同じ物が被せられた。

「はっああ……」

まだ奇妙な作業は終わらない。なされるがままの奈緒美の前に、早紀がひざまずき、恥丘から真紅の水着を横へずらす。

あらわになった肉唇に、早紀が指を差し入れ、左右に広げる。

「んっ、くんん……」

熱い喘ぎ声とともに、桜色の染まった女性器が、優也と繭へ向かって開示された。

繭が息を呑み、無意識に手でパジャマの股間を押さえる。

「クリトリスにもつけるの!」

「当然よ」

早紀の指が、奈緒美の陰核をつまみ、キュッキュッとしごいた。

「おおんっ!」

奈緒美が小犬のような鳴き声をあげて、腰をくねらせる。左右の豊乳が揺れて、先端の乳首キャップが踊った。

刺激を受けてふくらんだクリトリスに、乳首キャップをひとまわり小さくしたものが被される。また奈緒美の下半身がくねった。

女の三つの急所にキャップをはめ終わると、早紀はマイクロビキニをもとの位置に直した。

水着を構成する小さな真紅の三角形の表面に、キャップの形が浮き上がり、乳首とクリトリスをデフォルメしたように見える。事情を知らない者でも、ひと目で本物ではなく、何かを入れているとわかる不自然さだ。それがかえって淫靡な想像をかきたてやまない。

「今日は、奈緒美だけにキャップをつける予定だったけど、優也くんのために、自分にもつけるわよ」

「えっ、早紀さんにも!?」

優也の驚く顔を、早紀はにやにやしながらながめて、自身の黒いマイクロビキニをずらした。あらわになった乳首は、パートナーの奈緒美と優劣をつけられない立派なサイズだ。

自分の指で左右の乳首にキャップをつけると、躊躇なく自身の恥丘の中心を開き、手探りで肉芽を揉みたてる。ダンスのように身体がくねり、うれしげな声を出す。

「んんっ! あふ!」

膨張したクリトリスにキャップをはめると、ビキニをもどした。

女の三つの性感帯を不自然に強調した水着姿が並ぶ淫猥な光景に、優也はますます圧倒されてしまう。

早紀はまた自分の左右の巨乳を下からすくい上げて、人差し指の先でビキニの上から二つの突起をこすって見せる。

「はああん、このキャップをつけていると、ただ立っているだけでも、乳首とクリトリスが刺激されて、気持ちいいのよ。うんんん、動くと刺激が強くなって、快感が大きくなる。歩いているだけでたまらなくなるわ。まだワンセットあるから、仁志乃先生もつけてみる?」

早紀がもう一度、スーツから三個のキャップと、金色のものを出して、繭へ向かって差し出した。指先から、金色に輝くマイクロビキニが垂れ下がる。繭が身につければ、とんでもなく派手な格好になるだろう。

「そんなものは、わたしは」

繭は口ごもり、優也へ顔を向ける。飼い主の命令を待っている犬の顔だ。

優也はつい笑ってしまう。

「がまんしなくてもいいのに。繭さんが悦ぶなら、ぼくもうれしいです」

「ありがとう。優也くんの言葉に甘えちゃう。あ、でも、その前に勘違いしないように言っておくけれど、女の小説家が全員、わたしや坂田先生みたいにエロくはないからね。他の小説家に会っても、いきなりエッチなことをしてはだめよ」

「しないって」

繭はすばやくパジャマを脱いだ。ブラジャーはなく、白いショーツだけを穿いた裸身が現れる。優也の予想通り、繭のバストは早紀と奈緒美よりも大きい。