家庭教師と隣の母娘 誘惑の個人授業

「イクんですか、繭さん」

繭は声を出さず、男の胸板に埋めた顔をコクコクとうなずかせるだけ。

優也も口を閉じて、右手の指に意識を集中させた。

「んっ」

ふいに繭が顔を上げて、優也を見つめ、小さく告げる。

「イク」

極まりの告白を、優也はキスで吸い取った。尻からゆっくりと指を抜き取り、右手で繭のウエストを抱く。腕の中で、繭の身体が弛緩して、ぐにゃぐにゃになっていく。

「あああ……優也くん、次はおちんちんを入れて」

「四つん這いになってください」

「はい」

繭は絨毯に手と膝をつき、淡い桃色がかった白と光沢のある薄墨色に染まった尻を掲げた。

「大きい!」

優也は自然と口にする。今まで二度も繭を尻で果てさせているが、あらためて四つん這いの姿を後ろから見ると、尻の豊満さに感動させられる。ひときわ雄大に感じる女尻の中心に、繊細な肛門が可憐に咲いた。

「健治さんも、このアングルのお尻が、なによりも好きだったわ」

「健治さんも、こうやってお尻の穴を貫くのが好きだったんだ」

未亡人の夫への敵愾心ではなく、偉大な先輩への敬意をもって、優也は亀頭を肛門へ押し当てた。

すぼまりが自分から開き、亀頭を呼び入れる。

優也は両手でウエストの肉をしっかりとつかみ、亀頭を尻に挿入した。

「あっ、あううう……」

繭は声を洩らすだけで、身体を動かさない。全身全霊を傾けて、自分に入ってくる男そのものを味わっている。

優也も意識を集中して、そろそろと繭の中に入っていく。亀頭が広がった肛門の中に消えて、肉幹が埋まっていく様子に、じっと目を凝らす。

(すごい! ぼくのが全部、お尻の穴に入っていく。本当にアナルセックスってできるんだ!)

下腹部が尻にぶつかり、男根が完全に熟尻の奥に没入した。腸の粘膜が強く押し寄せて、亀頭から肉幹の根もとまで愛おしげに吸いついてくる。

(ああ、違う)

と、優也は感じた。舌を挿入したときよりも、もっと強く、もっと暖かい。締めつけはより強力だが、きつくはない。愛情をこめて、優しく抱きしめてくれているようだ。

繭に愛されているという幸福感が、優也を満たした。

「あああ、繭さん!」

優也に呼ばれた繭も幸福感でいっぱいだ。

十年ぶりにペニスを尻で受け入れて、身体も心も歓喜と充足で満ち満ちている。

優也から肛門にキスされて、舐められて、指で突かれて、気持ちよくエクスタシーを迎えた。

しかしペニスは特別だ。男そのもので女体を満たされる快感は、なにものにもかえられない。本当の幸福を得るには、男根しかないと、はっきりわかる。

「おちんちんがいい。はっんん、優也くんのおちんちんで、身体がいっぱい。優也くんのすてきなおちんちんが好き。優也くんの強くて優しいおちんちんが、大好きでたまらないの」

幸運の呪文を唱えるように、繭の口から自分を貫くモノへの賛辞があふれる。

繭のいやらしくも愛らしい言葉の響きをじっくりと聞きたくて、優也はペニスを尻に埋没させたまま、動かずにじっとしていた。

妖艶な呪文に耳を傾けていているうちに、新たなアイデアが閃く。

「繭さん、このまま部屋を歩いて一周しましょう」

「まあ!」

首をよじってふりむいた繭は、驚きの表情の上に、笑みを重ねた。

「すてきよ。気持ちよく進むわ」

「行きます」

右足を前に出し、四つん這いの繭の両脚の間へ入れた。それだけで尻の中に納まった勃起男根の角度が変化して、腸の粘膜をかき乱す。

「あひっ! いいっ!」

小犬のように喘ぎ、繭は新たに生まれた快感の波に押されて、四肢を動かした。

「うう、くふっ!」

優也の喉からも、うめきがあふれる。繭の手足が動けば、連動して尻もくねる。繭を責めるつもりの優也もまた、肉棒に新たな快感が返ってくる。

繭の身体が壁にそって進むのに合わせて、優也も新たな悦びを期待して左足を出し、自分が貫く尻の下の絨毯を踏む。またペニスの向きが微妙にずれて、繭をよがらせ、優也自身の背筋を快感で震わせる。

家庭教師と隣の母娘 誘惑の個人授業

「おぅんっ! すてき!」

繭は歓喜を表しながら、優也に尻を押されて、ゆっくりと手足を動かす。優也の歩みと繭自身の身体の動きが、次々と新たな快感を生み、連続する悦楽のタペストリーを紡いでいく。

「はっ、あああ、お尻の中で、優也くんのおちんちんが動いて、んっんん、気持ちいいっ!」

繭が動くたびに、重力に引かれて下へ伸びた薄墨色の豊満乳房が、前後左右に揺れた。揺れる先端では、触れられていない乳首が、今にも弾けそうなほどに大きくなって、メッシュを押し上げている。

左右の太腿の間では、両脚の移動で恥丘がよじれる。閉じた肉唇の狭間から、まるで切ったレモンを絞るように女蜜があふれて、恥丘を被う緻密な網目をべったりと濡らす。

若さあふれる男根で尻を貫かれていることで、繭の全身が発情していた。全身の淫らな熱がまた尻に収束して、尻の感度を上げていく。

肛門とペニスでつながったまま、広いベッドルームを一周すると、優也は指示を出した。

「ドアから出て、となりの居間へ行きます」

「はああ、はい、優也くん」

方向を変えるために、繭が四つん這いの身体をひねると、強烈な刺激が走り、快感が大きくうねる。

「あっおおおおっ!」

優也に押されて上半身がドアを越えたところで、繭の四肢の動きが固まり、進めなくなる。二つの部屋の間で停止したまま、ただペニスを呑む尻だけをぶるぶると小刻みに震わせた。