家庭教師と隣の母娘 誘惑の個人授業

繭の雄大な乳房に向けられる早紀の視線には、羨望だけでなく、深い欲望の色もにじんでいる。

「仁志乃先生の胸をはじめて見るけど、なかなかやるわね」

繭はキャップを受け取り、そのまま優也に渡した。

「優也くんにつけて欲しいわ」

「喜んで」

優也は指先を、キャップの内側に入れてみた。早紀が言ったとおりに、周囲から繊細な突起が押し寄せてくる。

(こんなものを、本当に乳首やクリトリスにはめていいのかな……)

早紀からつけるコツを聞いて、優也はキャップの突き出した部分を、親指と人差し指で押した。その状態のまま、繭の左の乳房に近づける。

繭が胸を張り、乳首を差し出した。キャップを肉筒に被せて、指を離す。キャップが空気圧でぴっちりと乳輪に吸いつき、乳首を内側に咥えこむ。

繭の形のよい眉が跳ね上がり、自然と声がこぼれた。

「ああああ」

空気圧によって、自分の乳首が強く吸い上げられ、引き伸ばされる。愛撫されて最大限に勃起したときよりも、もっと長くなった。無理やりに屹立させられた肉筒全体に、小さな刺激が押しつけられる。

(こんな感じ、はじめてだわ)

刺激の強さでいえば、夫や優也に口でしゃぶられ、指でしごかれるほうが強力だ。しかし人間には不可能な未知の刺激が、繭の官能を惑乱する。

「右のほうにもつけますよ」

「ああ、はい、どうぞ、んっ!」

右の乳首も、吸いつかれ、引き伸ばされ、突起にまみれる。チリチリした刺激が、胸全体に広がっていく。

「はああ、クリトリスにもお願い」

「はい」

ひざまずく優也の前で、繭がショーツを脱いだ。優也はクリトリス用のキャップを唇に咥えると、両手でそっと恥丘の中心をほころばせる。早紀と奈緒美の熱い視線がそそがれるのを感じた。

(茉莉ちゃんに見られながら繭さんとしたことはあるけど、赤の他人に見られながらこんなことをするのははじめてだ。とんでもなく恥ずかしいな)

指先で肉の真珠をこすると、敏感な繭はたちまち膨張させた。狙いをつけて、キャップを被せてやる。指を離した途端に、クリトリスがさらに大きくなった。

「あっひっ!」

繭は叫び、裸身を震わせる。全身で一番敏感な部分が、身体の外へ引きずり出されているようだ。

「はぅぅぅ」

最初の衝撃が吹き過ぎると、やはり指で強く愛撫されるほどの刺激ではなくなる。

それでも女の鋭敏な三つの突起が、ジリジリと責められつづけていることには変わらない。熱くなっていく裸身に、早紀から渡された黄金のマイクロビキニをつけた。

早紀や奈緒美と同じように、Gカップの先端をわずかに隠す三角形の中心が、キャップの形に突出している。恥丘に貼りつく逆三角形も、クリトリスの位置でテントを張った。

「どうかしら、優也くん」

優也は両手に拳を握って即答する。

「すっごくいやらしいです」

「すてきな褒め言葉だわ」

早紀と奈緒美も自分たちとおそろいの姿になった繭へ、より淫らな視線を送る。肉欲をまったく隠そうとしていない。

「仁志乃先生の身体は、本当にすばらしいわ。こんなことなら、早く手を出しておけばよかった。優也くんも、パジャマから着替えて。中庭のプールへ行くよ!」

「この恰好で、部屋の外へ出るんですか!?」

「なんのために水着になったと思っているの? 優也くんの海パンは、中庭で借りられるわ」

「でも」

と、繭の顔を見ると、瞳が期待の光を放っている。プールへ行けば、もっといやらしくて気持ちいいことが待っているに違いない、という表情だ。

「行きましょう」

優也は走って寝室に入り、クローゼットにある青いシャツと黒いスラックスに着替えた。居間にもどると、左腕を繭の右腕にからめる。今も自分たちに手を出してきそうな早紀と奈緒美への牽制だ。

腕を引いて廊下に出ただけで、繭が甘い声を洩らす。

「あふっ、んん、感じちゃう」

早紀が言ったとおり、歩くだけで、支えのない豊乳が大きく揺れて、キャップの内側の突起で、勃起乳首が責めたてられる。

クリトリスも両脚が前後に動くたびに、微妙に向きを変えるキャップに引っぱられ、ねじられる。

歩きながら、乳首と女芯を同時に愛撫するオナニーをしているようだ。繭の腕を引いて廊下を進む優也のとなりで、甘ったるい喘ぎが連続する

「はふっ、んああ、た、たまらない」

自然と繭の半裸身が優也にしなだれかかり、甘えた言葉をかけた。

「優也くん、そんなに急がないで、はあああ」

ゆっくり歩くように懇願しながら、繭自身が無意識に乳房を揺らし、尻を大きく左右にくねらせて、脚を運ぶ。むっちりした半裸身が揺れ、くねるたびに、三個のキャップに責めたてられて、生まれてはじめての奇妙な快感に翻弄されつづけた。

男女カップルのすぐ後ろを歩く女同士のカップルも、互いに身を寄せ合いながら、熱い吐息と妖しい喘ぎをからみ合わせている。

優也と美熟女三人がエレベーターに乗ると、先客の老紳士が、ほう、と声をあげた。高級スーツを着こなす紳士も、和服の三十代らしい美女をつれているが、感心した目を優也へ向ける。

「その若さで、あられもない年上の美女を三人も連れているとは、このホテル新月でもめったに見られない達人ですな」

「いや、それは」

優也はあわてて訂正しようとするが、どう説明すればいいのかわからない。