家政婦は蜜尻女子大生 初恋の君と恋人の甘いご奉仕

「ご主人様、痒いところとか……あの、もう少し洗ってほしい場所はございますか?」

ひと通り背中を洗い終えた紬が、おずおずと聞いた。

(あぁ、もうだめだ……)

「紬さん。あの、よかったら、ま、前も……洗ってもらえないかな」

言ってしまった──裕はギュッと目を閉じ、心臓をバクバクと脈打たせた。

「──えっ。あっ!」

驚いたように鏡のなかの裕を見た紬は、少年の股間で猛る牡の生殖器にようやく気づいた。可憐な美貌が、いっそう真っ赤に染まる。

「ご、ご主人様」

「ごめん。でも今さら隠してもしょうがないなって。紬さんに身体を洗ってもらえるって思ったら、こんなになっちゃったんだ。お願い、ここも洗ってもらえない?」

もはや恥も外聞もなかった。正直に言うなら、くるりと身体を反転させ、すぐにでも紬にむしゃぶりつかないでいるだけでも自分を褒めてやりたい気分だ。

「ううっ……」

「紬さん。今日だけ。一度だけでいいから。ね? お願い」

うつむいてもじもじする家政婦に、もう一度懇願した。紬は、清楚な美貌を凄艶な薄桃色にして戸惑い続けた。だがやがて、意を決した顔つきで裕を見る。

「ご主人様。今、お付き合いをされている方はいらっしゃいますか?」

思いがけない問いに、裕は口を「え」の形にしたまま絶句した。脳裏に、デレのスイッチが入った遥香の愛くるしい笑顔が蘇る。

「い、いないよ、そんな人」

心のなかで遥香に手を合わせて詫びながら嘘をついた。

身勝手で都合のいい思いこみだったろうか。恋人の有無を尋ねる紬の顔に、「いないでほしい」と願うような切迫したものを感じた気がした。

「それなら……ご命令に従います」

「えっ。紬さん……あっ」

鈴の鳴るような声は、さっきよりさらに震えていた。紬は背後から女体を密着させ、スポンジを持った手をおずおずと裕の股間に伸ばす。

ブラジャーこそつけていたが、柔らかな乳房がぐにゃりと背中でつぶれ、紬の体重が乗った。よほど恥ずかしいのか、紬の身体は体温が上がり、まるで発熱でもしているようだった。ためらいがちに伸びてきたスポンジが裕の股間に押しつけられる。

「あっ。ううっ、紬さん……」

「あっ、い、痛かったですか?」

「違う。そのまま。そのまま擦って」

スポンジで怒張を擦られただけで、電気を流されたような甘やかな痺れが股間から全身に爆ぜた。陰茎がヒクンと脈動する。鏡のなかの紬の顔はホオズキみたいに赤かった。「ううっ」と小さく呻き、ぎこちない手つきで陰茎を洗い浄める。

(あぁ、スポンジがちんちんに擦れて気持ちいい。それに、紬さんのおっぱいが背中でプニプニいって、たまらない……)

怒張は、あっという間に白い泡まみれになった。裕は真綿で首を絞められるような息苦しさにかられ、我慢できずにとうとう紬に懇願する。

「つ、紬さん。スポンジじゃなくて……て、手で、直接触ってくれない?」

「えっ! あ、あの……!?」

「お願い! おちんちん、触って。僕もう、おかしくなりそうなんだ。約束が違うって分かってる。でも、このままじゃ変になっちゃう」

せつない思いを言葉に込めて訴えた。鏡のなかの紬が下唇を噛みしめる。

「ご命令、なんですよね」

「命令だったらしてくれるの? それなら命令。でも気持ち的には心からのお願い」

「……わ、分かりました」

硬い声だった。しかしそこに嫌悪の色を感じなかったのは、これもまた自分に都合のいい勝手な思いこみだろうか。紬はスポンジを置き、泡まみれの手を勃起に伸ばした。ヌルヌルした細い指がギュッとペニスを握る。

「あううっ……」

ドクン──思わず怒張が脈動し、尿口から濃密な先走り汁が溢れた。

「ううっ、ご主人様。すごく熱くなってます。平気ですか?」

「お願い。そのまましごいて。石鹸の泡を潤滑油がわりにして上下に擦って」

「え、えっと。あの、こう、ですか?」

おそるおそる、紬がペニスをしごき始めた。ブクブクとソープがさらに泡立ち、白魚みたいな指が上へ下へと動いて棹の部分を擦り立てる。

(あぁ、何て気持ちいいんだ)

次から次へと先走り汁が溢れ出し、亀頭を伝って棹に流れた。だがたっぷりのソープのせいで、紬は手を穢されたことにも気づかない。

(もっと、もっと気持ちよくなりたい)

「ね、ねえ。紬さんって、こういうことした経験、ある人?」

甘酸っぱい快感にとろける心地になりながら紬に聞いた。

すると紬は「えっ」と目を見開き、すぐに顔を背けて弱々しくかぶりを振る。

「男の人の……あの……こんな状態のものを見るのも、は、初めてです」

「えっ」

(ってことは、紬さん、処女なのか。あぁ、僕、こんなに可愛い……しかも処女の女の人に、とんでもないことさせようとしてる)

「お願い。もう二つだけおねだりしていい? っていうか、め、命令!」

しこしこと肉棹をしごかれる快感に飴のように理性をとろけさせつつ、裕はどんどんわがままになっていく。

「な、何でしょう……」

「ちんちんの先。亀頭っていうんだけど、ぷっくり膨らんでるところ、分かるよね?」

「は、はい……」

「男はそこが一番気持ちいいの。よかったら、そこを重点的にしごいてくれない?」

そう頼むと、紬はか細い声で「かしこまりました」と答えた。裕はそんな紬に間髪れず、「それともう一つ」と言葉を継ぐ。