家政婦は蜜尻女子大生 初恋の君と恋人の甘いご奉仕

罪の意識で胸が苦しくなった。紬が千尋だと分かり、より心が惹かれてしまう。だが遥香を思えば、彼女をむげにすることなどできるはずもない。

(千尋お姉ちゃん)

二人の美しい年上の人の間で引き裂かれる気持ちになりながら、心のなかで千尋の名を呼んだ。許されるなら、今すぐにでも千尋のもとを訪ねたかった。

(あっ)

そのとき、部屋のノブが回転し、入口のドアが開けられた。

レースのカーテン越しに差し込む青白い月明かりに浮かび上がったのは──、

(遥香)

遥香が部屋を訪ねてくるだろうことは、先刻想定済みだった。

だが、それでも裕は目を剥かずにはいられなかった。

(な、何て格好を……)

思わず息を飲んでいた。遥香の肢体は、艶めかしいナイティで彩られていた。

黒いシースルーのベビードール。二本のストラップで肩から吊るデザインで、肩と二の腕が剥き出しになっている。超ミニもいいところのスカート部分はフリルになっており、もっちりしたふとももの上で淫靡に揺れていた。しかも──、

(ノーブラだ。それに、あぁ、あのパンツ……)

ごくりと生唾を飲み込みそうになる。スケスケのベビードールから覗くショーツは見ている方が恥ずかしくなるほど布面積の小さな黒い紐パンだった。

遥香は後ろ手にそっと扉を閉めると、凛々しい美貌に妖しい笑みを浮かべ、ベッドに近づく。裕の視線が自分に釘付けになっていることはとっくに分かっているようだった。裕がかけていたタオルケットを剥ぎ、少年の横に添い寝をする。

「裕……」

甘ったるい声で囁き、裕の身体を掻き抱いた。熱した吐息と火照った体温を感じ、裕はゾクゾクと恍惚の悪寒を背筋に走らせる。

「待っててくれた?」

「う、うん。遥香、すごくセクシーだね」

声を潜めて可愛く聞かれ、裕は狼狽して囁いた。裕の家で泊まることが決まってから、遥香はショッピングモールに入ってさまざまなものを買い求めた。

そのとき男性入店厳禁かと思うような婦人下着専門店にも入った。外で待っていたのだが、替えの下着を買うついでに、これらの夜着も買ったのだろう。

「ねえ、どう、私。興奮する?」

今夜の遥香はいつもとは別人だった。

妖艶な痴女のように豊満な女体をくねらせ、柔らかな乳房を押しつけてくる。

ジャージのハーフパンツ越しに股間をまさぐられ、裕は思わず「あぁ」と呻いた。エロチックな誘いをしかけられ、悩乱する意志とは裏腹に遥香への渇望が高まる。

「ねえ、裕。興奮してくれてる? 今日は私、大サービスなんだから」

遥香は裕の上に覆い被さり、四つん這いになった。ノーブラの巨乳が釣り鐘みたいに変形し、ベビードールの布の下でたぷんたぷんといやらしく弾む。

顔を隠した乱れ髪を頭を振って元に戻す仕草が色っぽかった。

「う、うん。すごく興奮してる」

さっきまで千々に心を乱していたのが嘘のように、裕は目の前のむちむちした女体にたちまち夢中になった。情けないが、牡としての本能が強烈すぎる刺激に正直に反応する。両手を伸ばし、スケスケの夜着越しに双子の乳房を鷲掴みにした。

「あん、裕。揉んで。いっぱい揉んで……」

「遥香」

淫靡な熱を帯びた艶乳は、今夜もとろけるように柔らかかった。

裕は次第に鼻息を荒らげ、意のままに形を変える乳房をせり上げて揉む。乳首はすでに硬く痼りきり、布を突き上げる位置をせわしなく変えた。

「んふぅ、裕。可愛い。あん。あはぁ」

乳肉を揉み、乳首を擦りあげるたびに遥香の喉から秘めやかな喘ぎ声が漏れた。

セクシーなナイティ姿の恋人はエロチックに腰をくねらせ、ジャージの上から紐パンに包まれた股を擦りつけてくる。見る見る股間に血が集まり。陰茎が勃起した。遥香は卑猥な腰振りを続け、「あん、擦れる。硬くなった」と艶めかしい声で喘ぐ。

「裕」

上から身体を密着させ、裕の身体を熱っぽい仕草で抱擁した。

「今夜は……お尻の穴に入れさせてあげようか?」

「えっ」

耳を疑った。ただでさえ火照り始めていた身体が、さらに熱くなる。

「裕、お尻大好きでしょ? だからひょっとしたら、ほんとは私のお尻の穴にも入れたいって思ってるんじゃないかなって」

「は、遥香」

図星だった。大きくて柔らかな臀肉への憧憬は、秘肛への興味抜きには語れない。

だが「アナルセックスがしたい」などと口にするのは、やはりためらわれた。

いくら恋人同士でもさすがにハードルが高すぎる気がしたのだ。変態だと思われても仕方のない行為。それなのに遥香は、自ら誘惑してきた。

「YESかNOで答えて。お尻に入れたい? 入れたくない?」

「入れたい。い、入れたい、入れたい」

気がつけば、駄々っ子のように身体を揺さぶって答えていた。極限まで勃起したと思っていた肉棒がさらに力を漲らせ、一回り大きくなったのが分かる。

「いいわ。可愛い子。私のお尻の穴も、裕にあげる」

甘ったるくて優しい声だった。青白い闇のなかで、アーモンドの形をした瞳が艶麗に底光りする。白い腕が動き、何かが眼前に突き出された。

小さな半透明の容器だ。容器の先に長いノズルがある。

「これは……」

女の子のアナルに興味がある以上、裕にもそれなりの知識があった。多分、肛肉のなかに注入するアナル専用ローションに違いない。