じょぼぼぼぼ……じょぼぼぼぼぼ……。
「ううっ、恥ずかしい。恥ずかしい。ううっ、くううぅ……」
両手で顔を覆ったまま和式便器にまたがって、紬は死ぬより恥ずかしいかも知れない排尿行為を晒し続けた。いったん始まってしまった生理現象は途中で止めようがない。股間から噴き出した小便は便器のなかに飛びこみ、淫靡な跳ね音を立てた。
(あぁ、信じられない。僕ほんとに、紬さんに裸でおしっこさせてる)
本来なら、一生見ることも叶わない光景だろう。
我慢を重ねていたらしい紬のおしっこは匂いも色も濃く、きつかった。便器にはたちまち濃い金色の小水が溜まっていく。しかも排尿はなかなか終わらない。
じょぼぼぼぼぼぼ……じょぼぼぼぼぼぼぼぼ……。
金色の汚水が溜まったなかに新たな小便が飛びこんでいくため、下品な飛沫音はさらに大音量になり、便器内ではブクブクと小水の泡が無数に生まれては弾けた。
ジャージパンツを穿いた裕の股間は内側から盛りあがり、亀頭の形にもっこりと膨らんだ。今すぐにでもペニスを握りしめ、自慰に耽りたい衝動を懸命に抑える。
(ぼ、僕、やっぱりもう……だめかも知れない)
「あうっ、うううぅ……」
ようやく排尿を終えたときには、便器のなかに大量の小便が溜まっていた。顔から手を離した紬は鼻を啜りながら壁に手を伸ばし、トイレットペーパーを取ろうとする。
「だめ。拭かないで」
ふしだらな劣情の虜になった裕は、残酷な命令をした。肉棒の疼きはもはや耐えがたいものになっている。ゆっくりと立ち上がった。
「そ、そんな。だって拭かなければ──」
「ご主人様の命令が聞けないの? そのまま廊下に出てきて」
「ううっ……」
困惑しながらも、紬はしかたなく便器から立ち上がった。便器にまたがっているため逆V字に開いた両脚のつけ根から、ポタポタと小便の残滓が滴る。
「さあ、こっちに来て。おっぱいも股間も隠しちゃだめだからね」
裕はゾクゾクと淫らな春情に身体を痺れさせ、もう一度紬に命じた。
「は、はい……」
恥ずかしい放尿行為を見られてしまったことで、どこか投げやりになったのか。
紬は逆らいもせず、か細い声で言うとトイレの水を流し、タイル張りの床から下りる。こちらに向き直ってトイレを出た。グラマラスな乳房がブラブラ揺れる。
(あぁ、もう我慢できない)
「紬さん!」
裕は完全に理性を失い、悄然とうなだれる全裸の家政婦に抱きついた。
「きゃあ。ご、ご主人様。なにをなさるんです。話が……話が違います!」
「ううっ、紬さん。渡したくない。婚約者なんて嘘でしょ。いやだ。いやだ」
裕は力任せに紬を廊下に押し倒した。
「あぁ、ご、ご主人様……! だめです。おやめください」
「僕が綺麗にしてあげる。おしっこしたまま拭いてもいない、紬さんのオマ○コ」
「えっ、ええっ!? きゃあぁ!」
全裸の紬を廊下に仰向けにさせた。キュッと締まった二本の足首を掴み、大胆すぎる大股開きにさせる。紬の身体は柔らかだった。裕の力で無理やり左右に開かされた脚が、百八十度近くまでまっすぐに伸びる。
裕の目に、とうとう紬のもっとも秘めやかな恥部が晒された。
(あぁ、これが紬さんのオマ○コ)
裕は紬が脚を閉じられないよう内股に両手をやり、体重を乗せて抵抗を封じた。紬は脚を百八十度まっすぐにしたあられもない体位で拘束される。
「いや。いやです、ご主人様。見ないで。恥ずかしい……お願いです」
裕の熱視線が股間に注がれていることを知り、紬は必死に身体をねじって懇願した。鏡餅のようにつぶれた乳房が猥褻に揺れ、裕の痴情をいっそう強烈なものにする。
「紬さん。何て綺麗なオマ○コ」
憧れの家政婦の媚肉の眺めに感嘆し、思わず溜息混じりに言った。
「い、いやだ。見ないで。お願いです。話が違います。ご主人様……」
嗚咽混じりの声で言われた。だがもう、今の裕にはどんな訴えも通じない。憑かれたように、紬の女体のもっとも卑猥な部分に目と心を奪われるばかりだ。
大陰唇は、ふかしたての肉まんを思わせる柔らかそうな眺めと色をたたえてふっくらと盛りあがっていた。その真ん中に亀裂が走り、淡い桜色をした肉ビラがぴょこりと飛び出している。肉ビラは遥香よりも小さめな気がした。
恥裂の上部に鎮座するのは、肉莢に包まれたクリトリス。まだ勃起していないはずなのに、意外と大ぶりな肉豆だった。
淫核の上には小判形に生え茂った、藻くずのような恥毛の繁茂がある。剛毛美女の遥香とは対照的な淡い茂みだった。
「たまらない。紬さん、僕、もうたまらないんだ」
裕はうわずった声で言うと矢も盾もたまらず屈みこみ、牝割れにむしゃぶりついた。舌を突き出し、貝のように閉じた肉ビラをねぶり分ける。
「きゃぁ。いや。だめだめだめぇ。ご主人様、やめてください、そこだけはぁ……」
突然股間を襲ったはしたない衝撃にひくんと痙攣し、背筋をしならせてブリッジのような格好になりながら、紬は艶やかな悲鳴を上げた。
「ううっ、紬さん」
そんな紬の必死ながらも色っぽい抵抗が恥悦の劫火をさらに燃え上がらせる。
舌で肉ビラを掻き分け、膣粘膜の園を剥き出しにした。
そのとたん、日ごろ紬のむちむちした身体から香っていた何ともいえない「女の匂い」を煮込んで凝縮したような芳香が鼻腔と脳髄に染み渡る。