両手で顔を覆って慟哭する遥香に、裕は言葉もなかった。千尋は一緒になって泣きながら、「ごめんね。ごめんね」と遥香の背中をさする。
「さあ、脇役は退場。でもその前に……一つだけお願いがあるの」
涙を拭い、大きく息を吐いて気持ちを切り替えた顔つきになると、遥香は裕と千尋の顔を交互に見た。
「最後の思い出がほしいの」
「えっ? 最後の……思い出?」
すぐには意味が分からず、裕はきょとんとする。千尋も同じらしかった。
そんな二人に、はにかみながら遥香が言う。
「一生の宝物になるような素敵な思い出くれない? 今日一日だけでいいから、二人のお邪魔虫にならせて」
「あっ、あぁ、お姉ちゃん……遥香。んあっ、ああぁ……」
全裸になった裕はリビングのソファに座り、思わず喜悦の呻きを漏らした。
肉棒は、すでに身も蓋もないほどガチンガチンに勃起していた。青筋さえ浮かべて反り返る怒張を四つの柔らかな乳房が挟み込み、上へ下へと揺れる。
ショーツ一枚の淫らな半裸姿になった千尋と遥香の、いずれ劣らぬ見事なGカップ巨乳によるパイズリの責めは、最高の快楽を裕のペニスに注ぎ込んだ。
「裕、気持ちいい? ンフフ、私が言うのも何だけど、高校生のくせにこんな幸せな体験できる男の子、なかなかいないと思うわよ。ね、千尋先輩?」
裕をからかう口調で遥香が言った。きっと、今このときという二度とはない時間を心の底から楽しもうとしているのだろう。
さっきまでの湿っぽさが嘘のように卑猥な昂揚感を剥き出しにして、エロチックな行為に身を委ねる。
「ほんとよ。裕ちゃんってほんとに幸せな子。フフ……んっ……」
遥香の想いは裕だけでなく千尋も理解しているようだった。
生真面目で淑やかな千尋なら臆してもおかしくはない大胆な3Pにも嬉々とした様子で加わり、遥香と一緒になって裕をからかう。
「ほら、もっと気持ちよくしてあげる。んっ……」
「わたしも。んっ……」
遥香と千尋は見つめあって微笑むと二人して口を窄め、クチュクチュと淫靡な音を立てて口のなかに唾液を分泌させた。
顔をうつむけ、ネバネバした涎を乳の谷間に滴らせる。
タイプは違えど、どちらも高嶺の花レベルの超S級美女。そんな二人が美貌を不細工に歪め、下品な雫を暗紫色の亀頭にビチャビチャと浴びせる眺めがいやらしい。
「さあ、これでもっとすべりがよくなったでしょ、裕ちゃん。ほら……」
唾液をたっぷりと垂らし終えた美女たちは、再び蠱惑的な笑みを浮かべてたわわな豊熟乳を上下に揺さぶりだした。
「おっ、あっあっ。ああぁ、気持ちいい」
ぐちゃぐちゃ。ヌチョヌチョ。ニチャニチャニチャ。ぐちょぐちょ。
千尋の言う通り、涎のぬめりが加わったせいで、陰茎に擦れる乳房の感触はいっそう快適なものになった。
柔らかな肉のマシュマロがヌルヌルした体液をまといながらカリ首をえぐる気持ちよさに、裕はたまらず先走り汁を漏らす。
二人の美女はその下劣なツユも潤滑油に混じらせてペニスをしごいた。千尋のピンク色の乳首も、遥香の淡い鳶色をした乳首もすでに硬く痼り、肉実をまん丸に膨張させている。時折それらの乳首が腰や下腹部を擦る感触も、何とも言えず心地いい。
「はうっ、あふう。あん、乳首が擦れて……ふはぁ」
「あん、遥香ちゃん、わたしも。あっあっ、あはぁ……」
乳首の刺激は、裕だけでなく千尋たちの女体も妖しく疼かせているようだった。
二人とも片側の乳房は完全に相手のそれに密着している。ピンクの乳首と鳶色の乳首が擦れあい、肉実を変形させる眺めが猥褻だった。
「あぁ、だめ。出ちゃう。もう射精しちゃうよ……」
「だ、出して。いっぱい精子出して!」
千尋と遥香は声を揃えて裕を煽った。
裕を絶頂に突き抜けさせようと、それまで以上にムギュムギュと四つの豊乳を肉棒に押しつけ、上へ下へと揺さぶって肉傘の縁を擦過する。
四つの豊満な乳房に圧迫された肉棒が気持ちよさそうに肉たちの隙間から飛び出しては消え、飛び出しては消える。またもブチュッとカウパーが溢れた。
乳首と乳首がさらに激しく戯れあい、千尋も遥香も「あっあっあっ」と艶めかしい淫声を上げ、それぞれの美貌に劣情を滲ませる。
今日は千尋の膣のなかで何度果てたか分からなかった。それなのに、裕の陰嚢はまたもたっぷりの子種をグツグツと煮込み、輸精管を甘酸っぱく過熱させる。
「ううっ、射精するよ。あぁ、気持ちいい。気持ちいい。ああぁ!」
「きゃあああぁ!」
長い糸を引いて白い粘液が乳房の狭間から噴き出した。
射精した本人が呆れたくなるほど大量のザーメン。裕の陰茎は三度、四度と脈動し、そのたびに生臭い栗の花の匂いをした生殖汁を勢いよく飛び散らせる。
「あぁ、すごい。こんなにいっぱい……きゃっ」
「女の子みたいな顔してるくせに、裕って逞しいのね。フフ。あん……」
二人の美女は撃ち出された精液を紅潮した美貌や小玉スイカのような胸乳にビチャビチャと浴び、乱れた息を整えながら嘆声を漏らした。
どちらの顔にも妖艶な恥悦が滲み出し、とてもセクシーだ。
「あぁ、いっぱい出ちゃった。ありがとう。二人も興奮してきたの? パンツ、もしかしてもう濡れてるんじゃない?」
狂おしい射精衝動をようやく終息させると、裕は満悦の吐息を漏らし、精液でドロドロに汚れた二人の美女に聞いた。