ハーレムマンション 僕と美人妻たちの秘蜜な昼下がり

撮られているまなみも、昔を思い出してか、プロの凛とした目力を見せ、さらに前かがみに挑発してくる。黒いハーフカップに包まれた肉房が、ゆさゆさとマッシブに揺れている。

沸騰した血液が、肉塊に一気に流れ込むのを洋介は感じた。

「うふふ、洋介くんのH……。カメラ越しでも、わたしの胸ばかり見てるの判るわよ」

「だ、だって、まなみさんのおっぱい凄すぎです……こ、今度は水着、お願いします!」

「ああん、やっぱり水着にさせるつもり?」

「そりゃあもう、水着審査は絶対です」

自分がオーディションの審査員にでもなったつもりで、洋介は返事をした。

「これ、この水着あります? どうしてもこの水着になって欲しいです」

お気に入りの写真集を開き、お目当ての黒い水着を指差した。

「もう洋介くんったら、さっきから恥ずかしい衣装ばっかりぃ……」

身をよじり、悶えるようにして抗議するまなみ。それでも、彼女は、またしても寝室に消えていく。

「ああ、またあそこでまなみさんが着替えている。今度は水着だから、全裸になるんだ……」

先ほどから何度も駆られている、覗きたい衝動に、またも胸をかきむしられる。

「ダメだ。ダメダメ。まなみさんは僕を信用してくれている」

必死に自分に言い聞かせながら、収まりのつかなくなった肉塊をむぎゅりと掌で握りしめた。瞬間、甘い電流が、背筋をずがががんと走り抜ける。

写真集の中で、まなみが嫣然と微笑んでいた。

腰が抜けたようにフローリングに腰を落とす。肉塊の疼きは、収まりがつくどころか、さらに差し迫った欲求を訴えかけている。

「ダメだよ。それもダメだ、ああだけど……」

急速に頭の中が、ピンクの靄に覆われていく。もう一度、快感を味わいたくて、右手を肉塊にあてがう。そこだけ湿っているように感じられるジーンズの前部分を、再びぐにゅんと刺激した。

「はぐううううっ」

あまりの気持ちよさに、思わず漏れ出しそうになった声を、唇をつぐみ喉奥に必死で留めた。

「ああ、このまま射精してしまいたい」

膨れ上がる欲求に見境がなくなり、ここがどこであるのかも忘れかけている。今、まなみがここに現れたらどうなるかと想像すると、背筋に冷やりとしたものを感じる一方、その危うさがより刺激的に洋介の興奮を誘うのだった。

(まなみさんの生ビキニ姿でオナニーできたら……)

寝室に彼女の気配を感じながら、目の前の写真集の水着姿と現在のまなみとを重ねあわせる。

じゅくじゅくと疼きを増す肉塊に、たまらず洋介は、手指をジーンズの中に突っ込んで、直接握りしめた。灼熱に猛り狂う肉塊は、すでに亀頭部分を先走り汁で、ぎとぎとぬるぬるにさせている。

足を伸ばし、フローリングに寝そべるようにして、もう一度脳裏に写真の中のまなみを焼き付ける。

「うぐうううっ……」

びくんと腰部が震えてしまうほどの快感に、ぎゅっと目を瞑り、肉塊をしごきたてた。瞼の裏には、まなみのビキニ姿。薄布がぱんぱんに張りつめたEカップの乳房に、顔を埋める瞬間を想像しながら、甘い快感に全身を痺れさせるのだ。

「ああ、まなみさん。まなみさん……」

心なしかまなみの艶めかしい体臭が、部屋に増した気がした。

「洋介くん……自分でなんてしなくても、わたしが……」

途方もなく柔らかい女体が、洋介の身体にしなだれかかるようにまとわりついてきた。

「えっ? うわ、ま、まなみさん……」

それが妄想の産物なのか、本物のまなみなのか、瞬間的には判別がつかなかった。けれど、目の中に飛び込んできた熟女の黒ビキニ姿は、想像以上に麗しくも悩ましく、そしてあまりにもエロチックな匂いを醸し出している。

最低限申し訳程度にしか隠されていないまなみの女体は、どこもかしこもがむちむちに熟れきっており、激しい渇きにも似た狂おしいまでの性欲が喚起された。

「ね、わたしに任せて。自信をくれたお礼をさせて……」

「え、で、でも……」

「いいのよ。若い男の子がわたしのようなおばさんに興奮してくれただけでも、うれしいの。だから、ねっ」

瞼まで紅潮させ、アルトの声をハスキーにさせて囁くまなみ。見たこともないくらいに妖艶で美しい表情に、すぐにでも射精してしまいそうになりながら洋介は、身体の力を抜いていった。

洋介の身体の上に乗り女体を擦り付けながら、洋介のシャツの前ボタンを外していくまなみ。はだけた胸板に、ぽってりとした朱唇を吸いつけてくる。

ちゅっぱちゅっぱと音をさせて乳首に吸いつかれ、舌先でれろれろとくすぐられる。

「うわああ、ま、まなみさ~ん!」

お腹のあたりにあたる物体が、ぶよんぶにゅんと心地よく潰れては、柔らかく弾じき返され、乳肌がしっとりとまとわりつくよう。えも言われぬ女体の感触を存分に味わわせてくれるのだ。

熟れを重ねた乳房が、これほどまでに男の性欲に訴えかけてくるものだとは知らなかった。

「あううっ、まなみさん、それ……うっくふうう」

「それ、どうしたの? 気持ちいいの?」

マニキュア煌めく細指に胸板を摩られると、ざわざわと性感が目覚めてはさんざめく。そこに、まなみの唇が寄せられると、ぞくぞくとした快感に肌が鳥肌立った。

「そう。すごく、気持ちいい……くふっ、くすぐったいような、疼くような……」