ハーレムマンション 僕と美人妻たちの秘蜜な昼下がり

ムッとするような女臭は、バニラ系の香りに、ほのかにチーズにも似た匂いを加えたような大人の香り。嗅いでいるだけで、頭の芯がクラクラしてくる。

「あうううっ……あ、ああん!!」

鼻のスロープで、グイグイと敏感な部分を擦りつける。もはや、綾香に声を抑える余裕はなくなっている。白い顎をのけ反らせ、艶腰を右に左にのたうたせるのだ。

「ああ、洋介くん、激しい。お鼻に食い込まれちゃうぅ!」

トリュフを探し求め大地を掘り起こす豚さながらに、洋介は匂いの源泉を掘り起こす。

「あはぁっっ、んんんっ……ああぁっ、洋介くぅん」

綾香ほどのおんなに甘く名前を呼ばれ、心が湧きたたぬはずがない。洋介は、返事代わりに敏感な小突起のあたりを狙って鼻先で押し上げた。さらには、指先でも外陰唇を執拗に撫で擦る。

「ひうっ、あ、あああ。そこダメ、私、どんどんおかしくなっちゃうぅ!」

艶めく声に、洋介は頭を起こし綾香の美貌を見やった。

花びらさながらの朱唇に、ひと房の髪を咥え、色っぽくわななかせている。その唇に官能的な肉びらが連想されて、洋介はついにパンティのゴムひもに手をかけた。

「それじゃあ、このパンティもらうよ」

洋介は、そう宣言すると、美女フェロモンをたっぷりと染み込ませた薄布をゆっくりと引き下げた。

やさしく淑やかに生えた陰毛が、少しずつ全容を露わにする。漆黒の叢は、露に濡れ光り宝石が輝くよう。一本いっぽんの細い毛が密に折り重なったその下に、夢にまで見た高嶺の花がひっそりと咲いているのだ。

「ああ、どうしよう。あそこがじゅんって疼いちゃう」

細い腰回りが妖しくうねるのが、なんともいやらしく洋介を悩殺する。

「綾香のおま○こ、よく見せて!」

露骨な言い方に、さすがの綾香も「いや……」とか細く漏らして顔をそむけた。

太ももが内股に閉じられて、神秘の部分が見えなくなってしまった。

「いいよね?」

千々に散らばったストレートロングの中に埋もれた美貌を、覗き込みながら、強引に手指を内ももにあて、ぐいっと左右に割り開いた。

思ったほどの抵抗もなく、泣き別れていく内もも。しっとりとやわらかな手触りには、乳房とはまた違った官能がある。

「ああ、恥ずかしい……」

逆Vの字に大きくくつろげさせ、その開いた空間に洋介は身体を滑り込ませた。

そっと繊毛に触れると、女体がまたしてもびくんとうねった。

見た目よりもさらにやわらかな陰毛。最高級の毛筆になりうるほどの毛質を、しょりしょりとくしけずる。

「洋介くん……。あん、本当に恥ずかしいの……そんなにいじめないで……」

しっとりとした甘手が洋介の手首を押さえ、羞恥の声を漏らした。洋介は捕まえられた手をそのままに、ただじっと彼女を見つめた。すると、甘手から力が抜けて、おずおずと引き下がっていく。白くしなやかな手は、自らの美貌を覆い、観念するようにつぶやいた。

「あぁ、いいわ。見てっ、私のあそこを……」

古風なまでに貞淑な綾香だから本当は、恥ずかしくて仕方がないはずだ。それでも身を任せようとしてくれる人妻に、洋介は心から感謝した。

「ありがとう。綾香」

やさしく囁いてから、再び視線を秘部に張りつけた。

そこに潜んでいたのは、あまりに卑猥で、そして美しい女裂だった。小柄な菜緒よりも狭いと思われる縦五センチほどの紅い裂け目。それがまるで唇のように、ひくひくと喘いでいるのだ。あえかに覗かせる内部には、さらにいやらしい肉襞が、幾重にも折り重なって、海の中でゆったりと漂うように蠢いている。

人一倍肌が白いせいもあり、熟しきったざくろのような赤みが、いっそう鮮やかに際立つ。立ち昇らせているのは、生々しさを増した濃厚なフェロモン。無意識のうちに発散させている人妻の淫香だから、より罪深く淫らだ。

まさしく淫靡としか言いようのない女性器に、洋介はごくりと生唾を呑みこんだ。

潔癖なまでに清潔さがよく似合う綾香が、こんな器官を隠し持っていることが信じられない。アイドルがトイレに行かないものだと信じるように、洋介は綾香を神格化していることに気がついた。同時に、洋介は、自分がひどく感動していることにも気づいていた。

女性経験は、決して多くない洋介だったが、幸運にも美しい人と結ばれることが多い。その中でも、綾香の女陰は飛びぬけて美しいのだ。

男にはない妖しい魅力に溢れた造形は、ひくひくとまるで綾香とは別の生き物のように蠢き、洋介を誘っている。

「触るよ……」

「いいわ。触って……」

熱視線に灼かれ、ぐちゅぐちゅに潤った淫裂に指先を添える。いきなり花びらには触れずに、ぷっくらとした肉土手をそっとなぞり、徐々に花びらの縁に寄せていった。

「んっ……あ、あふっ」

苦しげに息が継がれ、わずかに腰がくねった。

ぬるぬるの透明な淫汁を指にしっかりとなじませ、肉花びらの表面をあやしはじめる。指先が触れるか触れないかの繊細さで滑らせた後、鶏冠のようなびらびら肉を親指と中指に挟み、甘く圧迫してやる。

「はぁ……っく……ふぁ……ふぬぅ……はふぅあぁ……」

濡れ肉の表面に幾度も小さな円を描いていくと、噛み縛られていた白い歯列がほつれだし、シルキーな啼き声が絶え間なく漏れるようになった。