ハーレムマンション 僕と美人妻たちの秘蜜な昼下がり

まなみの美貌が、悩ましい表情に変わるのに、それほどの時間は掛からなかった。どこが感じてしまうのか、知り尽くしているおんな同士、それも二人から責められているのだから当然なのかもしれない。

「ほらまなみさん、じっとしていて。こういうのも見てもらいましょうよ。洋介だって見たいはず。ね、洋介っ」

唖然としている洋介に、菜緒が同意を求めてくる。

思わず首を、ぶんぶんと縦に振った。

おんな同士で慰め合う姿を、まさか目の当たりにできるとは、思ってもみなかった。

ごくりと生唾を呑みながら身を乗り出し、美女たちがもつれあう姿に魅入られるのだった。

そんな洋介の熱い視線を感じたのか、まなみの瞳に諦めが宿った。その豊麗な女体からも、観念したかのように力が抜けていく。

「うわ~。まなみさんの身体柔らかい~~!」

そこからは与えられる快感を甘受するかのように身を任せるまなみなのだ。

美女たちが醸し出す、めくるめく淫靡な雰囲気に、洋介は眼を皿のようにして、その錦絵のような睦みあいをしっかりと脳裏に焼き付けた。

ソファの上、まなみを真ん中に挟み菜緒と綾香が、その熟れた肉体を弄んでいる。

「最近またTVで見るようになったけど、本当に、まなみさんってきれい……。さすが女優さんって感じねえ」

菜緒にはSっ気があるのか、大きな瞳をいつにもましてキラキラと輝かせている。

「あうん。あふあぁ、菜緒さんダメよ。そんなおんな同士……ちょっと……ふむん……あ、待ってってば……」

まなみの唇をかすめ取るように、ちゅっちゅと吸い付ける菜緒。まなみの方は、さすがにおんな同士では抵抗があるのか、しきりに抗いの言葉を吐いている。

「ああん、まなみさん色っぽいのですね……。ふっくらとした唇もやわらかい……ふむん……。ねえ、今度私にもメイクの仕方教えてくださいね」

家にいる時は、あまり濃い化粧をしないまなみだが、撮影帰りであるため、いつにもましてばっちりメイクだ。

マスカラでボリューム感を持たせた睫といい、アイラインで強調された目もとといい、ローズ系のルージュにさらにグロスで輝かせた唇といい。真っ白な肌の透明感といい。全てが完璧である。それでいてケバイと感じさせるようなところがまるでなく、一段と艶めいた大人の魅力を振りまいている。

特に、いつも洋介が吸い込まれてしまいそうと感じる瞳は、強調されているせいもあってゾクッとするほど色っぽい。

「私にも、教えてくださいね。いつも私、地味な印象にしかならなくて……」

躊躇いがちにまなみの首筋に吸いついていた綾香が、カラフルなワンピースの背中についたファスナーを下ろしていく。その悩ましいボディラインを露わにさせようというのだ。

「はむん……ぶちゅちゅちゅ……れろん……ほふう……ぢゅちゅちゅちゅっ……」

おんな同士の薄い舌が、まなみの口腔で絡み合っている。

綾香の左手が、栗色の豊かな雲鬢のなかに差し込まれていく。繊細な髪のなかを愛しげにかきまわし、ワンピースからはだけた繊細な鎖骨に朱唇をあてがった。

「ふむむん……ふああ、はああ……ああそんな、そ、そこは……」

まなみの太ももをやわらかく撫で回していた菜緒の手指が、ぐいっとさらに奥へと挿しこまれた。

テロテロのワンピースの裾がしどけなくまくれあがり、ベージュのストッキングが露出する。その股座を中指と薬指が、風にそよぐように擦りつけるのだ。

いつの間にか綾香の方は、まなみのミルキーホワイトのブラジャーを外しにかかっていた。うなじや背筋にキスの雨を降らせながら、ブラのフックを外していく。

プッツと小さな音がしたかと思うと、膨らみを覆っていたハーフカップがずれて、ぶるんと迫力の乳房が居間の空気に直接触れた。

「うわあ、すごいおっぱい!」

菜緒が歓声を上げて、下腹部を愛撫したまま、右乳に吸いついた。

「本当にすごいのですね。それに肌もきれい……」

うっとりとした表情で、綾香がもう一方の乳房に唇を寄せる。

「あうん……あはっ、あ、ああぁ……」

菜緒も綾香も、いきなり乳首に取りついたりはしない。広く大きな乳肌に、ぶちゅっ、ちゅちゅっと口づけして、徐々に真ん中の薄茶色の標的に近づいていくのだ。

「っく……はあ、ああ、洋介くん、助けてぇ……」

艶めかしく細められた瞳が、うっとりと成り行きを見つめている洋介に向けられた。すでに官能にぬかるんでいる瞳は、どぎまぎしてしまうほど色っぽい。

「洋介もこっちへ! まなみさんをイカせちゃおうよ。きれいな女優さんがイクところ、私見てみたい!!」

まなみに対抗するように、菜緒から誘われる。

洋介は、硬くさせたズボンの前をむぎゅっと一度鷲掴みすると、心地よい快感電流を味わいながら立ち上がった。

「うん。そうだね。それもいいけど、どうせなら……」

ふらふらと、絡み合う美女たちの傍に歩み寄ると、菜緒の女体に手を伸ばした。

「え、なに? ああん、洋介ぇ~!」

ルーズに着こなしたサマーセーターの裾をまくり上げ、瑞々しい上半身を露出させる。相変わらずノーブラの菜緒だから、小ぶりながらも形の良い膨らみが、ぼろんとばかりにまろび出た。

「さあ、綾香さんも……」

嬉々として綾香の背後に回り込み、薄手のピンクのカーディガンを脱がせてから、フェミニンなオフホワイトのキャミドレスを裾から裏返しにするように、一気にはぎ取った。