ハーレムマンション 僕と美人妻たちの秘蜜な昼下がり

「大好きです。僕も菜緒さんのこと初めて見た時から素敵だなって。でも人妻だからいけないんだって……」

熱い想いを胸から吐き出すと、さらなる激情に駆られ華奢な肉体を抱きしめずにいられなくなる。その間中、手指の甘いニギニギは繰り返されるのだからたまらない。どんどん劣情がしわ袋に蓄積され、その切ないまでの焦燥感が腕の力を強めさせた。

「うふふ。可愛い人。洋介って、ほんと母性本能をくすぐってくれるよね。Hなことをどんどんしてあげたくなっちゃうわ」

またしても耳朶を甘噛みされた。ぞくぞくぞくっと淫波が背筋を駆け抜ける。上体がぶるぶるっと震えるのを止められない。

「あ、菜緒さん、それだめだよっ……本当に気持ちよくなっちゃうよぉ!」

イソギンチャクがたゆとうように蠢いていた手指が、幹竿に沿うようにして上下運動をはじめるのだ。

すべすべつるつるの菜緒の手指は、洋介の噴きこぼした先走り汁を巧みに利用して、滑らかなスライドを一定のリズムで刻んでいく。

くちゅんくちゅんくちゅん、ずちゅっ、ねちょっ、ぶちゅっ──。

くぐもった水音が大きくなるたび、洋介が受ける快感も鋭さを増していく。

「あおう、うぐうううっ……うがああっ、ふはおう……」

喉奥から獣のような呻きを漏らしながらも、尻穴をぐっと引き絞り、放出を懸命に耐える。美しい手指を白濁で汚すことが申し訳ないのと、少しでもこの夢のような瞬間を味わっていたい気持ちでいっぱいなのだ。

大胆な菜緒のことだから、この手淫を耐え切れば、今度は口でしてくれるかもしれない。ことによると、もっと良いことをしてくれるかもしれない。童貞の頃のような青臭い妄想が、抑えようもなく膨らんでいった。

「ねえ、洋介ぇ。我慢しなくても良いよ。一度、射精だしちゃった方が、愉しめるでしょう? 大丈夫、その妄想以上にサービスしてあげるから期待してぇ」

菜緒のスライドが、手首のスナップを利かせたものへと移行した。

余った肉皮が亀頭部を覆い、すぐに付け根へと引き下がっていく。しなやかな手指も亀頭部を擦り、カリ部をくすぐり、肉幹を甘く締めつける。心内を見透かされた洋介は、恥じ入る余裕もなく、ひたすら快感に溺れていった。

「うぐうううっ……ほ、本当に射精ちゃいそうだ……で、でもだったら尚更もったいないよ! 菜緒さんをたっぷりと味わいたいっ!!」

とぐろをなしていた射精衝動が、やるせないまでの悦楽にむっくりと鎌首を持ち上げ、今にも飛びかからん寸前にまで膨らんでいるのをぐっと奥歯を噛んでやり過ごす。

「もう。欲張りな洋介っ。それじゃあ、こんなのはどう?」

菜緒が洋介の上にしなだれかけていた小柄な身体を、腕の力だけで持ち上げる。

二人の間で押しつぶされていた胸元が、ふわんと元の大きさに戻り、やさしく上下に揺れた。

くびれ腰をくの字に折り曲げ、菜緒が身体の上下を入れ替え、シックスナインの体勢となった。

「うわぁ。やっぱり大きい!」

彼女の目と鼻の先に下腹部を晒しているのかと思うと、顔から火が出そうなほど恥ずかしさを感じる。

「菜緒さん! ああ、菜緒っ!!」

ぶるぶるっと背筋が震えだすほどの鋭い悦楽。またしても菜緒の手指が肉幹に絡みついてきたのだ。しかも今度は、もう一方の手指が、しわ袋を包み込むように添えられている。

我慢できないほどの疼きにも似た快感に、思わず尻肉に力を込め肛門を引き絞った。

「ああん。すごいぃっ! 洋介のおちんちん、ぶるんって跳ね上がったぁ!!」

セリフの後に、ハートマークが見えるような甘く弾む声。洋介の目の前で、アイボリーのミニスカートがひらひらと左右に揺れた。

ミニスカートの下は、黒のレギンスに覆われているためパンティまでは拝めないが、その尻肉の全容は知ることができる。ほっこりと丸くやわらかそうで、中華まんが連想された。程よい肉付きの太ももから、きゅっと締まった足首までの悩ましいラインも最高だった。

「おわあああぁぁっ!」

魅惑のお尻に見とれていた洋介に、さらなる悦楽が押し寄せた。

ねっとりと生温かく、ぬるぬると粘つく空間に亀頭がエラ首まで包まれている。

洋介は、首筋を亀のように持ち上げ、自らの下腹部を覗き込んだ。

「菜緒、だめだよ。そこ、汚いよ。シャワーも浴びていないのに……」

我ながら女の子のようなセリフだと思ったが、彼女の美しい唇を汚してしまうのが本当に申し訳なく、それが洋介の本心だった。

「うふふっ。ちょっと酸味があるけれど大丈夫。私がお口できれいにしてあげる」

持ち上げられた美貌がこちらを振り向き、悪戯っぽい微笑を浮かべた。頬を紅潮させたその表情は、人妻らしい色気と殺人的な可愛さに満ち満ちている。

「で、でも、ダメだよ。やっぱりそんなの申し訳なっ……あわわっ、うああぁぁっ!」

語尾が情けない喘ぎにかき消されたのは、またしても菜緒に咥えこまれたからだった。

大きく開かれた赤い唇が、ずるずるずるっと勃起を呑みこんでいくのだ。

「うああああっ、菜緒っ、それ、気持ちよすぎ!」

うねり押し寄せる甘い快感に、思わず腰を浮かせてしまう始末だった。

今にも射精してしまいそうな洋介だったが、いきなり彼女の口腔に放出するわけにもいかない。強烈なまでの淫波は、ある意味拷問のようなやるせなさだ。