人妻フルコース~熟れ頃・食べ頃・味見頃~

「じゃあ、こっちへどうぞ」

促され、講師用調理台に移動した熟女講師の隣に移動する。まな板との距離や足の開き方、正しい包丁の持ち方など、実際に説明を加えながら千佳子が実演してくれるのだが、拓実はどうしても集中できなかった。

(ダメだ、先生の手元を見ようとすると、どうしても大きなオッパイも目に入ってきちゃうし、まな板との距離を見ようとすると、今度は腰やお尻が気になっちゃうよ)

先ほど覗いてしまった、ニンジンを使っての自慰が脳裏に甦り、一度はおとなしくなったペニスが、再び鎌首をもたげそうな気配がある。

「やっぱり、さっきのことが気になってしまっているのね。見なくてはいけないところではなく、見なくてもいいところに視線が向いてしまっているようね」

「ハッ、あっ、いや、それは……。ごめんなさい。僕、あの……」

「ねえ、そんなに色っぽかった? 本当に気持ち悪くはなかったの? こんなおばさんのあんな姿を見て」

「はい、本当です。とっても綺麗でした」

包丁を調理台に置き、こちらに向き直った千佳子の言葉に、拓実は大きく頷いた。

「も、もしかして、興奮した?」

「はい。と、とっても、あの、素敵、でした」

母性的な顔を赤く染めながらの言葉に、拓実は再び頷いた。すると、熟妻の顔に一層の赤みが増し、同時に先ほど垣間見た艶っぽさが滲み出してくる。

「もしかして、いまも、私の胸やお尻を見て、思い出しちゃったの?」

「ごめんなさい。真面目にやらなきゃとは思うんですけど、どうしても……。僕、ここに入会したの、先生がとっても綺麗で優しそうだったからなんです。こんな綺麗な先生に教えてもらえたら、僕でも少しはできるようになるかなって。だから、あの、綺麗な先生があんなことしてるの見て、すっごく興奮したっていうか、なに言ってるんだろう、僕。すみません、なんか変なことばっかり」

「うぅん、いいのよ。でも、ほんとなの? こんなおばさんの私の姿にほんとに」

「本当です。それに、先生はおばさんなんかじゃありません。凄く素敵な女性です」

驚きの顔を向けてくる熟女に、拓実は顔を赤く染めながら、はっきりと言い切った。

「はぁン、そんなこと言われたら私……。いいわ、特別に私が鎮めてあげる」

「えっ! せ、先生!?」

思いがけない言葉に、今度は拓実が大きく目を見開いてしまう。

(鎮めるって、まさか、ニンジンの代わりに本当に僕ので……)

「さっきの件の口止め料代わりに、手かお口を使って楽にしてあげるわ」

(手か口? そりゃ、そうだよな。いや、でもまさか、並木先生にそんなことしてもらえるだなんて……)

すっかり顔を上気させた千佳子の言葉に、若干の失望を感じながらも、腰骨が期待にブルッと大きく震えた。

「い、いんですか、本当に、そんなこと……ゴクッ」

「ええ。でも、絶対に誰にも言わないでね」

「もちろんです」

「じゃあ、こっちに。ここじゃあ、誰かが来たとき、すぐにバレてしまうわ」

先導する千佳子のあとにつづく形で、拓実はパントリー内へと入った。

「奥まで入っちゃうと、生徒さんが来たとき音が聞こえないから、ここでいいかしら」

「は、はい、僕はどこでも……ゴクッ」

二、三歩進んだところで振り返った千佳子に、拓実は緊張を覚えつつ頷き返した。

すると、熟女講師はその場にすっと膝をついた。上気した艶っぽい顔で拓実を見上げ、両手をジーンズのボタンにのばしてくる。

「あぁ、千佳子先生に、脱がせてもらえるなんて」

「だって、これはさっき見たことへの口止め料なんだもの。それくらいはさせてもらうわ。でも、本当に私みたいなおばさんに触られて、気持ちよくなれる?」

「もちろんです。だって、先生、とっても綺麗で、全然おばさんなんかじゃないですから。だから、僕、すっごく嬉しいです」

「まあ、秋山くんったら、だったら私も頑張らないといけないわね」

母性の中にも熟れた女の色香を滲ませた笑みを浮かべた千佳子が、ボタンとファスナーを開放し、膝下あたりまでジーンズを引きおろしてきた。露わになった白いブリーフの前面は、すでにこんもりと盛りあがった状態だ。

「ハッ、す、凄い、もしかして、これが普通の大きさなの」

「いえ、先生に脱がせてもらえているんだと思ったら、それだけで興奮しちゃって」

「そうだったの、ごめんなさい。私、もう十年以上、大きくなった男の人のを見ていないから。じゃあ、これも脱がせてしまうわね」

自虐的な笑みを浮かべ、千佳子がブリーフの縁に指先をかけてきた。

(十年以上見ていないって、それじゃあ先生は、それだけエッチから遠ざかっているってことなのか? そんな、こんなに綺麗で、スタイルだって抜群の奥さんにそんな寂しい思いをさせているなんて、なんて酷い旦那さんなんだ)

ブリーフを脱がされ、半勃ち状態のペニスを見られる恥ずかしさよりも、千佳子の口から出た言葉に、拓実は衝撃を受けていた。誰もいないパントリーで、野菜を使ったオナニーをしてしまうのも、当然のような思いにかられてしまう。

脳裏には再び、ニンジンで秘唇を撫であげ、豊乳を捏ねあげていた熟女の姿が甦った。ビクンッと腰が震え、一気に完全勃起状態に移行してしまう。直後、ブリーフがズリさげられた。ぶんっ、と唸るようにして強張りが飛び出す。