人妻フルコース~熟れ頃・食べ頃・味見頃~

拓実の正面にしゃがみこんでいるため、少年が人妻を見るには自然と視線を下に向けることになる。すると、たわんだ襟元からブラジャーに包まれた乳房がまともに視界に入ってしまうのだ。

(少し大きくなったということは、私の身体に興奮したってことよね。高校生の拓実くんが、三十六歳の私に……)

それを理解した途端、艶妻の子宮に激しい疼きが襲った。思わず腰がくねってしまいそうになるのを、なんとか抑えつけていく。

「でも、濡れたまま帰すことはやっぱりできないわ。だから、乾かしてしまいましょう。ねっ、そうしましょう」

「えっ、かっ、乾かすって、あの、あッ! さ、坂下さんッ!?」

言葉の途中で、拓実の声が一際高くなった。

白いブリーフの縁に指を引っかけた晴恵が、一気に下着を引きおろしたのだ。亀頭先端から樹液を滴らせる、半勃ち状態の淫茎がボロンッと晒される。刹那、鼻腔を襲う牡臭が一層濃くなった。

(はぁン、本当に凄く濃い。こんな濃密なザーメン臭、初めてかもしれないわ。それに、拓実くんのオチンポ、あどけなさを残した顔をしている割に、なんて逞しいの)

半勃ち状態にもかかわらず、拓実のペニスは晴恵の性感を揺さぶるに充分な迫力を持っていた。

色こそ初々しいピンク色をしているが、完全に剥けきった亀頭はカリの張り出し具合も充分であり、竿まわりも成人男性のそれと遜色ないレベルに達していそうだ。完全勃起後の姿を想像すると、それだけで肉洞がキュンッとなってしまう。

(ダメよ、いくらご無沙汰だからって、さすがに高校生の男の子と変な関係になるわけにはいかないわ。高校生じゃなければいいかって言うと、決してそういう問題でもなくって、あぁん、ダメ、頭がクラクラしちゃいそう……)

高まりつづける淫欲をなんとかやりすごし、ひとつ息をついてから改めて拓実を見上げた。その顔が先ほど以上に上気しているのは、もうどうしようもない。

「こんなにいっぱい出ちゃってたのね。さあ、足首からジーンズとパンツを抜いてちょうだい。そうじゃないと、パンツ、拭けないでしょう」

「でも、あの、僕……」

「恥ずかしがってちゃダメ、男の子でしょう。堂々と見せつけろとは言わないけど、こんな濡れたパンツじゃ、気持ち悪いでしょう。ほら足をあげて」

「は、はい」

恥ずかしそうに両手で股間を隠した拓実は、それでも小さく頷き、右足をあげてきた。ジーンズとブリーフを抜き取ると、今度は左足をあげさせ、そちらからも布地を取り去ってやる。

ソファ横のサイドテーブルに置かれていたボックスティッシュから、ティッシュペーパーを何枚も引っ張り出し、ブリーフの内側に付着しているゲル状の白濁液を拭った。ヌチョッとした粘液がティッシュに吸いこまれ、ずっしりとした質量となる。

さらに、ティッシュから溢れた精液が指先に生温かな温もりを伝えてきた。ブルッと背筋にさざなみが駆けあがり、肉厚の朱唇が自然と半開きになってしまう。

(はぁ、あぁ、ダメだわ、どんどん、呼吸が荒くなってきちゃう)

淫唇がキュンキュンッと卑猥に蠢き出すのを、止めることができない。

「さあ、手をどけてちょうだい、オチンポも綺麗にしなくちゃ」

「イッ、いえ、それは、じ、自分で拭きます、から、ゴクッ」

ハスキーな晴恵の声は、一層の艶を帯びていた。拓実もそれを敏感に感じ取ったのだろう。声が上ずり、生唾まで飲みこんでいる。その反応が、艶妻の母性と淫欲、両方をさらにくすぐる。

「私が射精させちゃったんだもの。ちゃんと最後の後始末まで、責任を持つわよ」

晴恵は艶然と微笑みながら拓実の前に膝行し、股間を覆う少年の両手をやんわりと離させた。人妻の艶姿に興奮が高まったのか、拓実のペニスはいまや裏筋を見せ、隆々とそそり立つ完全勃起の状態に移行を終えている。

(はンッ、すっごい。まだ直接触ってあげてないのに、またこんなに大きく……。ザーメンを拭う私の姿で、こうなってくれたのよね。うふっ、なんか嬉しいわ)

夫との性交から遠ざかっていただけに、少年の敏感な反応が、おんなとしての悦びを盛りあげていた。同時に、拓実への愛おしさもさらに上昇していく。

「あぁ、坂下、さん……」

「晴恵よ。坂下じゃなく、晴恵って、下の名前で呼んで。だって、こんなことしてあげるのって、やっぱり特別でしょう」

「こっ、こんな、こと?」

「そう、こんなことよ。うふふっ」

気圧された様子の拓実を見上げつつ、晴恵の右手が天を衝く強張り、その肉竿中央をやんわりと握りこむ。精液の残滓によるヌメリとそこから漂う精臭。ペニス本体の熱さ、そして硬さが、熟女の性感を激しく揺さぶってきた。

(あぁン、凄いわ。こんなにカチンコチンになったオチンポに触ったの、学生時代以来かしら。いえ、硬さと熱さはあれ以上だわ。はぁ、高校生のって、すっごい)

「ンはっ、あぅ、あぁ、坂しっ、晴恵、さ、ンッ」

「うぅん、とっても硬くて素敵よ、拓実くんのオチンポ。こんなに逞しいのを触っちゃったら、ほんと止まらなくなっちゃいそうよ」

「とっ、止まらなくって」

「ふふふっ、気になる? こういうことよ。──はぅッ」

若い牡の濃厚な欲望臭に、三十六歳の人妻の淫欲が止め処なく膨れあがっていた。そのおんなとしての本能に突き動かされ、晴恵は急角度でそそり立つ淫茎を少し押しさげると、いまだに樹液を滲ませつづけている亀頭先端に、肉厚の朱唇を近づけていった。Oの字に口を開き、口腔内へと迎え入れていく。