人妻フルコース~熟れ頃・食べ頃・味見頃~

「えっ、あっ、いや、そ、それは……」

「ほんと、しょうのない子なんだから。オチンチンに手をのばしたら注意しようと思っていたんだけど、それは我慢してたみたいね」

生地をオーブンに入れた千佳子が立ちあがり、母性と艶っぽさの混ざり合った顔で、拓実を見つめる。途端に少年の顔の赤みが、一層増したのが分かる。

「先生も、お気づきだったんですか」

「もちろん。だって、エプロンの脇から覗くお乳や、丸見えのお尻に熱い視線、何度も感じたもの。悠里ちゃんは、まったく気づかなかったの?」

「はい。ケーキ作りを覚えようという気持ちもありましたし、裸エプロンの恥ずかしさで感覚が麻痺してる部分もあったんです。だから、いま改めて秋山くんのオチンチンの膨らみを見て、ビックリしちゃって」

(やっぱり私って、色々と余裕がないのかもしれないわ。それにしても凄い。パンツの前にできたシミも、さっきよりずっと大きく広がっていて、あぁん、なんかエッチな匂いまで、漂ってきそう)

ブルッと腰が震え、淫唇から溢れた蜜液が内腿を少し濡らしてくる。

「悠里ちゃんって拓実のこと、ずっと秋山くんって呼んでるわよね。あっ、最初の頃は秋山さんだったかしら。でもさ、特別な仲になったんだし、下の名前で呼び捨てちゃいなさいよ。ねッ、た、く、み」

「好きに呼んでくださって結構ですよ。それで、千佳子先生、次はなにをするんですか? 生クリームの準備とかですか」

蠱惑の微笑みを浮かべる晴恵に、苦笑混じりに返した少年が、今度は千佳子に向かってそんな問いを発した。

「生クリームは使う直前に泡立てたいから、まだ準備しないわ。トッピングで使うフルーツは、二人が来る前に、晴恵さんとカットして冷蔵庫に入れてあるし」

「つまりは、生地が焼きあがるまでは、することがないってことよ。拓実のいやらしいオチンポを悪戯する以外にはね。ほら、早くパンツを脱ぎなさい」

「えっ! こ、ここで、ですか?」

妖艶な瞳で意味ありげに微笑む艶妻に、拓実の両目が大きく見開かれた。

(嘘!? ほんとに、ここで秋山くんと? それも千佳子先生や晴恵さんと一緒になんて、そ、そんないやらしいことが本当に……)

性交は一対一で行うものだという意識を、経験の少ない悠里は強く持っていた。複数が同じ場所でお互いに見られながら行う行為があることくらいは、知識として持っている。だが、自分がその当事者になるなど、考えたことがなかった。

「もちろんよ。裸エプロンなんだから、キッチンじゃなきゃ。美人妻を三人いっぺんに相手にできる幸せ者に、文句を言う権利なんかありません。ほら、早くしなさい」

「ち、千佳子、先生……」

「あと三十分くらいはかかるから、もし拓実くんが脱いでくれたなら、硬くなったものを、楽にしてあげることはできるわ」

「さあ、どうするの、拓実」

積極的な晴恵。艶妻ほどではないが、遠回しにペニスを晒すことを求める千佳子。経験豊富な二人の先輩人妻に悠里はただただ圧倒されていた。

「分かりました、お、お願いします」

意を決したように、拓実がブリーフの縁に指を引っかけた。そのまま一気に下着を脱ぎおろしていく。ペチンッ、と腹部を叩くように、完全勃起の強張りが三人の人妻に晒される。甘いバターの匂いに変わって鼻腔の奥をくすぐってきたのは、おんなの性感を妖しく揺さぶる、若い牡の精臭であった。

(凄い。秋山くんのオチンチン、いままでで一番、大きくなってるかも)

拓実のペニスは、早くも亀頭がパンパンに張り詰め、漏れ出した先走りで硬直全体が、妖しい光沢を放っていた。初々しい色をしていながらも、逞しい肉竿には太い血管が浮きあがり、ビクッ、ビクッと小さな胴震いを起こしている。

(千佳子先生や晴恵さんだけじゃなく、きっと私のこの身体にも興奮してくれて、あんなに大きく……。私の身体が高校生の秋山くんを……)

何度か肌を重ね合わせてはいたが、それでも拓実が色っぽい千佳子や晴恵だけではなく、若妻の肉体にも恍惚の視線を向け、ペニスをいきり立たせている姿を目の当たりにすると、女としての自信が沸き立ってくる。

「はぁン、ほんといつ見ても凄いわね、拓実のそれ。見ているだけで、あそこの奥がジンジンしてきちゃうわ」

艶の増したハスキーボイスを発し、晴恵がすっと少年の前にしゃがみこんだ。躊躇いなく右手をのばし、裏筋を見せそそり立つ肉竿の中央を、やんわりと握りこむ。

「ンはっ、あぁ、は、晴恵さん……」

「硬いわ、拓実。ほんとにすっごく硬くて、とっても熱い」

陶然とした囁きを漏らし、艶妻がペニスをこすりはじめた。チュッ、クチュッ、すでに大量に溢れ出していた先走りの影響で、すぐさま粘ついた淫音が響く。

「ちょ、ちょっと、晴恵さん、抜け駆けはダメよ。今日は悠里ちゃんも含めた三人、平等にって話、二人が来る前にしたじゃないの」

柔らかな母性溢れる声音の中に、確かな色気を滲ませた千佳子が、三十路妻の隣に膝をつき、たしなめの言葉を送った。だが、言葉とは裏腹に、四十路妻自身も右手をのばし、強張りの根本付近を握りこんでいく。

「くはッ、くッ、あぁ、ダメ、ですよ、千佳子先生まで、そんな……。僕、ずっと我慢してたから、すぐに、出ちゃい、ますよぅ」