人妻フルコース~熟れ頃・食べ頃・味見頃~

「ふぅ」

小さく息をついてから、ブラジャーを外す。ユサユサと揺れながら、釣り鐘状に実ったFカップの膨らみが姿を見せた。つづいて薄布の縁に指先を引っかける。さすがに羞恥で頬が熱くなるのが分かった。それでも豊乳を揺らしながら、パンティを脱ぎおろす。踝までしかない靴下も脱ぎ去り、ついに全裸となった。

(やっぱり、恥ずかしいわ。こんな昼間から、他所様の家で裸になるなんて……)

腰を震わせた若妻は、羞恥から逃れるように、裸体にエプロンをあてがった。エプロンの裏地に小粒な乳首がこすられ、ゾワッとしたさざなみが背筋を駆けあがる。

「ふぅ」

またひとつ息をついてから、三人の待つキッチンへと戻った。

「あぁ、悠里さん……。ゴクッ」

「うふふっ、お帰りなさい、悠里ちゃん。なかなかセクシーよ」

扉を抜けると、すぐに拓実の感嘆の声と、艶やかな晴恵の声に出迎えられた。千佳子は無言であったが、母性的な微笑みで優しく迎えてくれている。

「ほんとに恥ずかしいんだから、そんなジロジロ、見ないで」

エプロンの胸元を盛りあげる、乳房の膨らみ。拓実の憧憬の視線が、痛いほどに感じられた。乳首が小さく震え、またしても裏地にこすられ、無防備な下半身が妖しくくねってしまう。適度にムチッとした太腿同士を、思わずこすりつけてしまった。

「あっ、ごめんなさい。悠里さんの姿がとっても色っぽくて綺麗だったから、つい」

いったんは視線を逸らしてくれた拓実だが、すぐにまた、陶然とした眼差しを送ってきた。

(ああ、ダメ、秋山くんに見つめられると、身体の奥が熱くなってきちゃう)

子宮に鈍痛が走り、守るものがなく心許ない双臀が小さく震えてしまう。

「ケーキ作りが終われば、甘いご褒美が待っているんだから、そんながっついた目をしちゃダメよ、拓実」

「別に僕は、そ、そんなつもりは……」

「嘘おっしゃい。さっきからジーンズの前がいやらしく盛りあがってるじゃないの」

「あっ、イヤ、こ、これは……」

艶妻のからかうような言葉に、少年は慌てて両手を股間の前で組んだ。羞恥が先に立ち気づかなかったが、どうやら拓実は、本当にペニスを硬くしていたらしい。

「私たちだけ裸じゃ不公平だし、拓実、あなたもズボンくらいは脱ぎなさい」

「えっ!」

「晴恵さん。あまり拓実くんをからかったら可哀想よ。それに、そろそろスポンジ作りからはじめましょう」

「でも、千佳子先生、拓実だけ普通に服を着ているのも、なんか違うじゃない」

「わ、分かりましたよ。ズボン、脱げばいいんでしょう」

千佳子の言葉にさらなる反論を返す晴恵に、とうとう拓実が折れた。

どこか自棄になった様子でボタンとファスナーを開放し、ジーンズを脱ぎおろしていく。白いブリーフの前は、三十路妻の言う通り、こんもりと盛りあがり、先走りのシミらしきものが浮きあがっていた。

(す、凄い。秋山くん、本当に大きくしてたんだわ)

少年の逞しいペニスの感触を甦らせた肉洞が、キュンッと震え、甘い分泌液を淫唇表面に滲ませていく。

「あぁん、拓実くんったら、もうそんなに大きく……。ケーキ作りはこれからなのに、いけない子ねぇ」

「拓実の違う準備もできているようだし、千佳子先生、早速はじめましょうよ」

「そ、そうね」

頬を赤らめ、拓実の股間に熱い視線を向ける千佳子に、晴恵が本題入りを提起した。

「悠里ちゃんも、準備いいわね」

「は、はい」

淫唇を守るものがないことに若干の戸惑いがあるものの、悠里は熟妻に頷き返した。

「じゃあ、まずは……」

全員が流しで手を洗い、ケーキ作りがスタートした。熟女講師の指示に従い、薄力粉をふるいにかけ、牛乳とバターを湯煎してバターを溶かすところからはじめる。

その後、卵を溶き砂糖を加え、湯煎にかけながらハンドミキサーで搔き混ぜる。ふるいにかけた薄力粉を投入し、ゴムべらで混ぜていく。さらにそこに、湯煎した牛乳バターを回し入れ、再び混ぜた。ふんわりと柔らかく、甘い匂いが鼻腔をくすぐる。

オーブンの余熱を開始したあと、型紙を敷いた型に生地を流し入れ、中に入った空気を抜くように、型の底部分をトントンと叩く。

「あとは、これを百七十度のオーブンで三十五分焼きます」

そう言うと千佳子はクルッと向きを変え、コンロ前へ移動するとしゃがみこみ、オーブンを開けた。両手にミトンをはめ、型をオーブンの中に入れていく。

全裸エプロンであるため、ボリューム満点のヒップに踵があたり、グニュッと熟尻がひしゃげる様子が丸見えである。さらには、かすかに開かれた脚の間から、ヘアの一部が垣間見え、同性の目から見てもたまらなくセクシーであった。

「ゴクッ、はぁ、千佳子先生……」

隣に立つ拓実の呟きが、はっきりと聞こえてくる。チラッと横目に少年を見ると、ウットリとした眼差しで四十路妻の熟臀を見つめていた。視線を下に向けた瞬間、悠里は「ヒッ」と喉の奥に引っかかる声を漏らしてしまった。

「うふふっ、悠里ちゃん、いまごろ気づいたの? 拓実のオチンポ、さっきからずっと勃ちっぱなしよ。一所懸命、悠里ちゃんがハンドミキサー使っているときだって、エプロンの下で揺れてるオッパイを見て、何度も生唾を飲んでいたもの。ねッ、拓実」