人妻フルコース~熟れ頃・食べ頃・味見頃~

「待って拓実くん、まだ出さないで、私も。──チュバッ、ヂュッ、チロチロ……」

晴恵の言葉にすっかり淫性を目覚めさせてしまった様子の熟妻が、慌てたように亀頭の右側に朱唇を近づけると、横笛を吹くようにカリの段差部を唇に浅く咥えこみ、舌を細かく震わせてきた。

「くふぉぅ、あぅ、あぁ、ちッ、千佳子先生、まっ、でぇぇぇぇ」

腰が抜けそうな淫悦に、拓実は奥歯をきつく噛むと、小刻みに震えはじめている両手を、二人の熟女の肩にのばした。熟れた肩肉をギュッと掴んでいく。

「ヂュバッ、うんッ、そんなきつく掴まれたら、肩、痛いじゃない」

亀頭だけではなく、肉竿にまで舌を這わせ、アイスキャンディーのようにペニスを舐めていた晴恵が、いったん舌を強張りから離し、眉間に皺を刻んで見上げてきた。

「す、すみません」

「うふふっ、でも、ほんとに出ちゃいそうなのね。いままで以上にビクンビクン震えて、本当に私の右手、弾き飛ばされちゃいそう。いいわよ、出しなさい。右手、離すわよ。チュパッ、レロれろレロ……」

謝る拓実に、再び艶然とした微笑みを浮かべた艶妻は、亀頭を肉厚の朱唇に咥えこみ、鈴口を舌先で激しく刷いてきた。

「ンぐッ、はぅ、あぁぁ……」

意識が飛びそうな快感と、いまだ許されぬ射精に、拓実はゴンゴンッと後頭部をホワイトボードにぶつけた。亀頭は先ほどから痛みを覚えるレベルに達しており、このままでは射精する前に、亀頭が爆散してしまうのではないかと思えるほどだ。

(ダメ、ほんとに僕……。出せないのに、晴恵さんと千佳子先生のエッチな姿ばかり目に飛びこんでくるし、はぁ、このままじゃ、発狂しちゃいそうだよぅ)

射精を許されない拓実の視界には、匂い立つ艶顔を惜しげもなく晒す二人の熟女の顔と、砲弾状とお椀形の熟乳四つが、ユッサユッサ、タップタップと揺れている淫態が飛びこんできており、切なさでどうにかなってしまいそうであった。

「ンむぅン、ペロ、ペロ~ン……」

「ンはぁ、晴恵さん、本当にそろそろ出させてあげないと、拓実くんが可哀想すぎるわ。チュッ、チロチロ……」

拓実の様子に、それまで甘くカリと竿の段差部分を嬲っていた千佳子が、隣で亀頭裏の窪みに舌先を突き入れた晴恵に意見してくれた。

霞む眼差しでうんうんと頷いた直後、三十路妻の右手が根本から離された。

ふわっと一瞬、身体が宙に浮くような感覚が襲う。

次の瞬間、陰嚢内でとぐろを巻いていたマグマが、一気に迸り出た。

ドビュッ、どぴゅ、ずぴゅっ、ズビュビュ……。

「くはぁ、あぁ、出る、出てる。おぉぉぉぉ……」

「あんッ! いいわ、これよ。この濃厚なザーメンが欲しかったのよ」

「キャッ! あんッ、す、すっごい、熱くて、濃いのがほんとに顔に……」

ネットリとした精液が晴恵と千佳子、二人の顔に降り注いでいく。驚きと恍惚にまみれた二人の淫顔が、拓実の性感をさらにくすぐり、射精の脈動に油を注いでくる。

「ごめんなさい。千佳子、先生。でも、僕、あぁ、ずっと、押さえつけられていたから、くぅぅ、全然、射精が、止まらないよぅ」

ドビュビュッ、ずぴゅっ、ドクン、どぴゅん、ズビュ……。

人妻フルコース~熟れ頃・食べ頃・味見頃~

法悦に染まる顔から首筋。そして、たわわな砲弾状と美しいお椀形をした乳房へ。快感に霞む視線の先で、熟女の裸体に白くて濃い絵の具がぶちまけられていく。

(あぁ、凄い。僕、本当に千佳子先生と晴恵さん、二人に向かって射精、したんだ)

ペニスを襲うあまりに激しい絶頂痙攣に、拓実は白濁液を噴きあげた状態で、ズルズルと床にくずおれていくのであった。

─ 3 ─

頬や首筋、豊満な乳房に白い航跡を残しながら滴り落ちていく、男子高校生の精液のドロッとした感触。そして、息を吸うたびに鼻腔粘膜を焦がす濃厚な牡の匂いに、千佳子は恍惚の表情を浮かべていた。

子宮は妖しく震えつづけ、ベージュの薄布のクロッチには、大量に溢れ返った淫蜜が大きな楕円のシミを作り出し、その面積は刻一刻と広がりつづけている。

(はぁン、拓実くんの精液が皮膚から直接、体内に染みこんでくるみたい)

「うぅン、ほんと、いっぱい出たのね。そんなに私と千佳子先生からのダブルフェラはよかったかしら」

「は、はい。ずっと射精、我慢してたから、その分もあって、すっごくよかったです。でも、ごめんなさい。晴恵さんと千佳子先生の顔や身体にいっぱいかけちゃって」

「あぁん、そんなのは気にしなくていいのよ。この特濃パックのお陰で、明日は肌ツヤツヤかもしれないもの」

熟妻同様に恍惚感に満ちた顔をしている晴恵のハスキーボイスと、欲望を解き放った満足感に浸る拓実のかすれた声が、鼓膜を震わせてくる。

「あぁ、晴恵さん……」

「でも、拓実のザーメンの強烈な匂いに、本当はあそこがたまらなくキュンキュンしちゃって困っちゃってるのよ。ねッ、千佳子先生」

ウットリとした少年の声に、艶妻は正面に崩れ落ちていた拓実から、左横にいる千佳子に顔を向けてきた。ゲル状の精子が頬を伝う艶めかしい顔を見た瞬間、熟妻の腰がブルッと大きく震えてしまった。

(あぁ、晴恵さん、なんていやらしい顔をしてるの。でも、私もなのね。きっと私も晴恵さんに負けないくらい、エッチな顔をしちゃってるんだわ)