人妻フルコース~熟れ頃・食べ頃・味見頃~

若妻の大胆な挑発に、腰をブルッと大きく震えさせた拓実は、愛する女性をウットリと見つめながら、再び腰を動かしはじめるのであった。

第四章 熟妻と艶妻 活き作りにされた僕

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火曜日の午後四時半前、調理実習室に舞い戻った坂下晴恵は、履いていたミュールを下駄箱に入れると、足音を殺すためにスリッパは履かず、足首までしかないショートソックスのままあがりこんだ。

(私の予想通りなら、いまごろこの扉の奥では、千佳子先生と拓実が……)

小さく息をつき、晴恵は実習室へとつづく内側の扉に手をかけた。音を立てないよう、ゆっくりと押し開けていく。

「あぁ、千佳子先生、それ、き、気持ちいいですぅ。そんな激しくされたらぼ、くぅ、出ちゃいますよぅ」

細く扉を開けただけで、早くも拓実のかすれた声が耳に届いてきた。

「いいわよ、出して。ほら、出しなさい。──チュッ、ちゅぱっ、ぢゅちゅ……」

「ンほっ、あぅ、おぉ、千佳子、せん、せい……」

(やっぱり、そういう関係になっていたのね。居残りレッスンを宣告された直後の拓実の顔が、どこかウットリとしていたし、千佳子先生の顔にもわずかながら艶めいた女の色香が覗いていたから、もしや、と思っていたけど、ビンゴだったわけね)

先週は夫が一時帰国していた関係で参加できなかった料理教室。拓実や悠里と同じ調理台を囲んだのだが、どこか違和感を覚える部分があった。はっきりここと言えるほど明確なものではなく、ほんの少し引っかかりを覚える程度のものである。

(どうやら先週、悠里ちゃんの家にお邪魔したみたいだから、そのときになにかがあったのは確かよね。でもまさか、千佳子先生とまでとは……。それとも、千佳子先生が先で、そのあとに悠里ちゃんだったのかしら。それにしても、拓実もなかなかやるものね。つい二週間前に、私の身体で童貞を卒業したばかりだというのに)

三十六歳の熟肌で童貞を卒業させた少年のプレイボーイぶりに、苦笑すら浮かんでしまう。晴恵は開けた扉の隙間から身体を潜りこませ、音を立てないように閉めた。

しゃがみこむような体勢で、声のほうに顔を振り向ける。艶妻の目に飛びこんできたもの。それは、料理の居残りレッスンとは思えない光景であった。

「ヂュッ、うぅン、チロ、チロチロ、ぢゅちゅっ、チュパッ、くちゅ……」

全裸でホワイトボード前に立つ拓実の足元に、ベージュのパンティ一枚となった千佳子が跪いていた。熟妻は上半身裸であり、豊満なGカップの膨らみで少年のペニスを包みこみ、さらには首をすくめ、谷間から飛び出した亀頭を朱唇に咥えこんでいる。

(す、凄い。パイズリフェラ、初めて見るわ)

晴恵の喉が小さく上下に動いた。同時に、子宮にズンッと鈍い疼きが走り、肉洞内の熟襞が卑猥な蠢きを活発化させてしまう。

(拓実の硬いのが千佳子先生の胸と口に……。ゴクッ)

先週、夫の帰国中、夜の性活も二度ほどあり、それなりの快楽を味わいはしたものの、高校生の鋼の強張りの感触を知った肉洞は、あのはち切れんばかりの硬さを欲して蠕動してしまっている。腰が妖しくくねり、淫蜜がジュッと滲み出してしまう。

「先生、あぁ、千佳子先生のオッパイとお口、くぅぅ、どっちも、気持ちいい」

千佳子の両肩に両手を這わせた少年は、天を仰ぐようにして、喜悦のうめきを漏らしていた。どうやら本当に射精感が近いらしい。

(ダメ、見ているだけなんて、我慢できなくなっちゃう)

腰をむず痒そうにくねらせた晴恵は、ゆっくりと立ちあがり、ひとつ息をつくと、艶笑を浮かべ、淫戯に耽る二人に声をかけた。

「千佳子先生、それはなんていうお料理なんですか? 私にも教えてくださいよ」

「へっ? あっ、あぁぁぁぁぁ、はっ、はる、晴恵、さん……」

「チュパッ、はぁン、晴恵さん、あなた、なんで……」

こちらに顔を向けた拓実の顔に驚愕が広がり、朱唇から亀頭を解き放ち、豊乳からペニスを解放した千佳子も、信じられないといった表情で、晴恵を見つめてきた。

「拓実、ずいぶんなプレイボーイぶりじゃないの。ついこの間、私の身体で童貞を卒業したばかりだというのに、もう千佳子先生ともいい関係になってるなんて」

「あっ、いえ、あの、決して僕は、その……」

やや吊りあがり気味の瞳を悪戯っぽく細め、からかいの言葉を投げかけると、少年はアタフタした様子を見せ、目が不安げに上下左右を泳ぎ回った。

「うふっ、そういうこと。初めてじゃないんだとは思っていたけど、まさか相手が晴恵さんだったなんて。あぁ、それで納得したわ。先々週から、晴恵さんが拓実くんを呼び捨てにしていた理由も、そういうことだったわけね」

艶妻の言葉と少年の動揺具合で二人の関係を理解したらしい熟妻が、こちらも母性の中に淫靡さを漂わせた瞳で、晴恵と拓実を交互に見上げてくる。

「そうなんです。実は拓実の初めてを美味しくいただいたのは、私だったんです」

「旦那さんが出張中に高校生の男の子となんて、いけない奥さんね。まぁ、私も他人様のこと、とやかく言えないけど。あぁ、そうそう、このお料理の名前だったわね。これは拓実くんの活き作りよ。鮮度抜群だから、ナマが一番美味しいと思って」