「ぐはッ! あっ、あぁ、はっ、晴恵さんの、く、口に、僕のがぁぁぁぁ」
「ンむぅ、うぅン、ヂュパッ、くちゅっ、チュヂュ……」
「あふッ、あぅ、あ、あぁぁ、だ、ダメですぅ。そんなことされたら僕、また……」
天を仰いだ拓実の両手が髪の毛に這わされ、クシャッと指を絡めるようにしてきた。強張りがビクッと胴震いを起こし、精液混じりの先走り液が喉の奥に当たる。
(あぁん、私、本当にお口で拓実くんのを……。ごめんなさい、あなた。でも、あなたがもっと私を構ってくれれば、こんなことには……。はぁ、凄い。拓実くんのエッチな匂いと味が、身体全体に染みこんでくるみたいだわ)
昂ぶる淫欲に負け、男子高校生のペニスを口に含んでしまったことに、少なからぬ罪悪感を夫に対して抱きながらも、鼻腔の奥から直接、脳に届く精臭と、舌先に躍る欲望のエキスに、腰が自然と左右にくねってしまう。パンティの股布に向かって、牝の淫蜜がどんどん溢れ返っていく。
「ンぐぅ、うんっ、チュッ、くちゅっ、レロれろ、ンヂュッ……」
首を前後に振り、窄めた朱唇で肉竿をこすりあげつつ、細かく舌を蠕動させ、張り詰めた亀頭を優しく嬲った。
「はぁ、ダメです、晴恵さん。ほっ、ほんとに僕、くぅぅ、出ちゃいそうなんですよ」
(うふふっ、もう出ちゃうのね。やっぱり童貞くんって、私が思っている以上に敏感なんだわ。白くてドロッと濃いモノが、もうすぐオチンポの先端から……)
想像するだけで、性感が敏感に反応してしまう。肉洞の疼きが激しくなり、太腿を小さくこすり合わせた。クチュッ、物欲しそうな蜜音がはっきりと鼓膜を震わす。
(あぁん、私のあそこも大洪水だわ。でも、さすがに最後まではマズイわよね。でもいまこのオチンポを逃したら、次はいつ機会が巡ってくるか分からないし……)
「ヂュパッ、くちゅっ、ヂュチュッ、ちゅぷ……」
熟したおんなとしての欲望と、分別ある大人しての見識が晴恵の中でせめぎ合っていた。その葛藤をもどかしがるように、腿をこすり合わせることでかすかな刺激を淫唇に送りこみつつ、肉厚の朱唇に包みこんだペニスへの律動を速めていく。
「ンかぁ、あぁ、ダメです、ほっ、ほんとに、僕、出ちゃいますよ。晴恵さんのお口に僕、ねえ、はる、えさンッ」
「ヂュパッ、グチュッ、ふぅン、ヂュプッ、ンぢゅっ……」
(いいのよ、出して。濃厚ザーメン、欲しいの。だから早くお口にちょうだい。はぁン、さっきみたいにいっぱい出るのかしら。それとも二回目だと、ずっと控えめ?)
ブラウンに染めたウェーブヘアに指を絡ませ、クシャクシャッと搔き毟ってくる拓実を、晴恵は上目遣いにネットリと見上げた。
「ヂュパッ、ぢゅぢゅっ、クチュッ、ぢゅちゅ……」
淫欲に濡れた瞳で少年を見つめたまま、頬を窄め、強めの吸引を加えていく。さらに、尖らせた舌先をチロチロッと小刻みに震わせ、先走りの粘液を垂れ流す鈴口や亀頭裏の窪みを集中的に嬲る。
「ンはっ、ダメ、出る、僕、もう、出ちゃうぅぅぅぅぅッ!」
ビクンッと拓実の腰が激しく跳ねあがった直後、膨張した亀頭が一気に弾けた。
ドビュッ、ずびゅっ、ドクッ、どぴゅぴゅぴゅ……。
「ンぐッ、むぅぅ、コクッ……コクン……」
(いやぁ、すっごい! 二度目なのに、こんなにたくさん出るだなんて……。あぁん、それに、なんて濃いのかしら)
喉の奥に叩きつけられる熱い欲望のエキスに、晴恵は目を剥いた。一度射精をしているとは思えないほど、大量の白濁液が口腔内に溜まっていく。小分けにしながら喉の奥に流しこむと、気管に張りつくようにして粘液がくだっていく感触が伝わる。
「あぁ、飲んでる。まさか、晴恵さんが僕の精子、飲んでくれているなんて……。ぐぅぅ、ダメだ、まだ、もっと出ちゃうぅぅぅ」
「ンむっ、うぅぅん、コクッ……ゴクン……。──ンぱぁ、はぁ、うぅン、いっぱい出たわね。あまりにも濃いんでビックリしちゃった。まだこのあたりに、拓実くんのザーメンがへばりついている感じよ」
感嘆の声をあげ腰を震わせる拓実が放つ欲望のエキスを、晴恵は悩ましく眉根を寄せた顔で最後まで受け止めてやった。
十回以上の脈動ののち、ようやくおとなしくなったペニスを朱唇から抜く。悩ましく上気した顔で少年を見上げ、右手を喉に這わせると、艶めかしい手つきで撫でつけてみせる。
「はぁ、ハア、はぁ、す、すみません、でした。僕、我慢できなくて、それで」
「全然、謝るようなことじゃないわ。とっても素敵だったわよ」
「そんな、素敵だなんて……」
恍惚とした中に恥ずかしさを滲ませた拓実の表情が、淫欲の高まった熟女の性感を妖しくくすぐってきた。
(あぁん、この初心な感じ、やっぱりたまらなく可愛いわ。それに、つづけて二度も射精したのに、まだあんなに大きなままだなんて、ほんと素敵。こんな凄いの見せつけられたら、私……)
射精直後の脱力感もあるのだろう。少年は人妻の朱唇から解放されたペニスを隠そうとはしていなかった。そのため、二度の吐精を終えてもまだそそり立つ強張りが、晴恵の眼前に聳えているのだ。
「ねえ、拓実くん。私もお願いできるかしら」
「お願いって、なにを、ですか?」
「ふふふっ、そんなの、決まってるでしょう」