人妻フルコース~熟れ頃・食べ頃・味見頃~

「ンヒャッ、あんッ、ら、らメよ、そ、そこ、はッ……」

悠里が自らの豊乳をやんわりと揉みこみはじめた直後、拓実の舌先が秘唇の合わせ目にのばされた。包皮から先端だけを覗かせたクリトリス、そこを優しく舌先で刷かれたのだ。

「ちゅぱっ、レロ、ペロペロ、レロン、チュッ、ちゅちゅぅぅ」

「あっ、秋山くん、お願い、そこは、ほんと、に、あッ、あぁ~~~~~ンッ!」

(なっ、なに、これ! いままでこんなこと、なかったのに……)

鋭い淫悦が脳天に突き抜け、一瞬にして眼前が白く塗りこめられた。腰は断続的な痙攣に見舞われ、意識が遠のいていく中、悠里は初めて味わう絶頂に不思議な感慨を覚えるのであった。

(イカせた……。僕が、悠里さんのことを、イカせたんだ)

浅く腰をおろしていたソファの背もたれに、グッタリと倒れこんだ若妻の姿に、拓実は感動を覚えた。

(あぁ、したいよ。悠里さんのこの綺麗なオマ○コに、挿れたいよぅ)

ウットリとした視線を、ヒクヒクと痙攣し、トロッとした甘蜜で濡れた美しい淫唇に向けた拓実は、新たな欲望の突きあがりに、ブルッと総身を震わせた。

フェラチオで一度解放してもらってはいたが、いきり立つペニスは二度目の射精を求めて小刻みに跳ねあがり、パンパンに張り詰めた亀頭先端からは、ネットリとした先走りが溢れ出し、鼻を衝く精臭を撒き散らしている。

「はぁ、はあ、あぁん、はぁ、秋山、くん……。ごめんなさいね、私……」

「イッてくれたんですね、悠里さん。僕、すっごく嬉しいです」

「あぁ、これがイクってことなのね。腰が宙に放り出されちゃうような感覚で、頭が真っ白になってしまったわ」

トロンと潤んだ瞳で見つめてくる若妻に、拓実の強張りがビクンッと胴震いを起こした。粘度を増した先走りが、鈴口から垂れ落ち、肉竿を濡らしていく。

(もしかして悠里さん、イッたこと、なかったのかも……。あぁ、凄いよ、それ。僕が悠里さんをイカせた初めての男になったんだ。旦那さんではなく、僕が……)

「悠里さん、僕、我慢できません。悠里さんのオマ○コに、挿れさせてください。お願いします。今度は僕のこれで、もっと気持ちよくなってください」

憧れの若妻を舌だけで絶頂に導いた興奮が、さらなる願望を口にさせた。

「えっ、でも、それは……」

「お願いします。僕とセックス、してください」

恍惚の表情が瞬時に強張ったのが分かる。普段なら心にブレーキがかかるところだが、興奮の高まっていた拓実にとっては、さらなる欲望を煽るものでしかなかった。しゃがみこんでいた床から立ちあがり、ソファの背もたれにしどけなく身体を預ける悠里を見下ろすと、両手を背もたれの上辺につき、若妻に覆い被さるようにしていく。

「あ、秋山くん……。でも、私は結婚しているの。人妻なの。いけないことなのよ」

「分かってます。悪いのは全部、僕です。でも、悠里さんと最後までしたいんです。料理教室で初めてお会いしたときから、僕、悠里さんのことが……。ご迷惑だということも分かっています。愛する旦那さんがいることも。それでも僕は、いまだけは、旦那さんから、悠里さんを奪い取りたいんです」

潤んだ瞳を不安げに揺らす美人妻を真っ直ぐに見つめ、拓実は思いの丈をぶちまけた。その瞬間、悠里の目が大きく見開かれ、その後、真意を質すような眼差しのまま眉間に皺を寄せてしまった。

(言いすぎたかな。でも、嘘は言ってないし。僕は本当に悠里さんのことが……)

「ふぅ、い、いいわ。秋山くんの硬いオチンチンで、主人から私を解放して」

沈黙に押し潰されそうになっていると、突然、なにかを吹っ切るように大きく息をついた悠里が、慈愛と淫性の同居した声音で頷いてきた。

(ヤッ、ヤッタ! 悠里さんと最後までできる。でも、解放って……。もしかして、旦那さんと上手く行ってないのかな、まだ新婚さんなのに。だったら本当に僕が、悠里さんを楽にしてあげるんだ)

「ありがとうございます。悠里さんに気持ちよくなってもらえるよう、頑張ります」

「ええ、気持ちよくして。秋山くんのオチンチンで、私を天国に連れて行って」

「あぁ、悠里さん……」

若妻の両手が拓実の顔にのばされ、白魚のような指で、優しく頬を挟みこまれた。

ブルッと腰骨が震え、ペニスがビクンッと大きく跳ねあがる。

「うふっ、緊張してくれているの? 可愛い。ねえ、どうせなら、ベッドで抱いて」

「べ、ベッドって、ゴクッ、ご、ご主人といつも寝てる……」

「そうよ。私を奪いたいなら、主人が私を抱いているベッドで奪わなきゃ」

あまりに挑発的な悠里の言動に度肝を抜かれた拓実は、促されるまま、覆い被さっていた若妻から離れた。立ちあがった悠里に導かれ、夫婦の寝室に向かう。

そこは部屋の中央にダブルベッドが置かれた、六畳ほどの洋室。寝室に入った若妻は、両手を背中にまわしワンピースを脱ぎおろした。下半身はすでに裸であるため、浴室で透けて見えた四分の三カップのピンクのブラジャーだけの姿となる。

「ゆ、悠里さんの身体、ほんとに、とっても綺麗です」

「ありがとう。秋山くんも上、脱いでね」

「は、はい」

急に大胆になった美妻に圧倒されつつ、拓実は借りていたスエットの上衣も脱ぎ捨てた。これで全裸だ。下腹部に貼りつきそうな強張りが、小刻みに震えながら先走りを滲ませている。