不貞妻 詩織 視線を感じて、私……

「ふぁああぁぁっ……!」

未来を予想しただけで悦の極みに上り詰めそうになる。

荒く喘ぎ喘ぎ、すんでのところで踏みとどまった女子高生の胸を、再び身を覆い被せてきたユウゴの両手がしっかりと包むように抱き留めた。

「見られるのが嬉しくて仕方ない、勃起乳首ちゃん♪」

「ひくっ、あはぁっあぁんっ、クリクリしちゃ、あひぃっ、先にイっちゃうぅぅ」

涙目で乞うても、ユウゴの手は止まらない。ギリギリ触れる位置で乳頭をくすぐっておいて、我慢できずに乳首が隆起しようと震えた矢先を見計らい、摺り捏ねてくる。摩擦熱に茹でられて呻くように乳房を震わせれば、即座に指腹で勃起乳首が摘まみ伸ばされた。そのまま、膣が肉棒を施す動きを真似て、上下に擦って愛で扱きだす。

「お尻の穴。ヒクヒクさせて悦んでるんだもん、詩織はほんと、素直じゃないんだから……でも、そこが堪らなく愛しいよ!」

「んぃっ! ひぐっううう!!」

指摘を受けて肛門が引き絞られたのと同時に、ズンッと強烈な突きが膣に見舞われる。肛門に連動して締まっていた襞肉が、順次捲り擦れて悦びの蜜をひりだした。

(あぁ……今、ビクンって、したぁぁ……ユウゴ君も、もうすぐ、なのね……一緒に、イケるんだ……!)

「ほら、ほらっ。飛びきり変態チックなアクメ顔と声、見せて、聞かせて、詩織!」

覆い被さるユウゴの吐息も、今や盛りのついた牡犬のそれと化している。膣内で雄々しく跳ねた肉幹の鼓動も、急速に忙しなくなっていた。べたつく汗を纏った彼の両手の平が、双乳に十年分の恋慕を伝えようと必死になって、珍しく乱暴な手つきで揉み捏ねてきてもいた。

間近に迫る射精の予兆を複数感知して、小刻みに揺らぐ詩織の下肢も悦びの汗を噴きこぼす。子を成そうと猛り盛る牡肉を腹の内に抱き締めていられる悦び。女としての至上の幸せに期待する胸の内に、今、夫の居場所はない。

「うんっ、うぅ、ひぁっあはぁぁぁんんっ、ユウゴ君もぉっ」

──ずっと、私だけを見ていて。皆まで口にする必要もない。

彼の熱視はとっくに、絶えず肩越しに媚態を覗き込んでくれている。

(ユウゴ君は、ぜんぶ……私の事をわかってくれてる……!)

弾む胸内で膨れた思慕が、受精欲求に転嫁して膣の蠕動を促した。

引きずり込まれる感覚を味わいながら振るわれたユウゴの腰と、膣内を下る子宮の思惑を知り随喜する詩織の腰。双方同時に押し合い、隙間なく密着した状態で喜悦の痺れに満たされる。

「んひッ、ィィィッ! す、きぃっ、好きっ、ユウゴ君がっ、好きィィ……っ! ひあっ、~~~ッッ!」

汁まみれの子宮の口を、同じく先走りでズルズルの亀頭にノックされた。互いに滑りながらの拙い性器同士の接吻を重ねるにつれ、溢れる恋慕が抑えられなくなる。感極まって発した告白を受けて、今にも泣きだしそうな顔をしたユウゴが吠え盛る。

「ふっ、ううう! ボクだってっ、詩織が好きだ! 他の誰でもないっ、詩織じゃなきゃ、はぁっあああ……!」

競るように上り詰めゆく男女の耳に、階段を上りきった無数の靴音。眼には、屋上に姿を見せた運動部の面々。背徳の悦びたっぷりの夢想景色が投影される。

驚愕、蔑視、興味本位の罵詈雑言。被虐と優悦を満遍なく満たす諸々に炙られた詩織とユウゴの口唇が、揃いも揃って恍惚に喘ぎ、緩んでよだれを垂らす。

目一杯突き上がった肉棒が子宮の口を摺り潰し、蕩け引き攣れた膣洞が肉幹を抱き絞る。

「ほらっ、皆見てる前で種付けるよっ、詩織ぃっ!」

子作り宣告を受け、制服姿で我が子を抱く姿を夢想し、期待と喜びに満たされた女の肛門が、ぎゅっと締まった。柵を掴む手も、踏ん張りが効かなくなりつつある脚も震えが止まらないのに、多幸感に満たされ、不可思議な安堵感情が行き渡る。

「はひっ、ひぃぃぃんんっ、いい、よ……きて、っひあ! ああ! んっ、っくふううううううぅぅぅッッ!!」

受諾を得た肉幹がズンズンと、緊縮して狭く、蜜にまみれて蕩け火照った肉の穴を抉り突く。十数回の苛烈な往来を経て、その都度亀頭の熱烈キスを浴びた子宮の口が屈服して開ききる。

それを切っ先で確かめた末に、最後の強烈な一撃が膣を貫き、子宮の口にパクつく尿道口が吸着した。

「ふぐううううっ!」

放精に伴う解放感と悦波に、ユウゴがまず身震いする。

彼の口から呻きと共に吹き散ったよだれが、詩織の黒髪とうなじを濡らす。次いで、恍惚の吐息に炙られた耳たぶが咽び震わされた、その矢先に、勢いよく体内に雪崩れ込んできた白濁の熱量と粘りにも煽り立てられ、詩織の身にも至福の時が訪れた。

「ンッ!! んんんあアァァ……ああ、あっあ────ッッ!!」

果てる瞬間を狙って、ぎゅっとユウゴの両手が乳房を握り絞った。それに釣られて、尻の谷間の窄まりと、肉棒を食んだ膣口も限界まで締まる。

吐精しながら締めつけられたユウゴの肉棒から下腹部へと喜悦の震えが伝染し、その彼の下腹に押しついた詩織の尻肉も同調して痙攣した。

「あ、あぉぉっ、絞り取られるぅぅっ。高校生の詩織に中出しっ……してるよぉぉ」

「う、ン……ンンッ! みんな見てる前で、一杯注がれちゃってっ、るっうぅ、あっ、はひっいいいぃぃぃッ!」