荒ぶり悶える肉柱は、これまでの欲求不満を余さずに解消しようとでもいうように、大量の精液を射出していた。令嬢が顔を背けないのをよいことに、気品ある美貌へ容赦なく白濁汁をあびせかける。艶やかで美しい黒髪にも、思い切り噴きかける。
(ああぁ……六条くんの顔に……髪にまで……)
罪悪感にさいなまれる心とは裏腹に、若い肉体は射精の快楽に酔いしれている。
白濁汁を噴射するたびに快感が爆発し、快楽が弾けるたびに精液が噴き上げる。
桜子の黒髪や顔をどろどろの精液まみれにした末、ようやく射精が収まった。
「あ、あの……。すみません、こんなにしてしまって……」
平謝りする薫。
とはいっても、薫自身が歓喜の脱力に見舞われていて、令嬢の黒髪にこびりついた白濁汁をぬぐってやる気力すら湧いてこない。股間の逸物だけがいまだに大きさを保っており、びくびくと跳ねては尿道に残っている精液を吐き出している。
(あの六条くんに、僕の精液を思いっきり……)
そう考えると、教師としての倫理観とは裏腹に、男の象徴が再び硬度を帯び始めてしまう。精嚢が空になるほど射精したはずなのに、また欲望が溜まり始めてしまう。
「これが……殿方に特有の生理現象なのですね……」
桜子も、魂が抜け果てたようになっていた。
前髪や顔面にべっとりと付着した白濁汁をぬぐおうともせず、陶酔の顔つきで男性器を見つめ続けている。半開きの唇に垂れ落ちてくる精液すらぬぐおうとせず、それどころか、半ば無意識のうちにであろうが精液の雫を舌で舐め取りさえしていた。
「はあぁぁ……くらくらするような匂いですわ……」
腰が抜けたかのように床へ座り込み、うっとりとした表情で深呼吸している。
「桜子ったら、もう夢心地ね」
飛鳥は、猫科の獣を思わせる美貌に淫猥な微笑を浮かべていた。
陶然としているお嬢さまを背中から抱きかかえて少しだけ後ろへ下がらせてから、新任教師の真正面に傲然と立ちはだかる。
「薫先生も薫先生です。ちょっとこすられただけで、すぐに暴発しちゃうなんて、教師としての自覚があるんですか? 男のものは立派なのに見かけ倒しですね」
小悪魔を思わせる悪戯な笑みとともに、虚脱した薫を見下ろしている。
「そんな情けないことでは、女子校の教師は勤まりませんよ」
「女子校にそんな業務があるわけは……」
男性器を丸出しにしたまま薫は弱々しく抗議するが、あっさりと素通しされた。
「先生には、もっと女子生徒の身体に慣れてもらいませんと」
飛鳥は自らのスカートを両手でつかみ、何を思ったのか大きくまくり上げた。
なめらかな肌色をした太腿と、薄桃色の下着に包まれた股間があらわになる。
「えっ……?」
いきなりのことに、薫は顔を背けることも忘れて女生徒の股間に見入ってしまう。
飛鳥の脚は、陸上部員ということもあって引き締まっていた。
一切の無駄がなく、すらりとしている。まさに野生動物の美しさだ。
下腹部を覆っているのは薄桃色の下着。逆三角形の股布は布地面積が少なく、少しでも脇へずらせば恥ずかしいところが見えてしまいそうだ。腰まわりの両脇は紐で結ぶ仕様になっており、何かの拍子に脱げてしまうのではと危ぶませる。女の秘めやかなところを隠すためのものというよりも、そこを淫らに彩るためのものだ。
「私の下着、どうですか?」
「ど、どうって言われても……」
女子校生としてふさわしいものではなく、教師としては指導をしなければならないはずなのだが……薫は薄桃色の下着に目を奪われてしまう。小さな股布のすぐ奥に女子校生の秘めやかな器官があるのかと思うと、早くも男根が力を帯びてくる。
「女生徒に慣れるためなんですから、もっとしっかりと見てください」
校則よりも丈の短いスカートを両手でまくり上げたまま、飛鳥は股間を前へとせり出させた。女性が立ち姿勢でおしっこをしようとすれば、このような格好になるのだろうか。一枚の下着にしか包まれていない股間を、男性教師の顔面へ突きつける。
「はうっ……」
薫の視線は股布の一点に釘付けとなってしまう。
きわどい股布の逆三角形が尻の方へと収束する部分に、楕円形の盛り上がりが浮き出ているのだ。しかも、その盛り上がった部分には小さな濡れ染みができている。
「薫先生のものをしごいているうちに、あそこが濡れてきちゃったんです」
飛鳥は、左手でスカートをまくり上げておきつつ、右手を下腹部に這わせた。
股布の底部にできた楕円形へ指腹を押しあてがい、見せつけるようにこねまわす。
「んっ、ああぁ、あん……。先生に見られていると……余計に気持ちいいです……」
しどけなくゆるんだ唇からは喘ぎがもれ、細い美脚はひくひくとふるえていた。
指腹が楕円形をこねまわすたび、股布の濡れ染みが広がってゆく。
「や、山城くん……。人前で、そ、そんなこと、はしたないですよ……」
だが薫は目をそらすことができない。
股間の逸物も、飛鳥の自慰姿に興奮したとでもいうように荒々しく脈動していた。
「女の子だってオナニーするんですよ」
猫科美少女は、新任教師の顔面へ股間を突きつけて、股布の上から自らの女唇を慰めている。陰門の合わせ目に指腹を沈み込ませ、溝に沿ってかきこすっていた。