女子校生令嬢たちの淫らな保健実習

まるで、薫の気を惹こうとしているかのようだ。飛鳥のお尻ばかり気にかけていないで、自分の胸も味わって欲しい……とでも言わんばかりである。

「ふ、二人とも……そんなにくっつかれると、教えられないから……」

左腕では桜子のたわわな乳房を味わわされ、股間では飛鳥の引き締まった美尻を味わわされ。女子校生二人がかりで淫らな悪戯をされて、薫の興奮は高まる一方だ。

新任教師らしく真新しいスラックスの中では、極限まで強ばりきった男性器が雄々しく浅ましく脈動している。

「ねえ、桜子。薫先生に質問があるんでしょ」

ふしだらな腰づかいで男性教師の股間をこすりまわしながら、飛鳥は妖しい微笑とともに令嬢を見やった。

「そうでしたわ。私も、薫先生にうかがいたいことがありましたの」

端正な顔立ちをしたお嬢さまは、白磁のような頬をほんのりと赤らめる。

「な、何でしょう? 僕に答えられることなら、何でも答えますよ。できれば、手を放してもらってからの方がいいんですけど……」

最後の一言は聞かなかったことにしたらしく、桜子は薫の左腕をぎゅっと抱き締めた。ためらいがちにうつむいていたが、意を決したのか顔を上げる。

「こ、このようなことをうかがって申し訳ないのですが……」

気品の香る美貌を桜色に染めつつ、決然とした眼差しで薫を見据えた。

「殿方の……その、も、ものは、どのような姿をしているのでしょうか?」

「えっ……?」

一瞬、耳を疑う。

「何て言いました? もう一度お願いします」

桜子は顔をさらに紅潮させ、険しい表情で睨みつける。

「こんな恥ずかしいことを、女の口に二度も言わそうというおつもりですかっ?」

恥ずかしさの反動か、令嬢生徒はきつい口調でまくし立てた。

とはいえ、その両腕は薫の左腕に抱きついたまま。豊饒の乳房をことさらに押しつけた状態で、新任教師を激しくなじる。

(胸を押しつけているのは恥ずかしくないんですか……?)

そんな疑問を抱きつつ、桜子の口から発せられた質問を思い返してみた。

(殿方のもの……って、ま、まさか……)

呆気に取られている薫の膝上から、飛鳥は軽やかに下りた。

新任教師の真正面に立って、その顔を間近から覗き込む。

「つまり、薫先生のを見せて欲しいってお願いしているんですよ」

「え……どうして、そんな……?」

話の展開についてゆけず、薫はおたおたとするばかりだ。

「桜子がお見合いをするっていうの、先生も知っていますよね」

そういえば、始業式直後のホームルームでそんな話題が出た記憶がある。

「桜子は小学校の時からずっと女子校育ちなんで、男のことを全然知らないんですよ。私が言葉で説明するよりも、実物を見せた方がいいと思いまして」

ポニーテールの美少女は、野性味のある顔に妖しい微笑を浮かべていた。

「で、でも、まだお見合いなんだから、そんなことまでしなくても……」

「女子校育ちの桜子には、これくらいしないとだめなんです」

飛鳥が余裕の笑みを浮かべているのとは対照的に、旧家の令嬢は思いつめたような顔つきをしている。

「この私がこれほどまでに恥ずかしい思いをして頼んでいるというのに、薫先生は断るとおっしゃるおつもりですか。私に恥をかかせるおつもりですのねっ」

端正な美貌を紅潮させながら薫へ詰め寄った。

「そんなことを言われましても……」

「言い訳など聞きたくありませんわっ」

桜子は、新任教師の左腕へすがりついて、大きくふくらんだ胸元をこすりつける。上腕部がめり込むほどに押しつけ、乳房の豊かさを誇示するかのようにずり上げた。

「ちょ、ちょっと待ってください……」

豊乳の感触に我を忘れそうになりながらも、薫は教師としての理性を総動員させる。

「そんなことをしたら、僕は即座に首ですよ……」

飛鳥は、妖美な笑みを浮かべたまま、さらに顔を近づけてきた。

「薫先生のものを見せてくれないんだったら、私にも考えがあるんですけど」

困惑しきっている新任教師を、蠱惑的な眼差しで舐めまわす。

「私たちの身体にさわった時、薫先生がどんな反応をしたのか、クラスのみんなに言いふらしちゃいますよ」

「えっ……?」

「特に、股間のものがどういう風になったのか、大きさとか硬さとか脈動ぶりとか、事細かに描写して言いふらしてあげますから」

「で、でもそれは……君たちから身体を……」

薫の弱々しい抗議は、飛鳥の嗜虐心を一層のこと煽ってしまったようだ。

牝猫を思わせる美貌は、獲物をいたぶる喜びにぬめっている。

「勃起したのは事実ですよね」

飛鳥の右手は、男性教諭の腹部をするりと這いおりた。スラックスの股間部分をとらえ、そこに浮き出ている筒状のものを強くつかむ。

「ううっ……」

「ほら。こんなに大きくさせているんですから、どんな言い訳も通用しませんよ」

男性器の勃起具合を調べるかのように、飛鳥はそれをしごき上げた。

「や、山城くん、手を放してください……。でないと、本当に人を呼びますよっ……」

「呼べるんですか? こんなに勃起させて、びくびく脈動までさせているのに」

スラックスに浮き出た筒状のふくらみを、ねっとりとした手つきで撫でまわす。亀頭の付け根あたりをつかんで、小刻みに責めしごいた。

「うっ……くぅぅ……」