女子校生令嬢たちの淫らな保健実習

「わ、わたくしといたしましたことが……何というふしだらなことを……」

奉仕している身でありながら発情していることが、桜子を恥じ入らせていた。

それを償うためにさらなる熱心さで奉仕をすると、なおのこと感じてしまう。

言うなれば官能の螺旋に囚われてしまったのだ。

「お詫びにもっとご奉仕を……んうぅ、ああぁ……あんっ……」

女神のように肉感的な肢体は、男性器に尽くしていてさえ喜びを貪っている。

また、由香里に見られているということも、令嬢の意識を高ぶらせていた。

「桜子くんっ……。そ、そこまでしなくていいから……はぁうっ!」

高貴なお嬢さまから淫らな奉仕をされ、薫は身を引きつらせている。

桜子の女体が高ぶれば高ぶるほど、豊乳での揉みしごきや口唇での吸引が熱を帯びてゆく。そのため、勃起男根が味わわされる快楽は高まる一方だ。強ばりきった肉柱は、乳房をえぐるように跳ね暴れ、亀頭の頂から喜びの涎を垂らしている。

歓喜に呻く新任教師と、尻肉をくねらせながら淫奉仕にふける令嬢と。

国語教官室で繰り広げられる背徳の保健実習を、由香里は熱い眼差しで見つめていた。ほんのりと頬を染め、しどけなく唇をゆるめつつ。

「あの六条さんがあんなことを……。薫先生のあれ、跳ねている……」

眼鏡の奥にある瞳は、豊乳の谷間から顔を出した亀頭へ釘付けとなっていた。

「ほら、見て。薫先生のもの、桜子の奉仕であんなに喜んでいる」

背後からささやきかける飛鳥は、もはや由香里を拘束していない。その必要がないほどに眼鏡美少女は保健実習に魅入られていたからだ。彼女の腰にまわしていた手は腹部を這い上り、ブレザーの胸元にできた小さなふくらみをうかがっていた。

「男って、女にああいうことをされると、相手が誰でも気持ちよくなっちゃうの」

由香里の耳元へ唇を寄せ、生暖かい息吹でくすぐる。

「そ、そんな……」

「桜子の大きな胸であんなことされたら、どんなに真面目な男だってあんな風になっちゃうでしょうね。現に、薫先生だってこんなに……」

ささやきかけながら、眼鏡美少女の胸を手のひらでとらえる。

「ひゃうっ」

小さな悲鳴とともに由香里は身をのけ反らせた。

だが、彼女は飛鳥の手を振り払おうともせず、薫とその象徴に見入っている。

「失望した?」

「それは……その……」

薫に失望したというよりも、薫を喜ばせている桜子を羨んでいるという表情だ。

歓喜に脈動する男性器へ魅入られているとともに、たわわな実りを誇る豊かな乳房を羨望の眼差しで見つめている。

飛鳥は、由香里があらがわないのをよいことに、左手をブレザーの胸元へ這い込ませた。手のひらに収まるふくらみを、ブラウスの上からやさしく揉みまわす。

「ひっ、ああぁ……んっ……。や、やめてください……」

あからさまな悪戯をされて、眼鏡の女生徒は身をよじった。

とはいえ、その唇からもれている声は切なく甘い響きを帯びている。

生まれて初めて男性器の実物を見せつけられ、しかも、気位が高いとばかり思っていた桜子がひざまずいてそれに奉仕しているのだ。フィクションでしか性のことを知らない由香里にとって、それはあまりにも急激な保健体育であった。

顔が火照り、胸の鼓動が速くなる。年頃になった女体は微熱を孕み、乳首と女唇はうずきを訴える。つまり、性的興奮に見舞われてしまったのだ。

はしたなくうずいている乳房を揉みまわされて、快感を味わわされてしまう。

「んっ……んああぁ……はぁぁ……。胸、揉まないでください……」

言葉では拒んでいるものの、あらがう手には力が入らない。

女の性を知り抜いた手つきで乳房を揉みこねられると、力が抜けてしまうのだ。

ふくらみの頂に指腹を押し当てられて、くりくりとこねまわされると、快感のあまりに腰が砕けそうになる。ブラウスやブラジャーに守られてはいても指腹での揉みこねは防ぎきれず、ふくらんで敏感になった乳首は喜びに啼かされていた。

「ねえ、由香里さんも参加してみない? 保健の実習に」

発情のうずきを持て余している由香里は、その提案によろめいてしまう。

「で、でも……そんなこと……」

理性ではいけないとわかっているのだが、肉体はその誘惑に惹かれていた。

桜子のようなことをするのかと考えただけで胸が高鳴り、もやもやとしたものが下腹部の底にわだかまる。小説の艶場面を読んでいた時にも似たような肉体の変化を経験したことはあったが、それよりもずっと激しいうずきが女陰を悩ませている。

知らず知らずのうちに腰をもじもじとさせていた。スカートの中で太腿同士をぎゅっと閉じ、小刻みにこすり合わせている。

「恥ずかしがらなくていいのよ。女の子ならば誰でも経験することなんだから」

飛鳥は、眼鏡美少女の仕草をつぶさに観察し、彼女の発情ぶりをしっかりと見抜いていた。ブレザーの内側で左手を蠢かせながら、右手を由香里の太腿に這わせる。

「由香里さんだって、本当はしたいんじゃないの?」

唇が触れるほどの近さで耳元へささやきかけつつ、由香里の太腿の内側を右手でさすり上げた。そのままスカートの中にまでもぐり込んで、股間の底をとらえる。

「ひいいっ」

内股で閉じ合わされていた両脚が反射的にびくんと引きつった。