女子校生令嬢たちの淫らな保健実習

飛鳥はますます深く腰かけた。

引き締まった小ぶりな尻は、薫の太腿の付け根あたりにまで乗ってくる。

「ううぅ……」

あからさまにふくらんでしまっている股間部分に、女生徒の尻肉が当たった。男としての欲望がみなぎっているところへ、桃のような美尻が乗ってきたのだ。

女生徒の尻肉に触れて、スラックスの中の男性器がびくんと跳ねる。

「薫先生の脚って座りやすいですね。先生の脚に座りながら個人授業してくれれば、もっと勉強が進むと思うんだけど」

スラックスやスカートという布地に隔てられてこそいるが、男の象徴たる肉柱は確かに尻肉へ触れている。そのやわらかさや温もりが伝わってきた。女の子の身体の中でも特に性的な部分を感じ、男性器はますますいきり立ってしまう。

(鎮まってっ。お願いだから小さくなって……)

その願いもむなしく、牡欲の柱はがちがちに硬直していた。

小さくなるどころか、その存在を誇示するかのように脈動している。

「お、大人をからかっていないで、早く下りてくださいっ」

薫は、少し強い口調でたしなめた。

飛鳥の態度に怒ったからというよりも、男性器の勃起を知られたくないからだ。強ばりきった肉柱は、尻肉の割れ目あたりにめり込んでしまっている。

罪悪感を抱きながらの叱責など、運動部の女生徒は歯牙にもかけない。

それどころか、よい悪戯を思いついたとでも言わんばかりに、野性味のある美貌へ妖しい笑みを浮かべる。

「あれぇ? 私のお尻に、何か硬いものが当たっているんですけど」

座り心地を気にしているかのように腰をくねらせ、ほどよく締まった尻肉で新任教師の股間をこすりまわした。

「んぅっ、ん……」

とっさに唇は結んだものの、低い呻きがもれてしまう。

欲望に張りつめている男性器を美尻でこねられ、甘美なものを味わわされた。スラックスの中で肉柱は喜びに悶え、あからさまなまでに脈打っている。

(お尻にこすられて……んっ、んんぅ、んん……)

スラックスにできたふくらみを女生徒のお尻でこすられ、薫は心ならずも心地よさを覚えていた。引き締まった美尻でこねられると、勃起した男根は快楽にわななく。

「何だろう? ごつごつしたものがお尻にぶつかって……んあぁ……」

ポニーテールの美少女は、猫科の獣を思わせる美貌に小悪魔めいた笑みを浮かべていた。もはや古文の教科書など全く見ていない。明らかに作為のある腰づかいで尻肉をうねりまわして、新任教師の股間を刺激している。スラックスを突き上げている肉柱をお尻の割れ目でくわえ込み、小さな円を描くようにしてくねりまわす。あるいは、薫の脚に座ったまま小刻みに腰を前後させて、お尻の谷間で男根をしごき上げる。

その仕草は、座り心地を気にしているといった類のものではなく、男性器の玩弄を意図したものだ。新任教師のものを挑発し、刺激しようとしている。

「あっ、あんっ……。何だか、びくびくって跳ねていますよっ」

意識しての喘ぎを上げながら、飛鳥は尻肉を淫らにくねらせていた。新任教師をからかうのが面白くてたまらないとでも言うように、小ぶりな美尻を躍らせている。

「や、山城くん……。いい加減にしないと、本当に……ううぅ……」

厳しく叱責しようとした薫であったが、思わず歓喜の呻きを発してしまった。

引き締まった美尻でこすりまわされ、勃起男根はスラックスの中で歓喜に跳ね悶えている。どれだけの言葉を尽くして飛鳥を指導したとしても、薫の男性器は彼女の淫らな悪戯によって勃起させられているのだ。教師としての立場から叱責したとしても、生身の肉体は女生徒のお尻の弾力や温もりを喜んでいる。

「薫先生がいけないんですよ。お尻に硬いものがぶつかっているから、教科書に集中できないじゃないですか。あぁ、んっ、ああん……」

演技まじりの啼き声を発しつつ、ポニーテールの美少女は奔放に腰を揺すっていた。

「飛鳥さんっ。いい加減になさいっ」

頼りない新任教師に代わって、桜子が厳しい声を飛ばす。

「殿方の膝に座るなど、淑女のすることではありませんわ」

学級委員らしく、また良家の令嬢らしく、飛鳥の奔放な振る舞いをたしなめた。

(六条くん……)

頼りがいのある学級委員からの援助に、薫は我知らず安堵の溜め息をもらす。

しかし桜子は、単に級友をたしなめただけではない。

薫の左腕へ抱きついたまま、無意識的に上半身を上げ下げしていた。たわわに実った乳房で左腕を挟み込み、幼女が駄々をこねるかのように上体を揺すったのである。

「はうっ……」

左上腕部に、乳房のやわらかさを思い切り味わわされる。ブレザーの厚い布地に覆われていてさえなお、強烈な感覚が押し寄せてきた。

豊饒を象徴しているかのような大きさ。包み込まれるかのようなやわらかさ。

女性にしかない二つの感触が渾然一体となり、薫の左腕から流れ込んでくる。

「六条くん……。ですから、腕に胸が当たって……うぅ……」

「薫先生も薫先生です。教師なのですから、生徒に対してはもっと毅然とした態度を取っていただかないと……」

真面目かつ冷ややかな声音で意見を述べつつも、桜子はことさらに上体を上げ下げしていた。意識してのことではないあろうが、豊かな胸のふくらみで新任教師の左腕を何度もこすり上げている。