女子校生令嬢たちの淫らな保健実習

「桜子に男性の勉強させるために、先生には今日も肉体教材になっていただきます」

ポニーテールの女生徒は、蠱惑的な笑みを浮かべながら薫の股間へと手を這い下ろした。布地が裂けそうなほどに張っている股間部分を、ねっとりと撫でまわす。

「はうぅぅ……。で、でも……今日は仕事があるから……」

勃起男根で奏でられる快楽に、薫は声をふるわせていた。

「保健体育の授業も立派な仕事ですよ。それに、薫先生はいつも通りに机で仕事をしていてください。桜子の指導は私がしますから」

飛鳥は薫の足元にひざまずく。桜子の手を取って同じ姿勢を取らせた。

「こうして膝の間にしゃがんでいれば、薫先生の仕事を邪魔しないで済むでしょ」

小悪魔めいた微笑に唇を歪めつつ、飛鳥は桜子に指導している。

「良家の淑女は、夫が仕事中の時には、こういう風に奉仕するものなの」

「そ、そうですの?」

桜子は真剣そのもの。飛鳥の言うことをすっかり信じ込んでいるようだ。

「あ、あの……桜子くん。実際にはそんなことは……はうっ」

教師としての真っ当な意見を、最後まで言いきることができなかった。

スラックスの上から男性器を鷲づかみにされたからである。

「薫先生は机で仕事をしていてください」

ファスナーを引き下ろされ、がちがちに勃起した男性器を引きずり出された。

ぶるんっ。

飛鳥の声音を聞き、スラックス越しに撫でまわされ、男の象徴はその身を大きくふくらませていた。血管を浮き出させた肉胴は真上を目がけてそそり立ち、ぬっぺりとして笠を広げた亀頭は期待の先汁にぬめっている。

さながら、窮屈な衣服の中から解放されたことを喜んでいるかのようだ。

(ああうっ……。ま、また、教官室で……)

女子校という空間で、あろうことか男性器を剥き出しにしているのだ。

トイレでもなく、男性用更衣室ででもなく、教官室で。

おまけにそれは、牡の欲望を大量に取り込んで恥ずかしげもなく起立している。

(どうしてだろう……。恥ずかしいのに、何だか変な興奮が……)

恥ずかしく、また罪悪感にかれていなければならないはずなにの、それとはまた別の感情が薫の心の奥底で蠢いている。男の象徴を教官室で露出したことがひそかに嬉しいのか、それとも二人の女子校生に見られたことを喜んでいるのか。

いずれにせよ、股間にそびえ立つ男性器は、その存在感を誇示しようとしているかのようにびくんびくんと脈動していた。

(教官室で女生徒に見られているのかと思うと……何だか……)

薫は、椅子に腰かけたまま、スラックスの股間部分から剥き出しの肉柱をそそり立たせている。両手が拘束されているわけでもないので、それをトランクスの中に戻そうと思えば戻せたはずなのだが……そうしようとはしない。

飛鳥と桜子のすぐ目の前で、醜悪なまでにふくらんだ逸物をあらわにしていた。

「色々と真面目なことを言っている割りに、こんなにふくらませているんですね」

欲望丸出しの勃起男根を目の当たりにして、飛鳥はからかいの含み笑いをしている。

「こんなにあれを大きくしていて、まともに仕事なんかできるんですか?」

たくましい肉柱に指を絡め、いたぶるかのような手つきでしごき上げた。

「うくっ、ううっ、んっ……」

薫は、思わず歓喜の呻きをもらしてしまう。

昨日に味わわされた手しごき奉仕の快楽を思い出したのか、ごく軽くこすられただけなのに男根は激しくのたうった。肥大した亀頭は無色透明の粘液をもらしている。

「す、すごいですわ……。こうしてあらためて間近で見ると……お、おぞましさに、身の毛がよだちます。見るのも嫌ですわ……」

旧家の令嬢は、飛鳥と並んでひざまずいたまま男性器に見入っていた。気品の香る美貌を赤らめ、無意識のうちに唇を半開きにしながら、熱い息をもらしている。見るのも嫌という言葉とは裏腹に、その瞳は雄々しく起立した肉柱に囚われていた。

「けがらわしくて……不潔ですわ……」

嫌悪の言葉をつぶやきつつも、うっとりとした顔つきで牡の象徴に見入っている。

ひざまずき、息がかかるほど間近に顔を近づけている様は、男性器というご神体をあがめ敬っているかのようだ。

「昨日の復習よ。私がしたようにしごいてみて」

「え、ええ……。承知いたしましたわ……」

澄ました印象の美貌をわずかに赤らめながら、令嬢生徒はおずおずと両手を差し伸べた。右手の白指を野太い肉柱に絡め、その根本に左手をそっと添える。

「はぁ……」

桜子は小さな喘ぎをもらした。

しなやかで優美な白指が魁偉な男性器に触れた途端、ひざまずいた令嬢の身体はひくひくっと引きつる。男の象徴にみなぎっていた牡欲が、手の皮膚を通して桜子の肉体に流れ込んだのだ。年頃を迎えたばかりの若い女体は、牡の欲望を敏感に感じ取っていた。勃起男根に触れただけなのに身体が火照ってしまう。

「さわっただけで、もう感じちゃったの?」

「か、感じてなどいませんわ。少しばかり身体が熱くなっただけです」

憤慨したような口調で答える令嬢。

飛鳥は、くすくすと忍び笑いをしながら桜子の耳元に唇を寄せ、口づけ寸前の近さでささやきかけた。その息吹で令嬢の耳をくすぐりながら。

「薫先生がお待ちかねよ。今日は桜子がひとりでやってみて」