ふふンッ。
「まぁ、良いか。どうせ、お前は、ボクが学校で使うハメ穴にしかすぎないんだからな」
じゅんじゅむッ、ぢゅこぢゅこッ。ぢゅぶぢゅぬッ、ずぬぬッ。
「アぎッ! ひぐゥ……ッ!」
そして透と真菜美が二人して、ラストスパートをかけようとした刹那だった。
キンコーン、キンコーン。
二時間目の開始を告げる予鈴が鳴った。
ふぅッ。
透は、その音を聞き、「いけない」とつぶやくと、腰を引き、おのが分身を、女教師の肉裂から引きずり出した。
ぢゅるぢゅるぬぷぷぷッ。
女教師と男子生徒の性器の間で、淫らな粘液の橋が架かり、はじけて、消える。
「あああ……ッ、イヤぁぁ~~~ッ! ヤメないでぇぇ~~~ッ! チンポッ! ちんぽ、ちょうだいッ! オマ○コにハメてぇぇ~~~ッ! ま○こしてぇぇぇ~~~ッ!」
夢心地の性行為を突然中断されて、ここがどこで、今がいつで、自分が何者なのかを忘れて、真菜美は泣き叫び、透に追いすがった。
ぴしゃンンッ。
「あぐ……ッ!」
思いっきり頬を張られて真菜美の鼓膜はキーンと鳴る。
透は居ずまいを正しながら、冷たく言い放った。
「次の休み時間に相手をしてやる。それまでガマンしろ。センセーだって、授業があるんだろ?」
SHRの後といい、今回といい、透は真菜美が担当している授業のコマについても完全に把握しているようだった。スカートをまくりあげ、ブラウスの胸元をはだけて、服装を乱したままでいる女教師に透が忠告をする。
「キチンとした格好で授業にいくんだぞ。もし、オマエが、この学校を辞めちゃったら、オマエの存在価値はなくなるんだからな」
透は鼻先でせせら嗤う。
──!──
重く冷たい衝撃が真菜美の胃の腑に落ちた。
真奈美は、この間名瀬透という少年にとって、加納真菜美という女教師がどんな価値を持っているのか、いや、どんな価値しかないのか、あらためて思い知らされた。
アナ──。
少年の抑えきれない性衝動を処理する=精液を捨てるための、学校にあるアナにすぎないのだ──。そしてさらに恐ろしいコトは、その事実を真菜美が受け入れ、しかもそのコトに、精液を流し込まれるだけのアナとして使われる悦びを感じているという事実だった。
わなわなッ、わなわなッ。
真菜美の肩がフルえた。それは屈辱のためというよりも、アナとして使ってもらえない悔しさの方が大きかったのかもしれない。
『昨日の今日だというのに信じられない』
急激にすぎる事態の展開に、真菜美の頭も態度も対応できないでいるのが現状だったが、それよりも、先走った肉体の疼きの方が問題だった。
「じゃあな、センセイ」
からから、ぴしゃんッ。
透は部屋を出ていき、真菜美は一人、部屋に残された。
真菜美はのろのろと身を起こした。教師として課せられた務めを果たしにいくのではなく、教え子から言われた命令を実行しに、授業しに行くためだった。
真菜美の瞳には世界中にピンクと黄色い靄がかかっていた。
当然、真菜美が行なった、次の授業は散々だった。言い間違い、書き間違い、勘違いに、意味の取り違え。生徒の声も聞き流し、真菜美の体調を心配した質問にも満足に答えられない有様だった。教師資格を取り消されても仕方がないほどの、ヒドい状態だった。真菜美は「体調不良」を理由に、授業を20分も早く切り上げなければならなかった。
そして、真菜美は教務室に戻り、狂ったように自慰行為に耽った。
疼きと昂奮にぶるぶるフルえる指で、ブラウスのボタンを外し、ブラジャーを脱いだ。真菜美の乳首は真菜美自身びっくりするくらい、勃起していた。かって経験したコトがないまでに、乳暈も充血しまくって隆起し、乳房全体が火照り、ただでさえ巨きな偉容がさらに大きく膨らんでいた。
「あああ……ッ、あああ……ッ」
何故だかわからない理由で泣きながら、真菜美はぶるぶる、がたがた震える指でみずからの乳房を揉んだ。
やわッ。
つぅ──ンッ!!
「くヒぃッ!」
大きな悲鳴がこぼれそうになるのを真菜美はすんでのところでこらえた。代わりに、鼻水が垂れた。まるで、昨日の電撃棒のような衝撃が真菜美を見舞った。しかも、それは甘酸っぱく、やるせない痺れ、快感を伴っていた。
「あああ……ッ、あああ……ッ」
真菜美は泣きながら、自分の指先に力を込めて、乳房を揉みしだいた。
やわッ。やわやわッ。
つぅ──ンッ!! ツ──ンッ!! ツ──ンッ!! ツ──ンッ!!
「ヒッ! くひぃぃぃッ!」
つむじまで貫き通す快感に、真菜美は涙をこぼしながら、自らの乳房を揉みしだく行為がやめられなくなっていた。いつの間にか、真菜美は自分の両方の乳房を自分の両方の手のひらいっぱいに包みこみ、力一杯揉みしだいていた。
やわやわッ。ぐにぐにッ。やわッやわッ。ぐにぐにッ。やわやわッ。ぐにゅぐにゅッ、ぐぬぬぬッ。
ツ──ンッ!! ツ──ンッ!! ツ──ンッ!!
「あああ……ッ! あひあひアひぃぃぃッ!」
快感が鼠蹊部から脳天まで駆け抜けていく──。指と指の間から、白い乳肉がはみ出してくるまで真菜美は、手に力を入れて、自らの乳房を揉みしだいた。涙とよだれが、胸肌と手に落ちようが、女教師の行為は止まらない。止まるはずがなかった。