一人の男性に何もかも捧げ、預ける女性としての至福にくるみは酔い痴れ、昇りつめそうになっていた。
「…………」
自分の教え子の簡単な愛撫と接吻に完全に酩酊状態になった、年下の美少女メイドの姿を見せつけられ、真菜美は自分の心底が教え子に完全に見透かされたような気持ちになり、完全に打ちのめされていた。
『こんなコトを言えば、将来どんな要求をされるのか、わかったものではない』
ドレイが、アナが、そんなコトを考える行為自体が、とんでもない増上慢、思い上がりであり、不敬であると、真菜美の教え子は、教師である真菜美に言葉によらず、語っているのだ。真菜美の教え子は、真菜美を無視して、可憐な美少女メイドを落としにかかる。
真菜美の半分もない、未熟な乳房を優しく、力強く揉みしだき、
やわやわッ、やわやわッ。
「ああウ……ッ! ああンン……ッ♡ ああンンむ……ッ♡♡」
頰から首筋に唇を這わせながら、口づけする。
ちゅちゅちゅッ、ちゅっぱちゅっぱッ、ちゅむちゅむむッ。
「ああンン……ッ! ああむ……ッ♡ ああアンン……ッ♡♡」
さらに、股座に手を入れ、秘所を丹念にイヂ繰り回す。
ぐっづッ、ぐっぢょぐぢょッ。
「ああン……ッ! アヒ……ッ! あひあひッ、ああアンン……ッ♡」
(好き……ッ! 好き、好きッ、好きぃヒ……ッ! 御主人様、大好き……ッ!)
(くるみ、アナタの為なら、どんな行為でもします……ッ♡)
(何にでも……、牝犬にでも……ッ、牝豚にでも……ッ、ドレイでも……ッ、アナでも……ッ、便器にでも、何にでも、なります……! ならせてください……ッ♡)
(だから、お願い……ッ! 側に置いて……ッ! お側にいさせてください……ッ!)
(好き……ッ! 好きなの……ッ! 貴男を……ッ! 貴方だけを……ッ! 御主人様だけを愛しているの……ッ!)
ぶるぶるッ。わなわなッ。
絶頂の波動だけでなく、恋情、その幸福感と、不安に身を震わせる美少女メイドの姿に真菜美は声もなく、圧倒された。よく『恋のかけひき』などという言葉が使われるが、それは本当の恋、身も心も焼き尽くすような、みずからのすべてを捧げ尽くしても構わない、いや、それでも足りず、周囲の迷惑も一切顧みない、一途な、激しい恋をした経験のない、哀れな人間の言葉に過ぎないコトを、真菜美は思い知らされていた。
白と黒のゴスロリ調のメイド服を纏った美少女高校生の姿は、ただ『恋する乙女』と形容するのでは到底足りない、『生涯ただ一度の、いや何度生まれ変わっても巡り合えるかどうかわからない、たったひとつの恋にひたぶるに懸ける』、『生きている、そのコトこそがたまらないような』、ひたむきな魂そのものの姿を映しているように真菜美には感じられた。
ぷぅんッ。
(あく……ッ!)
真菜美自身が作った小便溜まりから発せられるアンモニア臭が真菜美に「貴女は、どうするの?」「どうするつもり?」「『かなわない』と白旗を掲げて逃げる?」「それとも?」と尋ねていた。
こくんッ。
真菜美は一つうなずいて、立ちあがった。そうして、先ほど同様その場で身体を半回転させ、両脚を自分の肩幅より大きく広げて、上体を前に倒し、スカートをからげ、裸のお尻をさらし、さらに自分の手で、尻たぶだけでなく、自分の排泄器官を大きく広げながら、大声で叫んでいた。
「お……ッ、お……ッ、お願いです……ッ! お願いですから……ッ、私を……ッ、私、加納真菜美を……ッ、くるみ『お姉サマ』に次ぐ……ッ、に……ッ、に……ッ、二番目のアナにしてやってくださヒ……ッ! そのために……ッ、そのために……ッ」
伊達メガネをかけ、小さめのメイドの衣装を着た、巨乳・美貌の女教師は、先ほどと同じ『大開き股覗き』、+『ケツ穴ひろげ』しながら、ココが、玄関入ってすぐの場所で、扉の外に誰が通っているのか、ひょっとしたら、教え子の肉親がやってくるかも知れないと自覚しつつ、泣き叫んだ。
「わ……ッ、わたし……ッ、わたヒの……ッ、お尻のアナ、ケツ穴をお使いになり……ッ、クソ穴処女……ッ、アナルバージンを奪って……ッ、くださるよう……ッ、心から……ッ、心からお願いします……ッ!」
くなくなッ。くなくなッ。
鮮やかなピンク色をした腸奥、その粘膜までさらしてする、涙を交えた嘆願に先ほどまでの脅えはなかった。あるとすれば、先ほどとは逆方向の、『こんな行為までしてした哀願を、すげなく断られてしまったら』という恐怖だった。
ひくひくッ。ひくひくッ。
自分の担当女性教諭が、腸粘膜をあえがせ、のたうたせながらする、尻振りダンスに、透は「まッ、いいか」と短くつぶやき、自分の腕の中で、あえぎ、悶えている美少女メイドに尋ねる。
「くるみの後輩、いいや、妹があんなコト、言っているぞ」
(かなえてやるかい?)
「は……ッ、は……ッ、はヒ……ッ」
中学生に弄ばれ、嬉し涙に濡れ、悶え泣きしながら、真菜美を見た、くるみの瞳が青く燃えていた。