ぴちゃくちゃッ、ずずずッ。ぶにゅむにゅッ。
ぷぅんッ。
(あぐぅ……ッ!)
自分でも知らないうちに、くるみの眉宇はすぼまっていた。
えげつない、エグイまでの匂いと味にくるみはようやく、意識を回復させた。
つぅぅぅンンッ。
自分が舌を使っているモノの味と匂いが舌の味蕾や、鼻奥の粘膜だけでなく、目頭まで突き刺さってクル──。
(み……ッ、み……ッ、みじめ……ッ!)
涙が溢れた。
自分の花蜜だけでなく、腸液、鼻汁、鼻クソまでついた、中学生の手指を舐めしゃぶり、涙を流しながら、くるみは胸の奥でひとりごちる。
しかし、その惨めさが、何故だか心地よい♡ まるで雲に乗っているみたいな浮遊感さえ覚える。
(こ……ッ、これが、私……ッ! 本当の、ホンモノの、私……、なんだわ……ッ!)
(高校で人気者として、もてはやされ……、繁華街では必ずと言っていいほど『モデルになりませんか?』と誘いを受ける……、そんな可愛いらしい……、キレイな、女の子なんかじゃなくって……、年下の少年に、いいように弄ばれる玩具……ッ、彼のどんな命令にでも従う奴隷……ッ、彼の性欲を処理する為の、生きたオナホール……、彼の精液を流し込まれる……、排出される穴……、アナにしかすぎないんだわ……ッ♡♡♡)
(しかもそのことにヨロコビを感じている……、幸福だと思い、生き甲斐まで感じちゃっている……ッ♡)
(どうしようもない……ッ、救いようのない……、マゾヒスト……ッ。クサレマ○コなんだわ……ッ)
ぞわぞわッ。ぞくぞくッ。
奈落の底めがけて墜ちていくような失落感が、くるみの背筋を震わせる。
(も……ッ、もう……ッ、戻れない……ッ)
(も……ッ、もう……ッ、帰れない……ッ)
(も……ッ、もう……ッ、もう……ッ、もぉう……ッ、この少年以外の男性じゃ、満足できないし、この少年なしじゃあ、生きていけなヒ……ッ!)
(完全にこの少年の虜……、奴隷……ッ、穴……、なんだわ……ッ♡)
くるみの視線が虚空をさ迷う。
年下の少年に排泄器官を犯される美少女メイドは何も、現世にある何も見ていないかのようだった。彼岸の彼方にある世界を見つめているかのようだった。そんな彼女を、現実世界に引きずり戻そうとするかのように、あるいは彼岸へと追放するかの如く、透が腰を使い始める。
ずんずんッ! ずこずこッ! ずんずんッ! ぢゅこぢゅんぢゅんぢゅんッ!
「あうぅぅッ!」
ちゅぱちゅぱッ。
もうとっくに、くるみ自身の汚れを舐め取ってしまっていたくるみはさらに、透の指、その間、手のひらに舌を這わせ、唇をすべらせて、少年の手指を味わっていた。
そしてそれこそがくるみが求める味わいであり、匂いだった。
ぴちゃくちゃッ、ぺちゅちゅッ。
くるみは愛おしげに愛おしげに、透の手指を舐めくりまわす。接吻し、唇の間に挟み、しゃぶっては吸い、舌を絡め、舌先で転がして、味わいまくる。
「……ったく、くるみは本当に可愛いなあ」
『そんなふうに(一心不乱に盲従、隷属)されたら、(他の女の子は全部ダメで)くるみしか愛せなくなっちゃうじゃないか』
目の前で抱いている年上の少女に聞こえないように、透は喉の奥でつぶやき、ビデオカメラを操っている、美貌巨乳の女教師を一瞥した。真菜美自身、まったく気づいていないのだろうが、ビデオカメラの操作に没頭するあまり、片方の膝を立てたためにスカートの奥、白い下着が丸見えになっている。
美しい女教師の生下着など、普通の男子中学生にとっては滅多に拝むことのない、たまらない光景に違いないが、しかし、今の透にとっては何の感興も湧かない、萎びた風景の一部に過ぎない。
透はくるみの耳元に唇を寄せた。
「……やっぱり、くるみは最高だ。なんのかんの言っても、やっぱり、くるみが一番目のアナだよ」
──!!!!──
透にすれば、本心を隠した、かなり抑えめ、控えめな表現だったが、くるみの反応は激越だった。
ぽろぽろと、ぽろぽろと、大粒の涙を吹きこぼす。
(もッ、もう……ッ、もう、本当にどうなってもかまわない……ッ♡)
(死んじゃってもイイ……ッ!)
(だって……ッ、だって、一番目のアナだって、認めてもらえたんだもの……ッ)
(そう……ッ、私は……ッ、この少年の、奴隷……ッ、穴……ッ♡ 〝一番目の〟アナなのよ……ッ♡)
先ほどの絶望的な被虐の感慨が積極的な意志へと変換され、その感激にくるみは肢体をくねらせ、腰をひねり、排泄器官で、いいや全身で少年に肉体奉仕をし始める。
「あああ……ッ、御主人様ぁぁ……ッ」
くるみは感涙に噎び泣きし、腰をうねらせ、透を締めつける。
きゅっぽきゅぷッ、きゅっぷなっぷッ。
そして歌うように、囁く。
「どうか、くるみのお尻の穴でキモチよくなって……、オケツに……ッ、くるみのケツのアナに……ッ、たっぷりと……ッ、思う存分、排出なさってください……ッ。くるみはアナ……ッ♡ 御主人様のアナ……ッ。ハメてもらい、排出されるためだけに存在する……ッ、アナ……ッ、なんですぅ……ッ♡」