ぐぱぁッ。
「がはああ……ッ!!!」
ひくひくッ、ひくくくくッ!
どぷどぷどぷぷぷッッ。
くるみは夥しい、失禁したのかと見間違えそうになるほどの大量の花蜜を垂れコボしに流す。
(あああ……ッ、見られている……ッ♡ 見られちゃっている……ッ♡ くるみのオマ○コ…ッ! 見てイタダいている……ッ♡)
少年の視線に、くるみは全身が燃え上がり、ヒリつくような思いだった。
そして、一秒、二秒、少年の声がくるみをつんざいた。
「ホントウにオマエはイヤらしい奴だ」
──!!!!──
怒りを含んだ少年の軽侮の声をくるみは膣腔で聞いた。
ごぽりッ、ごぽごぽッ。ごぽりッ。
(あは……ッ、あはあは……ッ♡)
くるみは総身をがくがく震わせながら自分が、自分の性器が先ほどよりも多い、信じられない量の花蜜を垂れこぼしたのを感じた。黒い長靴下はぐづつくに濡れちょびれていた。
自分が指を使い続け、オッぴろげるだけオッぴろげまくっている満腔に響く、愛する少年主人の声がさらなる痺悦を呼んだ──。
ぶるぶるぶるるるッッ。わなッ、わなわなわななッ!
全身が細胞レベルでフルエていた。
「かは……ッ、かはは……ッ!」
喉が乾キ、カスれていた。
しかし、水分よりももっと欲しいモノ、渇き、飢えているモノがあった。
それは──。
快楽。
快感。
侮蔑の言葉。蔑みの視線。さらに過酷な要求と、破廉恥極まりない服従。痺れるような羞恥と、生命の危機に瀕するような苦痛。それらが、喉から手が出るほど、死んでも構わないから欲しかった。
ガタッ。
無限(夢幻)とも思えるほどの数秒が流れた後、物音がした。意識を現実に戻すと、くるみの目の前に透の顔があった。どうやら、くるみは目を開けてはいたものの、視覚機能が働いていないか、その神経繊維の連絡がうまくいっていなかったみたいだった。
「くるみ」
年下の少年が顔を近づけてきた。
「はひ……ッ」
透の意図を察してくるみは、長い睫毛をしばたたかせながら、薄く唇を開いた。
ぶちゅッ。
「……ぅぅンン……ッ!」
愛する御主人様との口づけにくるみは酔い、流し込まれてくる唾液を喉を鳴らして、飲み干していった。
しかし、その少年少女の接吻を見ている、見つめている、撮影している、記録している真菜美は不吉な思いに囚われていた。一途にお互いの快楽をむさぼる二人の姿に、危うさを感じずにはおれなかった。少年からの口づけも、昔観た、マフィアの映画に登場した『死の接吻』──掟を背いた者を処刑するために行なう、〝死〟の宣告を告げる接吻──を連想させた。
がしゃんッ。
真菜美の不吉な思いを断ち切るかのように、物音がする。いつの間にか、透が、美少女メイドのほっそりとした首に、真っ赤な革帯を巻きつけ、施錠し、そこから伸びる鎖を天井のフックにかけて、止めたのだった。
うふふふッ。
透は笑い、くるみの下腹を押した。
ぎゅッ、ごろごろごろろろォォッ!!!
「あぐぅ……ッ!」
くるみの腸が、不気味な轟きを放つ。凄まじい羞恥と、それによってもたらされる狂おしい快感に今の今まで、完全に忘れていたが、便意がなくなった訳ではなかった。その凶暴獰猛な便意が猛り狂ヒ、くるみの内臓を噛み砕き、怒濤となって暴れまわっていた。
ぐぎゅるごろろッ。
「をほぉ……ッッ!」
ごぽりッ、とくるみは新たなアワをその小さな口を大きく開けて、吹きこぼした。
先ほどまでの快感によるものとは全然違う、便意が逆流したことによってもたらされた、不快極まりないアワだった。自分自身の胃液の酸味に可憐な美少女メイドはその整ったおもざしを歪め、可憐な美少女メイドの胃液の酸っぱい匂いに、透は酷薄な笑みを閃かせた。
「……もう、ガマンできないようだね」
「は……ッ、は……ッ、はい……ッ。もう……、もう……、ガマンできません」
くるみは涙とともにうなずく。
そして「ウ○コさせてください、御主人様」と耳たぶまで赤く染めながら、小さく小さく囁く。
透は破顔した。あんなにも凄まじい露出絶頂の後でも、羞恥心を失わない美少女メイドに透は深い満足を覚えていた。
(あんなコトを言ったが、絶対にオマエを手放したりはしないぞ。イヤ、できないだろうな)
(たとえ、女教師が、どんな素質を持っていようともだ)
視界の隅、意識の片隅に、自分の中学校の担当教師である真菜美を置きながら、獰猛な便意に苦しむ美少女メイドから離れた。
「よし、それじゃあ、するがいい。栓のはずし方はわかるよね?」
ぎゅるぐるむッ!
「あごぉぉ……ッ!」
激峻な便意に身をよじり、脂汗をしたたらせながら、くるみは涙ながらにうなずく。身も心も限界が近かった。美少女メイドの窮状を知りながら、透はにこやかに笑いかける。
「チチを揉め」
「は……ッ、はい……ッ!」
失神しかけながら、くるみはうなずき、真っ赤な首輪に喉が締めつけられるのにも構わず、うべなう。
「おっぱいを揉ませていただきます……ッ」
そう言うと、くるみはエプロンを挟み込んだまま、その手で自らの乳房を揉みしだいた。
やわやわッ、やわやわッ。