透は大袈裟に顔を顰めてみせた。
鼻をつまむ少年に、その股座に可憐なおもざしをうずめていた美少女メイドが詫びを入れる。
「……申し訳ございません、御主人様。でも、この匂いばかりは……」
後輩メイドの粗相を詫びながら、くるみは笑っていた。くるみは透が、この匂いを好きではないにせよ、けっして嫌いではないコトを知っていた。以前、くるみは気をつかって工夫をし、ほとんど匂いのしない排便をした過去があったが、透は驚いたものの、喜んではくれず、くるみの心づかいを知り、感謝してはくれたが、ひどく興覚めした様子だった。
『……あまりに不自然で、作為が過ぎるとなあ』
その時、肩を落としながら透はそう言ったのだった。それ以降、くるみは、化粧や衣服、立ち振る舞いに『できるだけ自然に』『不自然にならないように』と注意を払うようになっていた。
いまや、真菜美の肛門は逆向きに開き、まるで海べりにあるフジツボのようになっていた。
「あぐ……ッ、あぐあぐ……ッ!」
真菜美は腹腔に力を入れた。
にゅぐッ。
「うぐッ」
真菜美の肛門を割って、中からピンク色したモノが顔をのぞかせる。
「ううっぐッ」
真菜美は満面を紅潮させ、さらに下腹に力を込める。
にゅるるるるッ、むにゅうっぐッ。
ソレはさらに大きく女教師の腸腔から姿を現した。
「ほほう?」
透は眼を開き、前のめりになって、自分の女性担当教諭が、大股開き&股覗きしながら、顔を真っ赤にして、排出しようとしているモノを見つめる。
それはピンクに色づいた半透明なソーセージ状をしたゼリーのようなモノだった。太さは3センチくらいだろうか? 全長はまだわからない。伊達メガネをかけ、白と黒のメイド服を着た年嵩の美人教師が、放り出した巨乳をぷるんぷるん弾ませながら、うんうんと気張って排出しようとしているのだが、もう片方の端が見えないのだ。ソレはもうすでに、20センチ以上、30センチ近く、巨きな臀球の間から排出されていて、垂れ下がり、ヘビみたいに、うねうねと、のたうっているのだが、末端が見えなかった。
「ふぅむ」
透は、ソファの背凭れに深く身を沈め、興味深そうに見つめながら、自分の顎を撫で、ついでくるみの頭を撫でた。
「……面白いな。面白いよ」
ぴちゃぺちゃッ。
「お気に召していただけましたか?」
透の股間に、可憐なおもざしを沈め、舌を使いながら、くるみが誇らしげに微笑む。
「うん。うん」
と透はうなずきながら、『二人を並べて、同じ芸をやらせてみたら、さぞかし、傑作だろうな』『その場合は、ハンデをつけて、くるみにはもう一回り太くて長いのを仕込ませ』『褒美に、早く排出できた(=勝った)方だけ抱いてやり、遅かった方はオアズケをくらわせたら、さぞかし面白い勝負になるだろうな』と夢想していた。
透のくるみに対する思い、あるいはくるみの透への想い、そして二人の関係はどうであれ、透自身の嗜虐愛好家としての興味や情熱は尽きずにいた。そのためならば、一番身近な女性、最も親しい異性、最も使い勝手の良いアナのココロを弄ぶような行為をしてもかまわないと、透は考えていた。いや、むしろ、そうすべきだと考えていた。そして、それこそが、可憐で愛らしい女子高生メイドの献身と忠誠に応える途だと、透は信じて、疑わなかった。そしてその透の真情を、くるみならば、理解してくれると、透は考えていた。
「うッ、うぅぅ~~~ンンむむむむッ!」
冴えた美貌だけでなく、首筋から胸肌まで真っ赤にしてキバるが、真菜美の腸奥にうずめられたモノはまだ、その全容を現そうとはしていない。それは、真菜美に、真菜美の肛門に過大な負担を強いていた。何しろ、肛門が開きっぱなしで閉じるコトもできないまま、普段の排泄物ではないモノに内側からコスられているのだ。
「くぅぅぅぅッッ!」
『股覗きしている間、眼をつぶっちゃあダメよ』『御主人様の方を、ずっと見ているの』
『いつ、いかなる時にでも、御主人様のご意向、お気持ちに沿うように行動する。それがメイドの務めなんだから』
何度も何度もそう諭されたのに、思わず、真菜美は片目だけだが、つぶってしまう。
事実、くるみに教えこまれ、披露している、この芸は真菜美には非常に厳しく、ツライものだった。普通ならば、排泄しようとするモノを括約筋で切断でき、括約筋ばかりではなく、排便器官・内臓を一時にせよ休ませるコトができるのだが、くるみに押し込まれた長大なソーセージ状の物質は柔らかく、弾力があり、容易に切断することができない。思いっきり力を込めれば切断できなくはないだろうが、それはそれで真菜美の肛門により大きな負荷を強いるに違いなかった。それに何より、年下の先輩メイド〝お姉サマ〟から、排出途中の切断など『芸の披露の障り』だと、禁じられていた。勢い、真菜美の肛門は開キっぱなしになってしまい、その上、長大なソーセージ状の物質に引きずられ、内臓の粘膜が裏返ってしまいそうになる。