『ごめんごめん』
目尻を下げて、視線で詫びを入れる御主人様に、くるみは唇を尖らせた。
『知らない』
『どうせ、私なんて……ッ』
くすくすッ。
透は笑いながら、謝りの視線を送る。
『ごめんごめん』
『そんなコトはないよ。くるみは充分、魅力的だよ。可愛いよ』
しかし、くるみは視線をそらし、御主人様の詫びを受け入れようとしない。可憐な美少女メイドのそっぽを向いた横顔、その整ったおもざしを見つめ、女教師がこちらを見ていないのを視界の隅で確認しながら、透は声には出さずに、口を動かした。
──愛しているよ、くるみ──
そうして胸の奥でひとりごちる。
『誰よりも、何よりも、愛しているよ』
『殺してやりたいほど好きで、殺されても構わないほど、いや、より積極的に殺してほしいほど、好きだよ』
しかし、最愛の女子高生メイドはそっぽを向いたまま、許してくれない。気づいてもくれない。
くすッ。
透にとっては、年上の美少女の怒りようさえ、可愛く、愛おしい。しかし、いつまで待ってもしかたないので、透は、革張りの椅子の膝掛けの頭を平手で叩いた。
ぱしぱしッ。
それを自分への催促だと受け取った、女教師は、自分の尻肉を掴んでいた指をさらに伸ばし、その先端に自らの排泄器官を引っかけて割り広げる。
ぽかりッ、と真菜美の肛門が口を広げる。
かぁぁぁぁッッ。
自分が、どんな恥ずかしい、浅ましい、変態的な、異常な格好をしているのかを、燃えるような耳たぶの熱さに感じながら、真菜美は泣き叫んだ。
「あああ……ッ、あああアアあ……ッ! 御主人様ッ! どうか、わ……ッ、わたくし……ッ、わたくチの……ッ、お尻のアナ……ッ、ケツ穴にチンポをハメていただき……ッ、クソ穴処女……ッ、アナルバージンを奪って……ッ、くださヒ……ッ! お願いします……ッ! お願いしますぅぅ……ッ!!」
くなくなッ、くなくなッ。
ぷぅすぅぅ~~ッ。
「よしよし」
自分自身の手でケツ穴ひろげし、ガスを漏らしながらする、女教師の涙の嘆願に、透は気軽に返事する。
「それじゃあ、そのまま、その格好で、こっちにおいで」
「は……ッ、は……ッ、はひぃ……ッ」
御主人様の許しに、真菜美は裸のお尻を突き出し、さらに内臓までさらけ出した無様な姿で、よちよちと後後さる。
「…………」
そんな姿を、くるみが恨めしそうな瞳で見つめていた。もちろん、透は美少女メイドの気持ちなど手に取るようにわかっていたが、あえて無視した。
『いくら相思相愛の仲でも、主人とメイドの立場は明確にするべきだろう』
そんな気持ちばかりではないが、透がそう考えたのは事実だった。
伊達メガネと、小さめのメイドの衣装を着せられ、そこから放り出した巨きな乳房をぷるんぷるん揺らしながら、美しい女教師は、肛門を広げたまま、突き出した裸のお尻から教え子にゆっくりとしたスピードで近づいていった。
「ふむ」
透は自分の担当教師が眼の前まで来たところで、自分の手を、自らの臀房だけでなく排泄器官まで割り広げている、自分の担当教師の手に重ねた。
『やっぱり、巨きなお尻だなあ』
授業中に背筋を伸ばし、タイトスカートに包まれている時には、想像もできない豊麗さに感心しながら、透は真菜美の中指に重ねた自分の親指の先に力を込める。
ぐいッ。
「あひ……ッ!」
破廉恥なメイド姿をした女教師の小さな悲鳴に構わず、透は、女教師の内臓を直接に覗き込んだ。
「あく……ッ!」
教え子の視線を感じて、全身の筋肉を収縮させる真菜美を教え子が怒鳴りつける。
「力を入れるんじゃない。抜くんだッ」
「は……ッ、は……ッ、はひぃ……ッ」
真菜美は言われるままに、従い、括約筋だけでなく、全身の筋肉をゆるめる。
「ふむ」
あらためて透は真菜美の肛門の中、直腸をのぞき込んだ。
伊達メガネをかけさせられ、メイド服を着せられた女教師の、腸粘膜は鮮やかなピンク色をしていて、いかにも健康そうで、ぴくぴくッ、ひくひくッ、と蠢いていた。ソレはまた、体液にぬらつき、ぬめり、ひくひく、ぴくぴくと喘ぎ、物欲しげでもあった。
『キレイなもんだ』
排泄器官とはいえ、女教師の処女を奪う悦びに透は興奮しながら、命令する。
「もっと脚を広げろ」
「は……ッ、は……ッ、はひぃ……ッ」
真菜美は教え子に肛門を広げられたまま、言われるまま、両腿の間を開く。
「それじゃあ、ゆっくりと、ゆっくりと、腰を降ろしてこい。ゆっくりとだぞ」
それから、思い出したかのように最愛のメイドにわざとらしく声をかける。
「くるみ、撮影を頼む」
「はい……ッ、わかりました……」
最愛の御主人様の素っ気ない声にくるみは、冷たく固い言葉で応じた。くるみは自分が泣き出しそうになっているのを感じていた。軽くだが、唇を噛み締め、涙をこらえて、くるみは女教師の真っ正面にビデオカメラを設置する。そのセットが終わらぬうちに、透は女教師に命令する。
「真菜美の初体験を撮ってやるから、スカートをまくりあげろ」
「は……ッ、ハイ……ッ」